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卓越した技能が「和舟」を浮かべる 活かす「大工」の経験
■武田信治さん「和舟を製作」話を聞く■ 2010/12/16

 かつて横浜職業訓練校の校長を務めた武田信治さん(18分会分会長)は、今回、二作目となる和舟を製作し、鶴見川に浮かべました。大工としての卓越した技能が、ここでも見事に活かされ、後継者対策が叫ばれるなか、私たちに希望の光を見せてくれました。 

 「今回で二作目となる和舟の製作には、永年培ってきた大工としての経験がとても役に立ちました」と武田さんは静かに語りました。

 舟は大人が五人が乗れる大きさで、長さ4・6メートル、幅1・4メートル。初作より大きくなりました。

 かつて、鶴見川には物資を積んだ舟が上流から下流へ、また、下流から上流へと行き交っていました。
 役所も参加する「鶴見川舟運復活プロジェクト」は、それを復活させようという取り組みで、武田さんも自ら参加し尽力しています。

 図面はあるが詳細なものではなく、製作には、通しで2ヵ月半ぐらいかかる工程です。
 まずは、基本となる舟台づくり。側面に板を張り、底板を張り、ヒノキの化粧板を張り、塗装し、そして、完成。 話は、あっと言う間の工程ですが、いざやってみると大変。
 各工程にはポイントがあります。 四角い物ではなく曲線を作り、側面を舟台にあわせて取り付け、また、戻らないように工夫したり、底板も丸くしたりと各所に気をつけました。それには材料による癖なども考慮しました。

 一番苦労した点は、4本の骨組み材が縦横に曲がっており、それを図面どおりに曲げるのが難しかったことです。完成し進水式を迎える頃には、既に自分の手を離れました。

 永年の経験から、「無事に浮くのか」という心配は全くなく、自ら五色の幟(のぼり)を作り、櫓(ろ)とオールも作成しました。
 この和舟の名は、公募により「たちばな」と名づけられました。
                                              (金澤 拓也)




「運動強化をする」 全建総連アスベスト対策本部を設置
■県連「労働安全衛生大会」■ 2010/12/12

 県連主催の労働安全衛生大会が12月12日、建設プラザで開かれ、約120人の仲間が集まりました。

 全建総連の宮本労働対策部長は、『厚生労働省・建設労働専門委員会への「一人親方」をめぐる全建総連報告を中心に』のテーマで一時間ほど講演。そのなかで、「首都圏建設アスベスト訴訟は来年秋には結審が予想され、これからが重要な段階です。そうした情勢と到達を踏まえ、全建総連本部内に全建総連アスベスト対策本部を設置し、さらなる運動の強化を図る」と強調しました。

 加藤労対部長は、県連労働対策の取り組みを講演。
 内藤担当書記は、胸部レントゲン再読影「胸膜肥厚斑」所見者の健康管理の促進の報告をしました。

 泉南アスベスト国賠訴訟弁護団の伊藤明子弁護士は、「泉南アスベスト国賠訴訟の現状と展望」を、映像で示しながらわかりやすい話で講演。「わが国のアスベスト被害の原点。命あるうちの早期全面解決を求めて闘い抜く」と決意が表明されました。
 
 地区協・単組の取り組み報告では、市連の金澤主任書記より神奈川支部組合員の「肺がん」労災認定の経過が報告され、川連、神奈川土建からも労災認定の取り組みについて報告がありました。

 国保組合は死亡統計等の報告。疾病死亡者数1位はがんで52.3パーセント。その内部位別では肺がんが1位で20.4パーセント。2009年度胸部レントゲンフィルム再読影結果は、建設横浜神奈川支部では読影枚数456枚、有所見者85人、受診指示者3人でした。今年は猛暑の影響から、熱中症が去年の34倍の344件も!

 最後のまとめで、神建連の氏家書記次長は、「肺がんの90パーセント強がアスベストだと認識し、さらに運動の強化を図ろう」と訴えました。又、「労働局の統計に出ない”一人親方”事業主の労働災害が労働者の1.3倍から1.7倍もあり、この分野での対策が急務である」と締めくくりました。
                                              (中村 雅夫)




国や企業の主張を「完全に退けた」 大きな一歩
■首都圏建設アスベスト訴訟横浜地裁第16回口頭弁論■ 2010/12/10

 首都圏建設アスベスト訴訟横浜地裁第16回口頭弁論が12月10日、横浜地裁で開かれ、前々回の原告側の車谷証人に対して被告の反対尋問が行われました。
 支援集会には、首都圏の仲間も応援に駆けつけました。

 裁判を傍聴した白田首都圏建設アスベスト統一本部副本部長は報告集会で、「車谷先生が『訳の分からない質問をしないでください』というほど反論になっていない質問ばかり。失笑が起きていました」と話しました。

 神奈川弁護団の田口弁護士は、「国や企業は有害が明らかになった時期を遅らせたいと思っています。『いつの時点で使用禁止にすべきであったか?』の質問には、有害性が明らかになった64年で、すべきだったと証言しました。その他、国や企業の主張を一つ一つきちんと回答し、完全に退けました。大きな一歩でした」と、裁判の模様を話しました。

 内藤神建連会長は、「この状況は私たちに有利な方向に進んでいるなという印象を受けました」と、裁判を最後まで傍聴した感想を語りました。

 平田原告団長は、「皆さんのご支援を頂きながら頑張っていきたい」と話し、そして、200万署名達成へ、一層の取り組みを訴えました。

<支援集会>の動画は、こちら→ ビデオ映像 (YouTube)

                                              (瀧川 恒夫)




「もちつき大会」に冗談が飛び交い、明るい声
■19分会 「第34回もちつき大会」■ 2010/12/05

 19分会は12月5日、恒例の「もちつき大会」を、菅田東町内会館前で開きました。
 もちつき大会は分会に所属する組合員の親睦を目的に、今年で34回目。毎年、欠かさず続けています。

 準備に餅米を30キログラム用意しました。炊き出しの釜は4基。常に薪ををくべています。「廃材は乾燥しててよく燃えるよ」と明るい声がします。

 女性陣は、つきたての餅につける具材の準備。豚汁もつくりました。若い人が杵を持つ。餅をつき始めると、「力が入って、いいもちがつきあがるね」と周りの声。餅がつき上がると、さっとボールに入れ、一口大に千切ります。お母さんたちは、待ってましたと餡で包みます。黄粉をつけたり、胡麻も美味しそう。
 「大根下ろしをつけると、さっぱりして美味いよ」と、つきたて餅が差し出されます。豚汁をすすりながら、餅を頬張り、冗談が飛び交います。

 秋は12人の拡大で、目標数の2倍と超過達成した19分会。菅原分会長は手を横に振りながら、「こんなことは2度とないよ」と笑います。19分会のもう一つの成果は、ここ2か月前から組合費の「完納分会」になったこと。拡大行動を続けながら、組織の団結を図った役員さんの努力の結果がでたのだと思います。

 鬼の絵柄の布にお手玉をぶつけ、マジックテープで吸い付けた重さと当たった勢いで上布をめくるというゲーム。全員が挑戦します。成功者は、1億円が当たる「宝くじ」が賞品です。「う〜ん、なかなか落ちないぞ」。外れた人は、お菓子のつかみ取りでした。
                                              (瀧川 恒夫)




「謝罪と早期解決、補償制度確立」を求め被告ニチアス本社へ
■アスベスト製造被告企業要請行動■ 2010/11/30

 「私たちの声に耳を傾け、私たちの要請に応えろ!」と首都圏建設アスベスト訴訟統一本部は30日、浜松町の東京メルパルクで支援決起集会を開き、参加者は「団結して戦い抜こう」と決意しました。

 集会のあと、参加者321人は被告企業のニチアス本社前に移動。「謝罪と早期解決、補償制度確立」を求め要請行動を行いました。

 交渉団は、大声援と拍手を背に、ニチアス本社に乗り込みました。
 ニチアスと交渉に当たった阪田弁護士は、「会社側に、組合員が次々に亡くなっている現状を話した。『ニチアスはアスベストではリーダー的な会社だから決断して欲しい』と迫った」と経過を報告しました。そして、「被害者は、謝罪を受けないうちに死んでいる。返事できないなら、会社に進言すべきだ」と担当者を追求し、回答の約束を取り付けたと話しました。
<集会と被告企業要請行動>の動画は、こちら→ ビデオ映像 (YouTube)

 ニチアス交渉後、東京の参加者はお台場海浜公園・太平洋セメント。埼玉・千葉は、日比谷にある吉野石膏へ、神奈川は、鶴見のエーアンドエーマテリアルの3班に分かれて行動。それぞれ被告企業を訪れ、「建設アスベスト被害者の補償と被害根絶を求める」要請を行いました。

 神奈川県連は、鶴見駅頭での宣伝行動の仲間に見送られ、エーアンドエーマテリアル本社で企業要請行動を行いました。

 本社前で、「すべてのアスベスト被害者に生活する補償を」と記した横断幕を広げ、会社へ向けてシュプレヒコール。道行く人にチラシを渡し、理解を求めました。

 内藤県連会長は、「原告322人のうち217人が死んでいる。ニチアスやエーアンドエーマテリアルなどは謝ってほしい。早期解決してほしい。裁判は12月が大山場。反対尋問で願いを叶えていく。頑張りましょう」と檄をとばしました。

 会社へは、氏家書記次長を団長に原告、弁護団が交渉にあたりました。
 交渉結果を弁護団長の西村弁護士は、「エーアンドエーマテリアルは、『今回も、裁判中だから・・』と、とんでもない返事。判決後に断罪されたら、奥さんや家族にどんな顔ができるのか」と切って捨てました。「裁判後のための協議を、被告企業間で即刻すべきだ。会社にもそれを強く要請した」と話し、会社の方針打ち出しを催促したことを明らかにしました。
                                              (瀧川 恒夫)




「親と子の工作教室」が好評 職訓生は建前を実演
■2010年「第10回市民技能フェスティバル」■ 2010/11/28

 横浜市連(横浜市建設労働組合連合会)と横浜職訓校(横浜建築高等職業訓練校)は28日、沢渡中央公園で「2010年第10回市民技能フェスティバル」を開催(後援横浜市建築局)。組合員は55人余りが参加しました。

 横浜労連による労働・生活相談コーナーや市連の耐震改修・バリアフリーなどの住宅相談コーナーも設け、市民要求に応えました。
 主婦の会もおでんや梅干しなどを用意して販売。風船割りゲームコーナーなどは、子どもたちが何回も挑戦していました。

 「親と子の工作教室」は好評。開始前から大勢詰め掛け、職訓校指導員たちが丁寧に指導しました。木工イスを作る子どもたちの釘打ちに力が入ります。お父さんは暖かく見守っていました。ほかに、竹とんぼ作りや丸太切り、釘打ち体験にも挑戦していました。

 会場の中央に全国技能五輪銀賞に輝いた木工作品や一級技能士検定課題作品、仕口・継手の伝統構造見本などを展示。パズルを思わせる木組みに頭を捻るやら、感心するやら。
職訓生作品は、浴用腰掛けや脚立などが並べられ、人目を引いていました。
 また、「沢渡公園に家が建つ?」と銘打って、職訓生たちの実寸による建前を披露。木造軸組構造の組立作業を実演しました。

 日中、住宅相談は1件あり、工作教室には50人余りの家族が参加しました。
 工作教室でイスを作った子どもに、お母さんは「丁度良い大きさだったよ。毎日使おうね」と話していました。
                                              (瀧川 恒夫)




もう県民生活は限界 松沢知事の一貫した論理は破綻
■民主県政をつくる神奈川区の会「2010再結成集会」■ 2010/11/26

 民主県政をつくる神奈川区の会は26日、共同事務所で「2010再結成集会」を開き、来春に予定される統一地方選挙をにらみ、神奈川県政の動向など学習し理解を深めました。

松沢知事は県民の期待に応えていますか
 松沢県政の7年間(2003年4月〜2010年10月)に県民のニーズにあった施策がされたのでしょうか?
 「松沢マニフェスト」は、大企業の誘致を最大の売り物としてすすめ、法人税収を増やして県民に回すとしています。しかし、企業数も県内従業者数の一貫して減少し、助成を受けている日産などが大量解雇する歪みな産業構造になっています。大企業が栄えれば雇用が生まれ、住民が潤っていくという松沢知事の一貫した論理は、破綻しているのではないでしょうか。もう県民生活は限界です。
                                              (瀧川 恒夫)




「一人親方」化の弊害を指摘 待遇改善したい
■横浜市連「労働安全大会」■ 2010/11/24

 横浜市建設労働組合連合会(横浜市連)は24日、東神奈川・かなっくホールで「労働安全大会」を開きました。
 
 吉良書記長は基調報告で、「神奈川県内の09年度の労災事故死亡者は52人で昨年の8人増。建設業は22人で増加分すべてが建設業という深刻な数字。しかも統計外があり、推計で2倍はあると推定できる」と強調。業務に起因する精神疾患も若年層に急増し、自殺に結びつく事例も珍しくない」と指摘しました。
 町場の親方の仕事減少、野丁場の下請事業主の仕事減少による職人・労働者の解雇。事業主が「仕事があるときだけ使う」ための外注化など、未熟練労働者まで形ばかりの「一人親方」とする雇用形態によって労働者が利用されると分析。
 「一人親方が人間らしい暮らしができるように待遇改善していきたい」と強調しました。

 武尾亘神奈川労働局安全専門官は「労災事故は、重層下請構造により安全経費がなくなり、足場や親綱もできない状況もある。また、電動丸のこのカバーを止めるなど慣れによる近道行動の事例には10年以上のベテランが全体の半数を占めている」と指摘しました。

 DVDによるリスクアセスメントの説明では、労災事故の危険性予知を数値化して、事前に危険をつみ取ることが重要で、全員がリスクを考えることの必要性を強調しました。

 氏家書記次長は、新・石綿障害予防規則の特別教育補講を実施するなかで、石綿被害の恐ろしさを説明した後、石綿除去作業など関連工事での防護策を詳細に説明しました。
                                              (瀧川 恒夫)




「建設不況打開・生活危機突破、予算要求」全力で闘う
■全建総連 中央総決起大会■ 2010/11/24

 全建総連は24日、東京・日比谷大音楽堂で中央総決起大会を開き、全国から6000人を超える仲間が結集。「建設不況打開・生活危機突破、予算要求」を訴えました。

 埼玉土建の鈴木さんは、「ベテランの大工が、7千円で働いている。朝早くから夜遅くまで働いて、丸のこの刃も買えない。それでも仕事があればいい。暮らしを守るため会社を続けると言っていた仲間は、鋼材も買えないで倒産した。『あとは組合で頼む』と言って首を吊った。アスベスト被害に苦しみ、ベットの上で『痛い、苦しい。早く楽にして欲しい』と言って必死で頑張っている仲間がいる。だから、組織拡大で4000人の新しい仲間を迎え入れた。全国の仲間と共に頑張る」と、怒りを込めて決意表明しました。

 田村中央執行委員長は、「全建総連50周年記念の日、全建総連の旗の下で闘う体制、団結を誓った。全国から『仕事を何とかして欲しい』の声は後を絶たない。全力で闘う。全国70万の先頭に立つ」と訴えました。

 民主党、自民党、公明党、共産党、社民党、みんなの党の6党は、「建設国保は守る。リフォーム助成、アスベスト救済、公契約条例(法)の制定」など協力すると発言がありました。

 集会のあと、東京駅付近まで要求を訴えながらデモ行進しました。
                                              (瀧川 恒夫)




 工事保険と自動車共済、マル得運動の更なる促進
■神奈川県建設共済会「第6回定期大会」■ 2010/11/19

 神奈川県建設共済会は11月19日、山下町・ワークピア横浜で「第6回定期大会」を開きました。
 横浜、川崎、横須賀、湘南、湘北の全地区協から役員、代議員が出席し、事業・決算・監査報告を了承。予算案や細則改正案などを原案通り議決し、新役員を選出しました。

 事業は、工事保険と自動車共済の加入促進、マル得運動の更なる促進を確認しました。

 役員選出は、伊藤栄一会長(川連)ほか全役員が留任。横浜地区協からは、菅原盛副会長、大野勝市幹事、二方節男幹事、藤井進幹事、佐々木遵会計監査、事務局らが選出されました。

 終わりに、工事保険と自動車共済の加入状況に応じて、保険会社からベスト10組合が表彰を受けました。
                                              (瀧川 恒夫)




 「結果的に使用の拡大に関与」不作為を証明
■首都圏建設アスベスト訴訟第15回口頭弁論■ 2010/11/19

 首都圏建設アスベスト訴訟第15回口頭弁論が11月19日、関内・横浜地裁で開かれ、原告側証人による被害の拡大について意見陳述が行われました。

 裁判に先立つ地裁正門前での宣伝行動で渡部神建連書記長は、「早期から有害性が分かっていながら、放置したのは許せない。国の建設行政の誤りを隅から隅まで明らかにする」と怒りを込めて訴えました。

 堀井東京都連書記は、「東京、横浜は一体の裁判として闘っている」と激励の挨拶をしました。

 原告団を法廷に送り出したあと、支援集会は面前の横浜情報センターで開かれました。

 清水首都圏アスベスト原告団事務局長は、東京地裁は来秋に結審を迎え、再来年春には、判決を迎える見通しを示しました。また、被害者への救済を求める裁判所の果たす役割について大阪・泉南裁判での訴え(*)を挙げ、「判決を下すだけでなく、紛争を解決するためにあると信じている」と話しました。

 裁判傍聴を途中退席し、報告にきた白田統一本部副本部長は、経過を次のように話しました。
 「裁判所は息苦しい雰囲気のなか、アスベスト使用と被害の拡大について、村山教授が証言しています。日本の輸入の特徴は、外国に比べピークが2度あったこと。外国は危険性を察知したらやめたが、その時日本は、官民一体となり国策として推進した。承知していながら手を打たなかった、不作為は明らかです。村山先生はアスベストの消費量の国際比較や輸入量と建材への使用量の推移などを数字と表を使って細かく説明しました。
 今日の東京新聞は文京区の幼稚園解体工事の飛散状況を記事にしています。飛散での多量被曝でみるように、アスベスト製品の加工作業は相当量が推測されます。政策的に使わなければ、融資もされなかった。国の不作為が被害を広めました」。

 氏家書記次長は、アスベストの使用と被害の拡大、被害の拡大と国の関与、法律による使用の拡大、国策による影響、プレハブ化の促進とアスベストの使用など村山意見書の概略を紹介しました。
 被害の将来予測として、2000年から40年間の死亡数は、4万人から最大26万人にのぼること、胸膜中皮腫による男性死亡者数は他国の2倍以上に予測されることなどが説明されました。
 また、建設現場において充分な防じん対策が行われずに加工された場合、発じん作業従事者と周辺作業者は高濃度の石綿粉じんに曝露していた可能性が詳細な飛散濃度の測定結果により説明されています。
 そして、「わが国のアスベスト使用に関して、戦前の国策が使用の契機となり促進し、また、戦後においても、関連する基準や指定・認定、ならびに公団や公庫など関連機関が個別使用の設定等の施策を通じて、結果的に使用の拡大に関与してきたことは否定できない」と結論づけています。

 (*)大阪・泉南アスベスト訴訟の馬奈木弁護士は意見陳述で、「国の責任を厳しく指摘した判決を下しても、国と被害者の解決のための協議が必要だし、抵抗すれば紛争はいつまでも続くことは、ノーモア水俣病訴訟が継続していることでも明らかです。解決案を検討する協議の場を法廷に設定できれば、両者の意見協議の解決策を示すことによって、合意を促すことが可能になります。例えば、水俣病第3次国賠訴訟における和解協議においても、熊本県は「その点については合意できません」と反対表明しましたが、裁判所の判断が示されると、「裁判所のご意見であれば検討します」と合意に達した場面が多数存しました。裁判所が紛争を解決する場所である限り、和解協議を尽くすことは、あまりにも同然ではないでしょうか。(概略)」と話しました。
                                              (瀧川 恒夫)




 「菅政権の狙い」講演 国会報告も
■憲法会議11・18秋の学習会■ 2010/11/18

 「憲法会議11・18秋の学習会」が18日、建設プラザかながわで行われました。主催は神奈川憲法会議(憲法改悪阻止神奈川県連絡会)。

 岡村共栄同会議代表委員は、主催者挨拶で、「民主党は、沖縄辺野古基地問題はじめ後期高齢者医療制度や自立支援法、労働者派遣法など国民との約束を破り、貧乏を押しつけている。国民に意思を問うべき」と批判。「沖縄の選挙に勝って地方自治を確立し、日本の夜明けを迎えよう」と呼び掛けました。

 田村智子参議院議員は国会報告のなかで、「国民の暮らしや経済実態に触れない国会になっていて、尖閣や千島の問題を口実に、防衛費を増強すべきという話まででています。派遣労働、雇用対策を国会で具体例をあげて追求、続けて議論していきたい」と話しました。また、選挙制度の変更について、協議が始まっていることが報告されました。

 川村俊夫憲法会議代表幹事は、「菅政権の狙い、今なぜ比例定数削減か」と題して講演しました。
   「身を削る」ためはごまかしで、国会議員数を削減するなら、削るべきムダは政党助成
  金だ。削減は党利党略で、比例区80議席削減すると民主党は3分の2以上となる。(0
  9年度実績)。
   大企業本位、対米従属の政治は自民党政権と変わらない。財界は、改憲政党(自民
  +民主+国民新+みんな+他)=75.89%を基盤とみています。米国は、財政危機と
  国際的な亀裂から日本にオンブしてくるだろう。
   自衛隊海外派兵は新段階を迎える。必要最小限の抑制的戦力をもつという「基盤的
  防衛力構想」を放棄し、さらに、「受動的な平和国家から能動的な『平和創造国家』へと
  成長する」ことをめざす、としている。(「専守防衛」からの脱却)
   海外派兵恒久法や武器輸出三原則の緩和などが検討されている。
   
   軍事同盟は、日米、米韓、米豪、NATOの4条約だけで、過去の遺物になった。平和
  をめざす世界の流れは、EU、東南アジア友好協力条約、南米共同体など広がってい
  る。
   平和への流れは、我々の要求と結びついている。

 鴨居洋子新婦人神奈川副会長は、沖縄県知事選挙の応援で那覇市、宜野湾市、沖縄市に行っての報告で、「何としても当選させたい」と思いを語りました。

 水谷正人神奈川労連議長は閉会挨拶で、沖縄ヘリ基地反対闘争の大西さんの「日本政府、民主党は自民よりダメ。領土も守れない。憲法を武器に闘う」という話などを紹介し、「日本をないがしろにしない、憲法どうりの日本をつくろう」と呼び掛けました。
                                              (瀧川 恒夫)




 拡大最終日は8人 今期64人の新加入
■拡大月間最終日 拡大行動■ 2010/11/15

 秋の拡大月間最終日の15日、神奈川支部は最後のひと踏ん張りで、8人の新加入者を獲得。今期の拡大数は64人になりました。

 日中には、心当たりを事務局が懸命に追求。自ら支部に加入する人もいて、大いに気をよくしました。
 今夜は、可能性のある対象者への詰めの行動。4組に分散してあたりました。

 主婦の会は、早くから買い出しして、美味しい食事を用意。

 8時半には結果を持ち寄りました。留守宅もあり、残念な結果もありましたが、引き続き追求していくことを皆で確認しました。
                                              (瀧川 恒夫)




 合格証に笑顔 西寺尾小学校で「木工教室」 
■市立西寺尾小学校「木工教室」■ 2010/11/15

 神奈川支部は14日、市立西寺尾小学校で木工教室を開きました。
 組合は書記含め24人が、子供たちの作品づくりに手を貸しました。
 児童は、スライド式本棚とティッシュストッカー、ミニ椅子の3種類の作品づくりに挑戦しました。

 同校の木工教室は毎年開いて、今回で12回目。準備は手慣れたもの。PTA役員は早朝から会場設営にかかり、私たちも加わって開始30分前には準備万端、整いました。

 9時前になると堰を切ったように、児童54人が家族と一緒に登校。作業場所では待ちきれず、説明図に目を通し、材料を積み立てが始まりました。

 責任者の武田信治技対部長は、作品の組立説明などをし、また、ケガのないように注意を促しました。

←穴開け作業する児童

←作品をバーナーで焼き付けている

←作品完成後、ノコギリで丸太切り体験

←左官体験で漆喰塗りをしている児童たち





 同校校長は、完成作品が並べられて、自身の体験を語りました。
  「5、60年前、私も母親と一緒に工作教室に参加したことを今でも憶えています。その時作った入れ物は今でも残っています。職人の先生に教わりながら作った、その思い出も残っています。今日は、お父さん、お母さんにも合格証をあげたいです」。


 岩谷昭二支部長から合格証が渡されました。席に着くと、笑顔を見せる子どもたち。

 集合写真の撮影では、思い思いに作品を抱え、誇らしげに合格証を見せ、満足感が伝わってきました。

 作品を作った子どもたちは、いろいろな感想を語ってくれました。
  「釘打ちとかを優しく教えてくれて、分かりやすかった」(3年生)
  「スライド本立、面白かったです。今度も作ってみたいです」(2年生)
  「大工さんが優しく教えてくれたので、とても楽しくできました」(3年生)
  「ドライバーでネジをまわすと、手がすごく痛くなったです」(4年生)
  「この作ったイスは、毎日使おうと思います」(3年生)
  「すごく楽しかったので、また今度は、違うものを作ってみたいです」(3年生)

 会場をあとにする子どもたちは、Vサインで応えていました。
                                              (瀧川 恒夫)




本部大会の出場権目指し、覇を競う      
    当日組合新加入の金子さんが2位
■神奈川支部「支部ボウリング大会」■ 2010/11/09

 拡大月間のさなか、毎年恒例の支部ボウリング大会が11月6日、横浜駅西口・ハマボウルで開催されました。
 集まった34名の組合員さんは、21日に開催される本部大会の出場権獲得を目指し、日頃の技を競い合いました。

 昨年行われた本部大会優勝メンバーの4名も参加。今回も非常にレベルの高い大会になりました。
 優勝は、前回本部大会で団体、個人賞の2冠を獲得した畠敏和さん。トータル407ピンで堂々の1位でした。
 注目は、大会当日に組合に新加入してくれた金子和樹さん。1ゲーム目で226ピンという今大会のハイスコアを叩き出すも、2ゲーム目で164ピンと崩れ、トータル390ピンで惜しくも2位となりました。

 ゲーム終了後、佐藤寿組織部長は、「拡大月間も残り僅かなので、みなさんどうか力を貸してください!」と組織拡大を訴えました。
 そして、岩谷支部長から賞品の授与と本部大会出場者の発表が行われました。
 岩谷支部長は、「この大会の盛り上がりのまま、拡大月間最終日までもうひと頑張りしよう。みなさんの周りにまだ組合に入ってない人がいたら、是非紹介してください!」と挨拶しました。

 21日の本部大会出場者は、以下の8名です。
 畠敏和、芳村智之、藤原康男、埴生俊介、藤田淳子、上野幸雄、高橋千城、岩谷昭二(敬称略)
                                               (松崎 昇)




  19分会 交流会で親交深める
■神奈川支部「19分会交流会」■ 2010/11/07

 神奈川支部19分会は7日、菅田東町会館で「19分会交流会」を開催しました。幼子も含め参加した40人のなかまは、軽食を楽しみながら会話も弾み、大いに親交を深めました。

 19分会は、分会員の再編から82人の所属数となり、また、この秋の拡大で11人が新加入。「ますます絆を大事にしたい」と、毎年行っている分会バス旅行は取りやめ、今回、新しい組合員さんとの交流を企画しました。
 
 お楽しみ会もたけなわ、班長さんから皆さんの紹介が行われ、自己紹介も含め和気あいあいの掛け合いでした。
 会の終わりには、お楽しみ宝箱のつかみ取りも行われ、大賑わいでした。

 菅原實分会長は、この取り組みについて、このように語っています。

 19分会は、分会組合員の親睦をはかる意味と拡大への意欲を込めて、食事会を開きました。同じ班でありながら知らない顔の人もあり、和気あいあいと話す人達もあり、今後の分会活動、組合活動に役立ったと思います。参加した人数は、大人36名、子供9名でした。
 今回の拡大目標は6名でしたが、11名(出来すぎ?)の新しい仲間を迎入れることができ、目標を超過達成できたことを皆で喜んでいます。(ご褒美有るんですか?)
 今後も、19分会93名(11/7現)全員で協力し合いながら活動していく確認をしました。 
                                              (瀧川 恒夫)




 組合員が増えれば、スケールメリットがいっぱい 
■神奈川支部 拡大速報9■ 2010/11/06

 神奈川支部は6日、横浜駅西口・ハマボウルで「支部ボウリング大会」を開催しました。
 ボウリング参加者に「拡大速報」が配られました。

 本日は、ご参加いただきまして有難うございます。
 今後も皆さんが楽しめるような企画を検討していきたいと思います。
 そのためにも、ぜひ、仕事仲間や近所の人に声かけをして、組合員を増やしてください。

 いっぱい集まればできることの可能性がいっぱい増します。
 ぜひ、ご協力をお願いします。


                                             (金澤 拓也)




 月間残りわずか、一人でも多く声かけを  
■神奈川支部 拡大速報8■ 2010/11/04

 先日も、主婦の会の会員さんが、普段会わない主婦の会会員訪問を行い、取り組みを話したところ理解してくださり、「近所の職人さんに声をかけておくわよ」と心強い仲間が増えました。

 一人ひとりではやはり限界があります。

 みんなでやれば、明るく楽しく元気よく出来ます。

 ぜひご都合つけて、最終盤の行動にご参加ください。

 また、組合費の集金などであった組合員にも声をかけ、「誰か未加入の仲間はいないか」と聞いてください。


                                             (金澤 拓也)




 議員会館で、じん肺全国キャラバン
■第21回なくせじん肺全国キャラバン院内集会■ 2010/10/30

 第21回なくせじん肺全国キャラバン院内集会が10月19日、東京永田町の議員会館で行われました。

 毎年1000人を超えるじん肺患者が新たに生まれ、苦しみながらこの世を去っています。被害は、公共トンネル工事や造船所、炭鉱作業。そして、アスベスト工場の近隣住民と大変幅広い。建設の仲間にも患者は多く、はつり工や解体工、石工そして近年ではアスベストによるじん肺の発症が増えてきました。作業従事者や近隣住民は危険性を知らずに被害にあい、数十年経過したあとに発症します。

 被害に苦しむじん肺患者を救う為の法律は、不充分です。
 じん肺キャラバンは、全国に展開され、石綿救済法改正に向けて取り組んでます。現行の法律では、特定の病気しか対象とされず、石綿関連疾病すべてが対象となっていません。その資金は、国税と労災保険料でまかなわれています。一部のアスベスト建材販売業者や造船所、発電所などの多くは利益を出して、被害者に対してなんら保障もしていません。

 そんな国の対応に、私たちは厚労省・環境省に対して交渉を行い、そして、議員要請も行いました。
 民主党の谷博之・吉川政重・工藤仁美・森山浩行議員、共産党の高橋千鶴子・田村智子議員、北村茂男自民党議員の7名は会場で、「解決しなくてはいけない問題」などと発言しました。その他に秘書が16名参加。関心の高さが感じられました。

 宮島首都圏建設アスベスト原告団団長は行動報告で、「経済環境の発展を優先させた結果、アスベスト被害が拡大した。早期に解決させ救済して欲しい。安心して治療に専念できるようにして欲しい。これからも問い続けます」と訴え、団長自らの強い決意を示しました。
                                              (金澤 拓也)




  「核開発による地球汚染と人的被害の拡大」講演する
■かながわく九条の会結成2周年のつどい■ 2010/10/30

 かながわく九条の会は10月24日、神奈川公会堂で「かながわく九条の会結成2周年のつどい」を開催。170人余りの聴衆は、和太鼓やピアノ、バンド演奏に魅了され、そして記念講演に心打たれました。

 第2部の記念講演で、講師のフォトジャーナリスト・森住卓さんは、核兵器の開発競争による地球の汚染とその被害者の悲惨な実態を示しました。 世界10ヵ国以上の核被害地を訪れ、その開発で何が起きたのか、どのような被害をもたらしたのか、徹底的に取材しました。ソ連の核実験場やアメリカ・マーシャル諸島のブラボー実験、劣化ウラン弾の被害について自らの実写を通しての説明は、説得力のある真実の姿を語っています。

 講演冒頭、世界地図が映し出され核爆発の場所と年月、実施国と爆発数がカウントされました。1945年広島、長崎から始まり98年まで、米ロ英仏中の5大国は合計で、実に2053発の核爆発を行いました。

 旧ソ連のカザフスタン共和国セミパラチンスクの核実験場は、四国が入る面積で467回の核実験が行われ、チェルノブイリ被害の5000倍もの放射性物質で汚染されました。周辺住民にガンや白血病が多発。誕生する子どもたちの障害発生率は急増し、水頭症の子どもと母親、5本足の奇形の子牛はそれを物語っていました。

 マーシャル諸島は29の環礁と5つの国。エニウェトクとビキニの2つの環礁でアメリカは、1958年まで66回の核実験を行いました。
 第五福龍丸など操業中の日本漁船800隻あまりが被災した1954年3月1日。ビキニ島から180キロ東のロンゲラップ島に死の灰が降り積もり、やがて発疹、嘔吐、下痢が87人の島民を襲った。1週間後に米軍が来たが、治療はされず、「私たちはモルモットにされた」と島民は悔しがったといいます。今でもこの地域は高濃度の残留放射能で汚染されており、人間が住むことを拒んでいます。

 イラクでは湾岸戦争以後、劣化ウラン弾が原因といわれ、白血病やガン、奇形児が増えてきました。劣化ウランは、核開発でその処理に困っている放射性廃棄物。アメリカ軍はリサイクル放射性廃棄物、劣化ウラン弾を300トン以上イラクの砂漠地帯にばらまきました。
 汚染地帯の牧草を食べる羊、汚染物に触れる人々たちから被害は拡大しました。急増するガンや白血病の子供たちに、国連の経済制裁により医療品、医療機器が手に入らず、たくさんの子供たちが死亡。奇形は3パーセントが生まれるといいます。
 退院を喜ぶ8歳の少女の優しい笑顔。意地悪く強風で飛ばされたショールの下は、薄い頭髪でした。白血病が完治ではなく、「治療薬がなくて、仕方なく退院するのよ」と言う母親。
 ガン専門病棟の廊下でたたずむ別の少女。同じ部屋の子が朝、亡くなった。「次は自分が死ぬ番かもしれない」と、うつむいていました。
 劣化ウラン弾は、湾岸戦争以後もボスニアやコソボ、アフガニスタンで使われています。

 「核兵器がなくなっても、被害は何世紀にもつながっていく」という言葉。
 そして、奇形児を紹介し、森住さんに語った医師。「写真を撮って、このことを報道してもらうことによって、この子が生まれてきた意味がある」と語った医師の言葉が耳に残りました。


 第1部は、あおぞら太鼓サークル「風の鼓」の和太鼓演奏で華々しく開始されました。

 あおぞら九条の会は活動報告のなかで、「戦時中は権利がなかった。戦争がなく平和でなければいけない。保育のなかで原水爆禁止世界大会の体験や感想など伝えていきたい」と語りました。

 あおき九条の会の河村さんは、「改憲の動きがあるので油断できない。学習を強めていきたい」などと活動報告しました。
 
 第二白百合乳児保育園九条の会は、6人が活動報告。「平和の輪を広げていきたい」などと話しました。

 「ミサコの被爆ピアノ」は、杉田さんの詩の朗読と内藤さんのピアノ演奏。「よみがえってくれてありがとう」という言葉に胸が痛くなりました。「戦争の恐ろしさと悲しみを伝えて」と結びました。

 九条バンドは、「花はどこへ行った」と「ねがい」2曲の歌と演奏。「平和でなければ、音楽を楽しむことはできません」と話しています。鈴木さん、小杉さん、金井さん、前田さん、一戸さん、川島さんがメンバーです。

かながわく九条の会は、事務局長の小林さんが結成以来の活動報告をしました。
 「日本の青空」上映運動をきっかけに発足し、学習会やコンサート、署名宣伝行動など現在に至るまでを紹介しました。
 そして、スライドを上映しながら岸根基地返還運動を説明。六角橋九条の会の発足につながったことも紹介されました。
                                              (瀧川 恒夫)




対話が広がれば対象者が生まれる 動けば必ず成果につながる  
■神奈川支部 拡大速報7■ 2010/10/17

 組合員みんなの力で目標を達成していきましょう。

 数は力です。建設不況の打開、雇用の確保、貧困格差の是正、そして建設労働者の要求実現のためにも秋の拡大月間を成功させましょう。

 組合を待っている人は必ずいます。

 一人でも多くの人に声をかけ「どこの組合に入っているの」を聞いてみましょう。

 市町村国保で高い保険料を納めている人や困っているけど相談しに行くところがない人にぜひ組合に聞いてみなと声おかけください。

                                              (金澤 拓也)  




 「要求実現のため奮闘しよう」と大会宣言
■神奈川地区労連「第22回定期大会」■ 2010/10/16

 神奈川地区労連(神奈川地区労働組合総連合)は16日、神奈川区役所で「第22回定期大会」を開き、運動方針や予算など議決し、また新役員を選出しました。

 大会は、「労働者の雇用の確保・最低賃金の大幅引き上げ・後期高齢者医療制度廃止・消費税引き上げ反対・憲法をくらしに生かすなど、幅広い区民要求の実現に向けて先頭に立つとともに、来春行われる統一地方選挙で私たちの要求実現できる県知事の実現、議会での市民要求実現の立場にたつ議員の大幅増員に向けて奮闘する」宣言案を満場一致で採択しました。

 主催者を代表して澤田議長は、「要求実現のため、来年の県知事選挙や地方選挙は、その機会を逃さず勢力を結集し勝利しよう」と呼び掛けました。

 古山横浜労連副議長は、直近の労働相談の実例を照会し、労働者の切実な悩みを解決するために受け入れる組合、地域ユニオン結成の必要性を強調しました。

 神奈川支部の佐藤書記次長は、建設の厳しい現状を訴えたあと、「地域要求の前進に向け、毎月の署名行動など連帯する仲間の中心部隊となって活動していきたい」と建設を代表して挨拶しました。
                                              (瀧川 恒夫)




 組合員であることのメリットは大きい 
■神奈川支部 拡大速報6■ 2010/10/15

●本人実質10割給付・家族の入院もカバーできる組合健康保険

●今年はインフルエンザ予防接種で一人につき2000円の助成金がでます。

●みんなで助け合い休業補償や慶弔金・就学祝金まで対象の市連共済

●無事故割引を引き継ぎさらに団体割引でお得な自動車保険

●仕事中の損害賠償も安心の組合独自の工事保険

●親方・事業主も安心の政府労災保険も加入できます。

●現場で直接いえないことも大手ゼネコン・サブコンの企業交渉でぶつけられます。

                                              (金澤 拓也)




 分会独自の行動で成果あがる 
■神奈川支部 拡大速報5■ 2010/10/08

 本格的に拡大月間が始まりました。

支部から49人が参加
 準備月間では第一節を突破して10月3日の本部主催の秋まつりバーベキューを三浦海岸で迎えました。
 好天のなか、全支部から600人が参加。支部対抗の綱引きやパン食い競争、宝探しなどゲームを応援。焼きそばや焼肉など食べながら親睦を深めました。また、秋の組織拡大の訴えを聞き、仲間増やしへの気持ちが高まりました。

拡大行動本格化
 その後の拡大統一行動では、多くの組合員が事務所に集まりいい雰囲気の中スタートしました。

10月6日、7分会は独自に拡大行動に取り組み、対象者(草場さん(7分会)の知人)と接触、翌日に説明を受ける約束を取り付けました。翌日訪問し、見事1名拡大。動けば成果につながると見事に実践しました。

インフルエンザ予防接種補助金は大きな武器
 今年から国保組合より「インフルエンザ予防接種の補助金」が新設され組合員訪問を行った際には大きな話の種になりました。
                                              (金澤 拓也)




 三浦海岸で「建設横浜秋まつり」 600人が参加
■建設横浜秋まつり&バーベキュー■ 2010/10/03

 横浜建設一般労働組合は3日、三浦海岸で「建設横浜秋まつり&バーベキュー」を開催しました。

 好天のなか、全支部から600人が参加。支部対抗の綱引きやパン食い競争、宝探しなどゲームを応援。焼きそばや焼肉など食べながら親睦を深めました。また、秋の組織拡大の訴えを聞き、仲間増やしへの気持ちが高まりました。

 菅原盛執行委員長は挨拶で、「組織拡大目標第1節30%を全支部、早期に成し遂げて欲しい」と訴えました。

 内藤勝敏県連会長は、「9・29神建連総決起集会では1300人のデモ行進と100台のトラックデモが県や市に訴えた。仕事がなく、充分な賃金がもらえなくては組合費も払えない。11月15日の拡大最終日には908名目標達成、ぜひ頑張ってください」と激励しました。

 小澤陽一組織部長は、「飲んだ数だけ、拡大をお願いします」と笑わせて拡大の必要性を強調。西山青年部長は、「仕事がなく、青年は怒っています」と厳しい現状をぶつけ、拡大を訴えました。
                                              (瀧川 恒夫)




 総合的なアスベスト対策を求め署名行動
■革新と共同の会「署名宣伝行動」■ 2010/10/02

 革新と共同の会は10月2日午後、JR東神奈川駅頭で連帯する仲間11人が参加して署名宣伝行動を行いました。

 宣伝チラシは、後期高齢者医療制度廃止や消費税増税反対などを訴える内容となっています。
 署名は、アスベスト被害の救済と根絶を求めるもので、横断幕は強く訴えています。

 「石綿の健康被害の救済に関する法律」は2006年3月に施行されましたが、内容は救済の名に値しないもので、2006年までの中皮腫死亡者11,048人のうち、労災および救済給付認定者は4,900人弱で4割程度です。そのうえ、救済給付は死亡者に300万円程度、補償とはいえない状況です。
 私たちは、建設アスベスト被害者を救済・補償する「被害者救済基金」制度の設立を求めています。
 建築の解体・改修工事現場は今でもアスベスト曝露の危険があります。現場従事者だけでなく施主や近隣住民へ被害が拡大する可能性があります。
 当面、発症前診断の研究への助成や治療研究を強化する必要があり、同時に胸膜肥厚斑の読影技術の向上など石綿肺ガンへの対策強化など総合的なアスベスト対策を行うことが必須となっています。

 この日のアスベスト署名は、65筆集まりました。
                                              (瀧川 恒夫)




 目標3名 拡大ガンバルゾ
■25分会「拡大出陣式」■ 2010/10/01

 神奈川支部25分会は10月1日夜、望月工務店展示場で分会議を開き、組織拡大目標を3名に決め、その決意を表しました。

 望月分会長に促されて、若手の信森さんが色紙に、拡大目標数とスローガンを「拡大ガンバルゾ」と書き入れました。

 望月さんは、近所に事業所があるが「あそこは入っているかなぁ」とみんなに呼び掛け、「入ってないかもしれない」と言うと、「じゃ、あたってみるか」と行動に移ることを決めました。その他、「職方にもあたってみる」と話しました。
                                              (瀧川 恒夫)




 幸先よくスタートダッシュ 拡大決起集会で第1節目標達成 
■神奈川支部 拡大速報4■ 2010/09/29

 「新保険証渡し&組織拡大決起集会」を神奈川支部は28日、建設プラザで開き、組合員ら150人が参加しました。

 建設国保組合の市川保健師は、健康診断の重要性などをスライドを使って分かりやすく説明。また、国保の置かれている情勢やアスベスト被害、保険証利用方法などを語りました。

 金津主任書記は、市連共済や労災、自動車・工事保険など組合業務全般の紹介をし、組合員であることのメリットを強調し、その有効利用を勧めました。そして、組合への結集と組織を大きくすることが組合を維持し、さまざまな要求を発展させていると説明しました。

 佐藤寿組織副部長は参加者に拡大を訴え、沼田主婦会長と松崎青年部担当はそれぞれ組織拡大への決意を表明しました。

 決意表明の最中、参加者の紹介により、拡大月間第1節目標31人目の達成が発表され、会場は大きな拍手に包まれました。
                                              (瀧川書記長)




 「仕事・生活防衛 全力で奮闘する」アピール決議
■9・29神建連総決起集会・請願行動■ 2010/09/29

 神建連は29日午後、関内ホールで「9・29神建連総決起集会」を開き、参加者は生活危機突破と組織拡大へ決起しました。

 内藤県連会長は主催者挨拶で、「建設労働者は50万人減った。生活は限界だ」と厳しい現状を話し、「賃金・仕事確保や公契約条例、建設国保を守る運動をすすめ、拡大目標3.5%をやり抜こう」と呼び掛けました。

 全建総連の林書記次長は、「秋田県のリフォーム助成で169億円もの工事受注があった。さらに秋田県知事は、地域活性化になる、と8億4千万円の追加予算を組んだ」と紹介。「リフォーム助成制度を全国にすすめる」と話しました。

 渡部県連書記長は、「仕事確保や賃金引き上げ、社会保障など要求前進を神奈川が全国の先頭になってすすめよう」と訴えました。

 集会は、仕事・生活防衛の運動を全力で奮闘することのアピールを決議。

 デモ行進は、マーチングバンドを先頭にシュプレヒコールを繰り返し、沿道の市民に訴えました。

 デコレーションした建設トラックは100台。デモ行進を応援するように周辺をながし、沿道にアピールしました。

 参加者は一人ひとり請願書を携え、県庁職員に苦境を訴えながら手渡しました。

                                              (瀧川 恒夫)




 横浜市長へ「公契約条例制定の要請書」を手渡す
■9・29横浜建設労働者総決起集会■ 2010/09/29

 9・29横浜建設労働者総決起集会が29日午前、横浜公園で開かれました。

 吉良事務局次長は行動提起で、「働いても低賃金、年間30人が自殺するという厳しい状況が続いている。預金は切り崩し、借金で生活は苦しい。公契約など働くルールさえできれば、前進する。この要請行動で市議会全会派に呼び掛け、この声を市長に届けたい」と訴えました。


 民主党の谷地市会議員は、「公契約条例は10月、議会に出す。耐震工事など小さい仕事でも、地元にまわれば経済が活性化する。若い人が建設でつないでいけるよう役立ちたい」と応援しました。

 このあと代表20余人は市庁舎を訪れ、市幹部職員に面会。林横浜市長あての「公契約条例制定の要請書」を手渡し、そして、市議会全会派をまわり理解を求めました。

 集会参加者は、市庁舎を囲み一回りするコースでデモ行進し、沿道の人々に訴えました。

                                              (瀧川 恒夫)




 決意表明の最中、第1節目標31人目を達成
■2010年度新保険証渡し&組織拡大決起集会■ 2010/09/29

 「2010年度新保険証渡し&組織拡大決起集会」を神奈川支部は28日、建設プラザで開き、組合員が約150人が参加しました。

 建設国保組合の市川保健師は、健康診断の重要性などをスライドを使って分かりやすく説明。また、国保の置かれている情勢やアスベスト被害、保険証利用方法などを語りました。

 金澤主任書記は、市連共済や労災、自動車・工事保険など組合業務全般の紹介をし、組合員であることのメリットを強調し、その有効利用を勧めました。そして、組合への結集と組織を大きくすることが組合を維持し、さまざまな要求を発展させていると説明しました。

 佐藤寿組織副部長は参加者に拡大を訴え、沼田主婦会長と松崎青年部担当はそれぞれ組織拡大への決意を表明しました。

 決意表明の最中、参加者の紹介により、拡大月間第1節目標31人目の達成が発表され、会場は大きな拍手に包まれました。
                                              (瀧川 恒夫)




 家族も一緒にソフトボール大会 青年部が交流
■建設横浜青年部ソフトボール大会■ 2010/09/29

 爽やかな秋空の下、毎年恒例の建設横浜青年部ソフトボール大会が9月26日、大黒埠頭中央第一公園で開かれました。

 同じ建設横浜の青年部員でも、普段なかなか会う機会の少ない他支部の仲間と交流を深めるのが楽しみ。各支部から計8チームが参加。試合は、トーナメント方式で行われました。

 神奈川支部は、11人が選手として出場。
 緒戦の相手は、前回優勝で今回も優勝候補筆頭の保土ヶ谷支部。健闘はするも、0対5であえなく敗退しました。それというのも、参加メンバーのほとんどが前日、仲間の結婚式で夜遅くまで飲んでいたため。(←言い訳です!) とても万全の体調とはいえない状態で試合に臨み、残念ながら優勝の望みは絶たれました。

 しかし、気を取り直して臨んだ次の旭瀬谷支部戦は、打線が爆発。旭瀬谷チームに助っ人でセンターに入った法橋書記の守備力の弱点を見抜きv(^^)、打者一巡の猛攻で11対1のコールド勝ちを収めました。

 トーナメントは、今回のソフトボールのために一泊合宿まで行ったという中支部と前回優勝の保土ヶ谷支部が順当に勝ち進み、いよいよ迎えた決勝戦。息詰まる打撃戦を制したのは、今回、初優勝となる中支部でした。

 試合中、本部青年部長の西山敦之さんが面白実況で会場を和ませてくれたり、小学生のチビッ子やうら若き女性が、まるで野獣のような青年部員にまじって男性顔負けのプレーをしたりと、組合員だけでなくその家族も一緒に楽しめた、素晴らしいイベントになりました。
                                               (松崎 昇)




  第1節突破まであと1人 新保健証渡しで拡大を
■神奈川支部 拡大速報3■ 2010/09/29

 秋の拡大行動が始まり、初めての日曜行動。この秋の運動が今後の組合の未来につながります。 「明るく・楽しく・元気よく」を合言葉に、これからの拡大行動をやりきりましょう。

 現在、例年にないハイペースの拡大で、第1節目標まで、あと1人というところまでこぎつけました。

 各分会での行動日も決まりつつ、やはり、分会所属の組合員は情報が早いですね。
 対象者がいれば事務所にすぐ連絡をいただき、来所までこぎつけてくれました。(もちろん加入しました)

 19分会は、早くも独自行動を行い、一軒一軒ていねいに組合員訪問を行い、対象者を掘り起こし、現在5人の拡大をしています。

 18分会は、早くも目標2名を達成し、さらに拡大行動を検討しています。

 全分会が出陣式を終え、それぞれ決意を表明しています。
 10月から始まる拡大月間本番で、分会目標を達成しましょう。
                                              (金澤 拓也)




 「米原子力空母の母港をやめよ!」 2周年に抗議
■米原子力空母横須賀母港化2周年抗議集会■ 2010/09/25

 米原子力空母が横須賀に配備されてから2年。母港化に抗議する集会が25日、横須賀市汐入・ヴェルニー公園で全労連主催により開かれました。

 小田川義和全労連事務局長は、主催者を代表して挨拶。
 市民の会の呉東正彦さんや田村智子参議院議員が連帯の挨拶をし、自由法曹界や米軍犯罪の山崎正則さん、吉村定信建設労連平民委員長などから発言がありました。

 集会は、「全国のたたかいと連帯し、米軍基地の再編・強化反対の声を広げ、核も基地もない、憲法9条が生きる平和な日本を実現するため力を合わせましょう」とのアピールを採択し、米軍横須賀基地正門に向けデモ行進しました。
                                              (瀧川 恒夫)


 拡大本格始動 第1節突破あと8人
■神奈川支部 拡大速報2■ 2010/09/19

 秋の拡大月間も本格的に動きはじめました。

 主婦の会の未加入事業所への電話かけを先頭に、青年部員みずから仕事仲間への声かけ、そして分会への激励するなど運動が始まりま
した。

 国保を取り巻く情勢、建設の労働環境。そんな要求改善への近道がやっぱり組織強化拡大です。

 この不況下で、なんとしても組合員を増やし、建設従事者の実情をぶつけていきましょう。

 まだまだ、組合未加入者はたくさんいます。

 秋の支部バス旅行‥石和温泉9月12日お願いします。



                                              (金澤 拓也)




 「立て看板設置」日曜行動 炊き出しで主婦会応援
■「立て看板設置」の日曜行動■ 2010/09/19

 秋の拡大準備月間中の19日、神奈川支部は「立て看板設置」の日曜行動をおこしました。

 各分会の代表は、支部事務所に10時に集合。
 組合への加入をすすめる宣伝用立て看板50枚は、全て分会に割り当てられました。役員はそれぞれ車に積み込み、当該分会に運んで組合員さんに拡大の訴えをしました。
 
 設置が終り、昼には再結集。主婦の会の炊き出しによる昼食を戴きながら、この日の成果を報告。
 明るく楽しく元気よく、日曜行動をやり切りました。
                                              (瀧川 恒夫)




 労働条件改善や雇用確保など要求 団結深める
■横浜労働組合総連合「第21回定期大会」■ 2010/09/18

 横浜労働組合総連合は18日、東神奈川・建設プラザで「第21回定期大会」を開きました。全労連傘下の単組、地区労連など91人が参加して、向こう1年間の運動方針を決定しました。

 神田横浜労連事務局長は10件以上の質疑応答を集約して、@公契約運動の前進や最低賃金の底上げ、サービス残業廃止など労働条件改善や雇用促進をすすめる A公務員攻撃による人員削減は市民サービスの低下につながる B地域ユニオン設立、ローカルセンター体制を支援する C平和憲法や核廃絶、教科書問題など対処したい D県知事選挙は民主県政を実現したいなどと訴えました。

 高橋横浜労連議長は主催者を代表して、「仲間で支え合い、経済・政治・思想闘争で要求実現しよう」と挨拶しました。

 山田神奈川労連事務局長は、「行政は労連20年間の実績を無視できなくなっているし、大企業も門前でのチラシ活動など嫌がっている。組織が大きくなり、力関係も全国で前進した」と労連の活動の成果を強調しました。

 清田県かながわ労働センター所長は、「労連は労働者への指導的役割を果たして欲しい。センターは中小企業が安心、安定するよう全力で取り組んでいく」と協力姿勢を示しました。

 高家横浜市経済観光局雇用労働課長は、「新卒雇用率は60パーセント。現場主義で雇用の確保をしていきたい」と話しました。

 長屋市民の会代表委員は、「変わらないと思っていた政権が変わった。やれば何とかなるとの確信を、目標を実力に合わせて一つ一つ達成する。やってよかったという運動を進めていきたい」と語りました。

 古山横浜労連副議長は閉会挨拶で、「労連が横浜にあって良かったと言われるよう、力を合わせて発展させましょう」と結びました。
                                            (瀧川 恒夫)



 要求実現にむけて拡大月間始まる 103人の仲間を迎えよう
■神奈川支部 拡大速報1■ 2010/09/12

 厳しい不況下で、困っている建設従事者は大勢います。
 組合員がひと声かけ、
  「組合に入っているかい」
  「こんなところがあるよ」
  「相談に乗ってくれるよ」
 こんな他愛のない会話から救われた人がいました。

 その人は、いままでどこに聞いていいのか分からず、一人で悩みを抱えていました。知り合いの組合員に相談したら
  「それなら組合に相談してみようよ」
と、組合員と一緒に組合事務所に。
 一通り相談し、安堵から出た一言が
  「こんなところがあったのか。もっと早く聞いておけばよかった」

 こういう話は、事務所に来た人達からたくさん聞かれます。

 まだまだ、組合を知らない人はたくさんいます。
 私たち自身が組合に入ったときのことを思い出して下さい。そのときの話をするのが一番伝わるはずです。
                                              (金澤 拓也)




 「分会目標2名はクリアーしたい」
■26分会「分会拡大出陣式」■ 2010/09/17

 26分会は17日、菊地功宅で分会議を開き、拡大出陣式を行いました。

 会議では、最近は組合の脱退者が目立っているので心配しながらも、「厳しいけど頑張って実増したいね」と話されました。
 「対象者を見つけて、分会目標2名はクリアーしたいね」と菊地分会長。
 関内で行われる「生活危機突破集会」へは、東さんと菊地庸さんが参加予定。菊地庸さんは、日曜行動の「立て看板設置行動」にも参加すると意欲的でした。
                                              (瀧川 恒夫)




 「目標達成しよう」 分会長は班員に声掛け
■9分会「分会拡大出陣式」■ 2010/09/16

 9分会は16日、分会議場の入江中部町内会館で「分会拡大出陣式」を行いました。

 支部からは中村書記次長が応援に駆けつけました。
 分会の拡大目標は4名。まだ具体的な対象者はあがっていませんが、辻分会長は班員の人たちに声を掛けています。
 「目標を達成しよう」という意気込みで「がんばろう〜」。写真に収まりました。
                                              (瀧川 恒夫)




 「目標5名。あと3名頑張ろう」と決意
■20分会「分会拡大出陣式」■ 2010/09/15

 「目標5名。あと3名頑張ろう」と決意を記した色紙を掲げ、力強く写真に収まりました。

 20分会は15日、ガーデン山自治会館で分会議を開き、分会拡大出陣式で改めて拡大への意志を固めました。








 分会拡大出陣式 7人で決意
■1分会「分会拡大出陣式」■ 2010/09/15

 1分会は15日、三ツ沢中町町内会館に7人が集まって分会議を開き、この秋の拡大出陣式を行いました。











 「拡大した仲間を分会旅行に連れて行こう!」と決意
■15分会「分会拡大出陣式」■ 2010/09/15

 15分会は15日、神奈川支部事務所に9名の仲間が集まって分会議を開き、秋の拡大月間へ向けて拡大出陣式を行いました。

 加藤分会長は、来年1月に行う熱川への分会旅行の計画を引き合いに出し、「その旅行に今回の拡大行動で増やした仲間を是非連れて行こう!」と、仲間を鼓舞。拡大目標の4名に向かって元気に活動する決意を固めました。
                                              (松崎 昇)




 「皆の笑顔のために仲間を誘おう!」と力強く宣言。
■23分会「分会拡大出陣式」■ 2010/09/15

 23分会は15日、神奈川支部事務所で分会議を開き、秋の拡大月間拡大出陣式を行いました。

 鶴井分会長は、「我々の、皆の笑顔のために組合に仲間を誘おう!」と力強く宣言。「組合には加入しているものの、分会に所属していない組合員さんに分会所属を勧めて分会基盤を強化しつつ、3名の拡大目標をしっかりやりぬこう」と意思統一しました。

                                              (松崎 昇)




 目標は1名 まずは対象者探しから
■14分会「分会拡大出陣式」■ 2010/09/15

 今月から会場を移した14分会は15日、永岡工務店作業場で分会議を開き、拡大出陣式を行いました。

 仕事を終えて5人が集まり、永岡副分会長の議事進行で会議は進められました。

 「何回も集まるのは大変なので、健康講習会は分会議当日にしましょう」と次回分会議に設定しました。

 「仕事先で組合に入りそうな人はいないかなぁ」と永岡さんは対象者探しを呼び掛けます。「いま労災に加入していないと仕事が出来ないから、みんな何かしら入っているよなぁ・・」とみな顔を見合わせました。重田さんは近年、仕事仲間と昨年は近隣の人を意欲的に拡大しています。「目標は1名ですから、まずは対象者探しから始めましょう」と話がまとまりました。
                                              (瀧川 恒夫)




 分会自主目標を1名から2名に増やし決意
■17、18分会「分会拡大出陣式」■ 2010/09/14

 17、18分会は9月14日、大豆戸町内会館で分会議を開き、この秋の拡大運動に向けて「拡大出陣式」を行い、目標達成めざし強い決意を示しました。

 武田18分会長は、「俺は拡大なんて嫌いなんだ」と冗談を言いながらも中山さんに、「都合のいい日曜日に組合員さんのところを一通り廻ってみよう」と相談。いつも熱心に取組み、拡大の成果を出しています。武田さんは、「対象者がいないんだよな」の言葉がでるものの、分会自主目標を1名から2名に増やし決意を示しました。

 七海17分会長は会議が始まる前に、「ガンバルゾ」と拡大へのやる気を色紙にしたためました。自主目標も1名増やし2名に。「分会に対象者がいなくても、他の分会に応援に行けば良いんだよ」と皆にアドバイス。決意をみなぎらせていました。
                                              (瀧川 恒夫)




 ビンゴ、ぶどう狩り、温泉入浴 リフレッシュする
■神奈川支部「秋のバス旅行」■ 2010/09/13

 神奈川支部は9月12日、毎年恒例の「秋のバス旅行」を開催しました。参加した70人はバス2台に分乗。山梨県を訪れ、秋の楽しいひとときを満喫しました。




 朝7時に新横浜を出発、中央高速で山梨県勝沼に。高級ブドウ取り放題、食べ放題。といっても、たらふく食べられるものではありません。
 それよりもマルスワイン工場の赤白ワイン5種類の試飲。渡されたグラスで何杯飲んだやら・・・。バス中のビールと相まって良い気持ちになってきました。
 石和ホテルの昼食はバイキング。思い思いに好きなものを皿に盛り、話が弾みます。
 満腹のあとは、ホテル内の温泉へ。露天風呂ありのゆったり気分で過ごしました。休憩室は昼寝もOKでした。
 甲州わさび漬けセンターでお土産を購買する人も。最後に、山中湖花の都公園を見学し、帰路につきました。

 昼食時、岩谷支部長は日頃の組合への協力に感謝を述べ、乾杯の音頭を取りました。
 佐藤寿組織副部長は、「秋の拡大月間」に入ったことを強調し、拡大への協力を訴えました。
 旅行中、主婦会の沼田、岩谷正副会長は奔走して、拡大行動。「会員9名達成できました。厳しい不況のなか、よく入会してくださり、とてもうれしく思いました」と感謝しました。

 参加したみなさんの感想です。

▼今回のバス旅行は、とても楽しかった。ビンゴしたり、ぶどうも美味しく、バイキングもお腹いっぱい食べました。温泉も気持ちよかった。お土産を買う時間がちょっと足りなかったのが残念でしたが・・。楽しい時間が過ごせました。三浦海岸のバーベキューを楽しみにしています。

▼びんごがいちばんおもしろかったです。またいきたいです。ぶどうがおいしかったです。(まつざきあかね)

▼充実した旅行でした。特にお昼のバイキングのメニューの豊富さに驚きました。また、役員様方の細かい配慮に頭が下がりました。また参加したいです。(安井)

▼ずっと参加したいと思っていたバスツアー。子供が2歳になったこともあり、初めて参加させていただきました。ぶどう狩りは美味しかったし、子供にとって食育にもなり、一石二鳥でした。

▼昨年はみかん狩りに行って楽しかったけど、今年はもっと楽しかったです。今年のブドウは甘くて大きかったのですごいなぁーと思いました。温泉コーナーもあって、すごく楽しいです。来年も行きたいです。(星小結季・小6)

▼ぶどう狩り、本当に楽しかったです。朝早く出発したので、ぶどう狩りもワイナリーも時間たっぷりで、温泉にゆっくり浸かり楽しい一日でした。このリフレッシュした気持ちで拡大に頑張りましょう。(青木)

▼数年ぶりのバス旅行。自然とふれあい、心も癒されリフレッシュできました。幹事様ご苦労様でした。来年もまた参加したいと思います。(N中村雅夫)

▼今日一日、充実した日になりました。友達にブドウのお土産も買えました。(川崎哲美)

▼初めて参加したのですが、とても楽しかった。温泉にも入れて、また是非参加したいと思いました。

▼安い金額でいろいろな企画をやっていただいて、ありがとうございました。とても楽しかったです。
                                              (瀧川 恒夫)




 「超過達成目指し、元気に活動する」と決意
■19分会「分会拡大出陣式」■ 2010/09/10

 秋の拡大準備月間が始まり19分会は6日、「分会出陣式」を菅田東町町内会館で開催。拡大への意気込みを表しました。

 集まった6人のメンバーは、これから始まる秋の拡大行動に向けて、「如何に拡大に結びつけていけるか」と訪問方法の見直しを中心に話し合いました。
 6名の目標を決定し、菅原分会長は色紙に意気込みを記しました。
 19分会は、既に2名拡大済み。集まった仲間は、この勢いで、「早期に目標達成し、最終的には超過達成を目指して元気に活動していこう」と決意を固めました。
                                              (松崎 昇)




 「アスベスト被害の根絶・救済をもとめて」 署名数62筆
■「革新と共同の会」月例宣伝行動■ 2010/09/04

 「アスベスト被害の根絶・救済をもとめて」神奈川支部は9月4日、JR東神奈川駅頭で支部から組合員7人が参加。署名宣伝行動を行いました。
 「革新と共同の会」の月例行動の取組みで、神奈川地区労など連帯の仲間と共に合わせて14人が道行く人たちに呼び掛けました。
 
 署名とチラシ配布は駅頭の両側に位置し、土曜日の午後とあって家族連れも目立つなか、気軽に呼び掛け、署名数は62筆になりました。
 新日本婦人の会は「後期高齢者保険制度廃止」の署名を呼び掛け、25筆頂きました。チラシは合わせて650枚、この短時間の間に手渡しました。
 この宣伝行動は定着し、「チラシを受け取る皆さんの反応も良い」との感想も聞かれました。
                                              (瀧川 恒夫)




 夏の疲れも吹き飛ばし、元気に拡大決意
■青年部「秋の拡大決起集会&納涼会」■ 2010/08/30

 神奈川支部青年部による「拡大決起集会&納涼会」が8月28日、ポートヒル横浜で行われ、14名の青年部員が参加。秋の組織拡大運動に向け、決意を固めました。

 青年部は今回の拡大で5名の目標を決め、「仲間で励ましあいながら拡大を頑張ろう!」と力強く決意。
 また、青空保育園から5名の先生方が参席。そして、本部青年部担当書記も応援に駆けつけ、力を得た(大勢の女性に囲まれた)青年部員は夏の疲れも吹き飛ばすように、元気一杯。拡大への意欲を燃やしました。
                                              (松崎 昇)




 原水禁世界大会での熱い体験を語る
■建設横浜「平和のつどい」■ 2010/08/27

 建設横浜「平和のつどい」が8月27日、東神奈川・建設プラザで開かれ、原水禁世界大会に参加した15人が出席。広島3日間の熱い体験とその思いを語りました。

 第1部は、「『今伝えたい』〜あの日からのメッセージ〜」(製作:高校生1万人署名活動実行委員会)の被害者証言ビデオが上映されました。その生々しい実体験を語る被爆者の声は胸を突き刺しました。

 NPT再検討会議代表団はニューヨーク行動の報告。町中での署名行動の様子。国連までの大パレードと署名提出。労組との交流集会。リバーサイド教会でのコンサートとシンポジウム。国連訪問などをスライドで説明しました。

 原水禁世界大会参加者は壇上から、広島での体験をそれぞれ語りました。

 ▼法橋修二(川崎支部) 潘基文(バンギムン)国連事務総長が「核兵器は要らない」と発言しているのに、被爆国の首相が「核の抑止力は必要」というのは残念だ。7〜10兆円あるという隠れ軍事費を回せばもっといい国になる。式典の静寂に連帯感を感じた。

 ▼功刀正(鶴見支部) 世界大会の参加者が7000人とは驚いた。広島の町の比較写真を見て、その被害の大きさに恐ろしさを感じた。「爆弾は戦争がなくならない限り無くならないのかなあ」と思うと切ない。核兵器がテロに使われたら・・と米は気づいたのか。

 ▼吉田雄一(緑支部) 世界でも被爆地があったのは、今回初めて学んで驚きでした。平和資料館の蝋人形は衝撃的でした。

 ▼松井太一(港北支部) 何千度の熱で鉄が気化してしまうとは信じられない。腕を吹っ飛ばされて戻った兵隊に、「何で生きて戻ってきた」という上官の言葉が象徴している。無茶苦茶な戦争だった。核抑止論がまかり通っているが、平和利用もあてにならない。クリーンエネルギーを使えばいい。

 ▼内田秀巳(神奈川支部) 一発で14万人。長崎は7万人が死に、負傷者も同じくらいいた。二度と使って欲しくない。米軍に30年で5兆円もの援助金。10万人の保育園の2倍の金額だという。25ヵ国の合計(援助国は26ヵ国)より多額というのは異常だ。日米軍事同盟を破棄できるはずだ。戦争、原爆の恐ろしさを伝えて、何処にでも行け好きなものを食べられる今の平和を守っていけるよう頑張っていきたい。

 ▼佐々木伸一(保土ヶ谷支部) 世界中で核被害がある。ビキニ環礁で第五福竜丸被爆もあった。国内で原爆保有の原子力空母などの寄港には怒りをおぼえる。団結して声をあげていきたい。

 ▼武田信吾(旭瀬谷支部) 世界大会会場で、「こんなにたくさんの人が取り組んでいるんだ」と思い、日本人なのに無関心だった自分に気づいた。「核で命を奪われ涙しながら撮った一枚の写真」を見て、私は涙が止まらなかった。この貴重な体験を子供たちや未来の若者に訴えていく。核兵器の恐ろしさを学び、仲間に出逢えたことを感謝している。

 ▼東海大基(西支部) 資料館で驚いた。2発で20万人の人が亡くなり、心に深い傷を負った。唯一の被爆国が曖昧な態度をとるのは許せない。神奈川に原子力空母が来る。政府は何も学ばないのか、悔しい。

 ▼大木祥一(南支部) 強制連行されて被爆した人もいたのは憤りをおぼえた。英仏の代表、ルース駐日米大使も来たが謝罪はなかった。NHKで見た「真珠湾を忘れるな」の言葉が印象に残っている。「自分に何が出来るか」考えさせられた。

 ▼荻久保源一(港南支部) 米英仏の代表が来、国連事務総長が「核なき世界は実現できる」と発言した。核廃絶の運動は前進している一方、横須賀入港も事実で恐ろしい被爆の危険もある。核の恐ろしさを伝える義務があると実感した。路面電車から川を見て惨劇を思い起こした。プライベートで行って、子供にも知ってもらいたいと思った。

 ▼小澤陽一(中支部) 2、30代の人が多くてビックリした。核実験での被爆も無くしていかなければならない。核廃絶運動に自分も頑張る。


 ▼鈴木康司(磯子支部) 被爆者は2世、3世になってきた。若い人に参加してもらい被害を伝えてもらいたい。どんどん参加して、危険性の声を広めていきたい。中学生が署名を片言の英語で直向きにしていたことに心打たれました。

 ▼沼田加奈子(主婦の会) 核は平和のために使えばどんなに有効か。今も掘ると骨が出てくるといいます。生々しい被爆体験を聞きながら胸が苦しくなりました。

 ▼西山敦之(青年部) 私が組合運動に深く関わるようになったのは4年前の広島参加がきっかけ。平和を担っていく若者が多く行って欲しい。世界平和のため頑張る。

 ▼安斎史人(書記) 「核が必要」と言った菅首相の言葉が印象に残る。

                                       (瀧川 恒夫)




 拡大月間に向けてスタート
■「仲間を増やす会」■ 2010/08/22

 「秋の拡大月間」を控え神奈川支部は8月22日夜、東神奈川・建設プラザで「仲間を増やす会」を開き、拡大月間に向けての事実上のスタートを切りました。

 開会挨拶で佐藤書記次長は、「脱退者が増えている。秋の拡大では100人を超す仲間を増やしましょう」と語り、岩谷支部長は「今日の講習会で話をよく聞き、拡大に廻ったときに説明ができるよう学習しましょう」と挨拶しました。

 知らないと損をする組合のお得な情報ということで最初に、市川和子本部労働対策部担当書記は「労災保険について」の詳細な説明をしました。
 労災の特別加入の制度は、永年かけて組合が勝ち取った制度で、引き続き、補償範囲の拡大は国に制度改善を求めている、といいます。
 その他、労災が使えない事例などを列挙し、分かりやすく説明しました。

 アドニス神奈川支部担当の内藤さんは、「工事保険、自動車共済」について、実例をあげ説明。例えば、「工事資材が盗まれた」「建設中の家が火災により全焼した」など建設中の建物など工事物件の損害をカバーできるなど、安くて広範囲な補償が受けられる工事保険の紹介をしました。

 後半行われた懇親会で瀧川書記長は、「私たちは、労災や健康保険、工事保険などで暮らしや命を守ってきた。今ある組合業務は、私たち先輩が勝ち取ってきたもの。それを守り、発展させ、孫子の代に引き継いで行くには、仲間を増やすしかない」と訴え、各分会長は「拡大は頑張る」と決意表明しました。
                                             (瀧川 恒夫)




「お父さんに褒められて嬉しかった」 盛況の木工教室
■市立二谷小学校「木工教室」■ 2010/08/22

 神奈川支部は8月22日、横浜市立二谷小学校の「木工教室」に組合員24人が参加。子供たちの作品作りの手伝いをしました。
 この日、「木工教室」に参加したのは、児童と家族72組。作品は、移動式本立てと作業棚、簡易イスの3点です。
 校長先生の挨拶があり、岩谷支部長は組合を代表して挨拶しました。武田技対部長は作品内容や手順などを説明し、「ケガをしないように・・」と注意を喚起して作業開始。
 会場となった体育館の窓は全開。暑さとも格闘しながらの作業でした。
 参加者は、9時半の開始時刻から2時間足らずで完成させ、出来映えを思い思いに語っていました。
 体験コーナーでは、ノコギリでの丸太切りやカンナ削り、壁塗り左官作業などが行われ、早めに作品を完成させた児童が、目を輝かせながらそれぞれ挑戦していました。

 作業終了後にみなさんが感想を寄せてくれましたので、紹介します。
▼くぎが曲がんないでできた。おとうさんにほめられました。うれしかったです。(5年生)
▼パパがすごかったです。たいいくかんは、あつかったけど、じょうずにできて、よかったです。たのしかったからまた、らいねんさんかしたいです。だいくさん、どうもありがとうございました。(1年生)
▼だいくさんってがんばっているんだな。かんなけずりをやってると、かつおぶしみたいなのがでてきました。(3年生)
▼くぎをたくさんうって、とんとんとおとがしました。たいくさんがたすけてくれました。だいくさんはすごいとおもいました。(1年生)
▼今日の木工教室で、大工さんやけんせつしょくにんさんの気もちがよくわかりました。たいへんさやがんばりなどが、強くかんじました。また来年も木工教室に行きたいです。(3年生)
▼4年間毎年やっていたけれど、他のアンケート用紙に書いてあるように、大工さんなどの大変さがよくわかった。約2時間で、つくえ1台つくるのが精いっぱいなのに大工さんたちは、1ヶ月で家を1軒たててしまうから、とても大変で人にあげるのできれいに、早くしなきゃいけないのですごいと思った。(5年生)
▼ネジをうつのがたいへんだったし、でもお父さんに、くぎうち上手と言われてうれしかったです。(3年生)
                                             (瀧川 恒夫)




四方転びの製図と作成 技術を競い合う
■平成22年度「青年技能競技大会」■ 2010/08/22

 第26回目を迎えた全国青年技能競技大会の神奈川県予選大会が8月8日(日)、産業技術短期大学で開かれ、出場した県内12名の選手は、北海道で開催される全国大会を目指し、日頃鍛えた技術を競い合いました。
 レベルは毎年上がり、全国大会ではコンマ何ミリの精度の差で勝敗を決する非常にハイレベルな大会となっています。
 神奈川支部では、青年部の簗場学さんと宮友博さんが本大会出場を賭けて参加しました。
 競技は、四方転びの製図と作成で、6時間という限られた時間内での作業。スピードと精度の両方を求められる内容となっています。
 会場は、ありったけの扇風機をフル稼働し選手をサポートしましたが、折からの猛暑と選手の熱気でサウナのような環境。どの選手も汗まみれでの作業を余儀なくされました。
 最終的に、出場12選手中10選手が課題を完成。その中で特に優秀だった海老名の北川和弘さん、川崎の原田登さんと木村幸勇さんが本大会出場を決めました。
 残念ながら神奈川支部二人の本大会出場は叶いませんでしたが、パシフィコ横浜で行われる次回の本大会出場に向けて、「さらに技術を磨く」と決意を新たにしていました。
                                              (松崎 昇)




「語り残して、平和な世界を」  「二度と65年前には・・」
 原水爆禁止世界大会で思う
■広島の原水爆禁止世界大会に参加して■ 2010/08/11、18

 今年も平和への思いを新たにする「暑い夏」がやってきました。
 横浜建設一般労働組合は毎年、全支部と主婦会、青年部から代表が「原水爆禁止世界大会」に参加しています。
 神奈川支部は代表として、内田秀巳10分会長。本部主婦の会からは、沼田加奈子神奈川支部主婦会長が参加しました。
 今年は、広島大会。
 3日間でしたが、二人は広島でさまざまな体験をし、その思いは「胸に感じる」ところがありました。その熱い想いを綴りました。

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「二度と65年前に戻って欲しくない」

 7月28日に開かれた建設プラザでの「結団式」に出席。原水協の代表から「ニューヨークに行き、署名691万筆を国連に届け、世界の政治を動かした。戦後65年の歳月が過ぎ、やっと原水禁世界大会の式典に米英仏の代表が出席する」との話が耳に残りました。

 8月4日、原水禁世界大会総会が広島グリーンアリーナで開催され、7400人が集まりました。外国では署名をすることは日本の実印を押すことと同じ意味があるといいます。大会で、「私たち100筆チャレンジャーで行った署名が、核兵器廃絶運動の一つとして世界の政治を動かした」との話に、熱い想いが込み上げました。
 「広島で被爆した姉が4日目に亡くなるまで、薬もなく、全身火傷の体から出る体液を拭くことしかできなかった」という思いの話には、胸が痛くなりました。被爆死亡者は269、446人になりました。被爆体験をされた方も高齢になり、次世代に語り継ぐ方も少なくなってきました。

 8月5日には「核兵器廃絶とくらし、軍事費削減・格差貧困の克服」の分科会に出席しました。沖縄総面積の18パーセントを占める米軍基地は世界一危険な基地で、犯罪が554件起きています。地位協定と密約の屈辱的実態があり、また、世界には悪魔の核兵器が23、360発あります。日本平和委員会から、今年5月、日米共同文書には「沖縄の負担軽減」という名目で、「本土の沖縄化」という臨時閣議決定文書を全国350自治体に送付した翌日、鳩山首相が辞職したとの報告もありました。
 広島平和記念資料館は、被爆者の惨状をあらわした写真や遺品、資料が展示してあり、私は悲しみや怒りが込み上げてきました。
 「原爆犠牲建設労働者・職人之碑」には、色とりどりの折り鶴がたくさんありました。
 原爆ドームは突っ張り棒とモルタル補修が年月を物語っていました。
 広島城内では、原爆に遭ったユーカリやモチの木が大きく育っていました。城内の防空作戦室から少女が広島の被害を無線で発信した部屋は、やはり冷たい感じのする場所でした。

 6日、平和祈念式。65年過ぎて初めて国連事務総長として出席されたのは、潘基文(バンギムン)国連事務総長です。広島の悲願である核兵器廃絶と世界平和の実現に向けて、被爆地広島から世界に力強いメッセージを発信されました。今年は、192の国々から出席。核保有国を含む74ヵ国の代表が参列されました。
 日本政府は何と、「核の抑止力が必要」と発言。被爆国の首相の発言とは思いたくありませんでした。
 子供や孫たちに平和の幸せを伝え、二度と65年前に戻って欲しくないと思いました。
                         (神奈川支部主婦の会会長 沼田 加奈子)

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「子供たちに語り残して、平和な世界が来ることを願っています」

 私は、初めて広島の原水爆禁止世界大会に参加させて頂き、神奈川支部の皆様にとても感謝しています。

 65年前に戦争で、アメリカに落とされたたった一発の原子爆弾が、一瞬にして14万人という人と建造物、この広島の町を破壊しました。廃墟と化し、焼けただれた人間の姿を平和記念資料館で見て、私はこの世の終わりだと感じました。

 こんな酷いことをする戦争がとても憎いと思いました。人間が人間を殺し合う事件が、未だに世界の各地で起きています。何の得があるのでしょうか。

 この三日間、少し時間が足りなかったですが、いろいろな場所を見学して戦争の惨めさを感じ、アメリカ人の心が自分に信じられない気持ちです。
 みんなそんな人ばかりではないと思うけど、最後の三日目に被爆者の人が語ってくれました。「平和」という言葉だけで、この大会を終わらせてもらいたくないです。

 これから後に続く人たちに、二度とこの戦争と核兵器を使ってもらいたくない。
 現実に世界の人類のなかで、最初に試された原子爆弾。この恐ろしい出来事を子供たちに語り残して、平和な世界が来ることを願っています。
                              (神奈川支部10分会長 内田 秀巳)




「全てのアスベスト被害者を補償し、被害の根絶を」
請願署名は134万9320筆 賛同議員は全会派68人
■首都圏アスベスト訴訟提訴2周年集会■ 2010/08/03

 「団結固め勝利への『大山場』を勝ち抜き、勝利判決・早期解決を勝ち取ろう!」と8月3日、首都圏建設アスベスト訴訟統一本部は横浜関内ホールで「首都圏アスベスト訴訟提訴2周年集会」を開催しました。
 東京、千葉、埼玉、神奈川から1166人が結集。「あやまれ、つぐなえ、なくせ アスベスト被害」をスローガンに、「全てのアスベスト被害者を補償し、被害の根絶を」と訴え、一層の団結を固め、運動に取り組むことを決意しました。
 集会後は、横浜市役所前を通って横浜地裁までデモ行進しました。

 宮島原告団長は、「われわれ建設労働者は、アスベストの有害性を知らされずに一生懸命働いてきた。大阪泉南の判決には感動した。勝利を勝ち取るまで全力で闘う」と決意を示しました。

 建設アスベスト請願書への賛同国会議員は全会派68人。出席の谷博之民主党アスベスト対策推進議員連盟幹事長は、われわれの要請に協力する挨拶をした後、ステージに積み上げた請願署名134万9320筆を受け取りました。

 西村神奈川弁護団長は、「国と企業の積極的な責任は明らか。署名は130万筆を突破した。もっともっと国民の支援を得て、全国一体となって完全救済を訴える」などと語り、闘争の道筋を示しました。

 清水首都圏アスベスト訴訟統一本部事務局長は、「街頭で、駅頭で署名を集め、大きな世論づくりをしよう。国会内で力関係を変え、加害企業への要請行動を強化し、結審まで大きな取組にしていく。原告を先頭に大きな闘いにしていこう」と訴えました。
                                             (瀧川 恒夫)




「飛騨高山と白川郷」 研修と親交を深めた楽しい旅
■神奈川支部「青年部研修旅行」■ 2010/07/28

 神奈川支部青年部は6月20、21日の両日、1泊2日の「青年部研修旅行」を行いました。
 参加者は15人。飛騨高山と白川郷を訪れ、研修と親交を深めた楽しい旅でした。

 <松本城>
 メンバーの多くが現役の木造大工さんということもあり、やはり同じ城見学でも見る場所が違うようでした。一般の人が柱の太さに驚いている脇で、青年部メンバーは細かい部分の収まりや使われている木材の材質、仕事の仕方などをしきりに議論していました。

 <高山陣屋見学>
 1816年に改築され、当時の面影を残す母屋の重厚さに一同、息を飲んでいました。化粧材の回し方を見て、「自分ならこうする」という頼もしい意見を言っている人もいました。天井や屋根の工法を他の観光客に解説している仲間もいて、大工という仕事に皆誇りを持っているのだと改めて実感しました。

 <高山朝市>
 朝食後の空き時間を利用して、有名な高山朝市を見学しました。皆、ここで家族や友人へのお土産を買っていました。

 <白川郷>
 絵葉書のような風景に自分が入り込んでいることに、みな興奮。雨が心配されましたが、なんとか降られずに済みました。合掌作りの建物の中に入り、当時の生活を思って感慨にふける人。囲炉裏脇に座って当時の人になりきる人。建物の作りの合理性を仲間と話し合う人。みな、古い建物を堪能しています。途中、大規模改築中の合掌作りの建物があって、ちょうど職人さんが仕事をしていたので、その職人さんを質問攻めにしていた人もいました。「仕事中の職人さんごめんなさい」。最後に白川郷が一望できる展望スペースに立ち寄り、記念写真をパチリ。いい記念になりました。

 <帰りのバス>
 中央道諏訪インター付近で、乗っていたバスのファンベルトが切れるというアクシデント発生。なんとか最寄のサービスエリアにたどり着くも、結局、修理不能で、50人くらい乗れる超豪華な観光バスに急きょ乗り換えとなりました。思い思いの場所でくつろぎつつ再び出発、予定到着時刻を3時間以上遅れて新横浜に到着しました。皆、次の日仕事だったので、ヒヤヒヤ(当人たちは半分開き直っていましたが)でしたが、無事に帰ることができました。
 青年部のメンバーが、普段あまり見せない建築に対する熱い思いを感じる事が出来た研修旅行でした。
 バスの中で飲みすぎて、当初計画していたトイレ休憩場所の予定が全く役に立たなかった事は、次回の工程を検討する為のよい経験になりました。
                                               (松崎 昇)




「たとえ家計が厳しくとも、かあちゃん笑顔ならやっていけるさ」
■神奈川支部■ 2010/07/28

 神奈川支部主婦の会は7月24日(土)、東神奈川・山海楼で納涼会を行ないました。

 最初に、普段どおりの常会を行いました。
 これから忙しくなる主婦の会。8月には原水禁世界大会に沼田会長を派遣。全日本母親大会には岩谷副会長と佐藤副会長が代表で出席します。神奈川県母親大会には、大勢で参加していきます。
 また仲間を増やす拡大では、組合員拡大8人、主婦の会会員6人の目標を再確認しました。

 常会を終え、お待ち兼ねの納涼会に移りました。
 参加した16人はいつもの顔ぶれだけでなく、23分会の加藤勢以子さんも参加。歌い、笑い、そして、食べものと大いに交流し、楽しみました。

 「たとえ家計が厳しくとも、かあちゃん笑顔ならやっていけるさ。どこまでも」。
 これからの英気を養い、かあちゃんパワーでおとうちゃんたちを盛り上げていこう、と決意を固めました。
                                            (金澤 拓也)




「自分と家族の生活を守ろう!」元気にデモ行進
■全建総連・中央総決起集会■ 2010/07/28

 「自分と家族の生活を守ろう!」と全建総連・中央総決起集会が7月7日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、全建総連傘下の49県連組合、6,649人の仲間が集結。「今すぐ!仕事を!」「守るぞ!建設国保!」と気勢をあげました。
 田村中央執行委員長は、「建設不況の打開と建設国保の死守、消費税増税絶対反対」を強調。また、駆けつけた5政党の代表議員は、「全建総連の要求を支持する」と力強く挨拶しました。
 古市書記長は基調報告で、各政党に向けての運動の成果の挙げたあと、会場を埋め尽くす参加者に更なる奮闘を訴えました。
 集会決議を採択後、東京駅まで元気にデモ行進。神奈川支部は11人が参加。降り出した雨を吹き飛ばす勢いでシュプレヒコールをあげ、沿道に呼び掛けました。
                                              (松崎 昇)




「今回で目処」「ラストスパート!」 第二次原告団は初の法廷 
■首都圏建設アスベスト訴訟第13回口頭弁論支援集会■ 2010/07/23

 首都圏建設アスベスト訴訟第13回口頭弁論が7月23日、関内・横浜地裁で開かれ、暑い夏の日差しのなかを150人以上の仲間が支援に集まりました。

 13回目をむかえる口頭弁論支援集会。第二次原告団としては初の法廷となりました。
 原告団は、第一次と二次あわせて50人を越えています。神奈川支部は、香川さん(16分会)と伊井さん(20分会)が出席しました。
 開廷のあいだ私たちは、隣にある情報文化センターで行われた支援集会に参加。いま行われている第二次原告団の陳述書を代理の方が読み上げました。
 内容は、どれも国とメーカーの責任を求めています。読み上げの途中で涙を流し、言葉を詰まらせ、会場は緊迫したものとなりました。
 法廷が終わり、戻ってきた原告団を迎え入れました。阪田弁護士は報告のなかで、「一社毎の責任でなく、アスベストを扱うメーカー全体の責任だ。 国は命と健康を守る義務がある。 今回で一定の目処が立った」と語り、「残りラストスパートです」 と激励しました。
 陳述した原告団の仲間は、「あの短い時間で全てを伝えることはできなかった。出来るだけ伝えられるよう精一杯だった。おしゃべりな私が、少し話すだけでぜぇぜぇと息が切れてしまう」 と無念さを表しました。
 原告の一人は車椅子で参加し、「生きているうちにやっておきたい」と熱く語っていました。
 ある組合員はアイシーレコーダーを持参し、「何十年も前からレントゲンで引っ掛かっているので、いつかは我が身だ。この話を多くの人に聞かせたい」と話しました。
                                          (金澤 拓也)




 「青年組合員の話しを聞き、すごく考えさせられました」
■神建連2010年全県組織活動者会議■ 2010/07/18-19
 全県組織活動者会議に参加して

 山田さんの記念講演を聞いて、労働組合がどう有るべきか、組合の自発的参加型をどう作って行くか、どう問題を解決して行くかを改めて考えさせられました。

 また、組織拡大の重要性を改めて認識しました。特に、これからも増えていくであろう女性労働者が、安心して働ける職場。そして、それを支援して行ける組合づくりは必要だと思いました。

 私が参加した青年組合員の意志統一会議では、やむを得ず辞めていく仲間や建設現場にいる未加入の青年を、どう仲間に入れるかについて、いろいろな意見が出ました。
 なかでも私が注目したのは、青年に限らず組合員が組合を辞める時に相談に来るのではなく、早い段階で相談に来れる環境作りや組織作りが必要と言う意見があり、私もこれに共感しました。
 新しい仲間を増やす事に付いては、建設国保の30歳未満の保険料を見直すと言う意見も出ました。
 いろいろな青年組合員の話しを聞き、すごく考えさせられました。
                          (神奈川支部組織副部長・青年部  佐藤 寿)




 秋の組織拡大月間 目標達成へ意欲
■神建連2010年全県組織活動者会議■ 2010/07/18-19

 「神建連2010年全県組織活動者会議」が7月18日、「箱根湯本ホテルおかだ」で開催され、秋の組織拡大月間に向けた方針を確認。目標をめざし、スタートを切りました。

 渡部三郎書記長は基調報告で、「@医療保険一元化阻止・建設国保を守れ、A消費税ノー、B仲間の仕事・賃金確保の三大要求実現の参院選挙結果は、推進派の動きに大きなブレーキをかけた。今こそ大きな組織と運動力を持つ建設労連の出番です。要求前進の大運動を攻勢的に強めましょう」と訴えました。
 書記長は、「基礎組織をどう強めていくかが重要。若くて元気のいい人を役員に、魅力ある活動ができる“たまり場”をつくる、自覚的なやり切り目標を決める」など、仲間の団結を強調。「組合があるからできるメリット」を説明できる業務学習をすすめ、幹部が事務局頼りを打破していくことの必要性を語り、「対象者は東京、埼玉の2倍いる。頑張れば出来る」と目標達成への意欲を示しました。

 現代史家・山田敬男・労働者教育協会会長は講演で、参院選挙後の情勢を語り、日本労働運動の再生に向けての提言を示しました。そのなかで、仲間を増やすことの重要性を強調。「まともな人間集団」「魅力的な活動家集団」の構築が急務であると話しました。
 魅力的でないリーダーは、「@全体を見ない、自分の任務しか見ない。A情勢と無関係に動く。B仲間の成長に共感しない。C自分の成長、可能性に背を向けている人」と挙げました。そして、「私信な心を持ち、想像力を豊に、人間の痛みが分かる勇気を持ち、理性的な論理をもって活動して欲しい」と私たちを励ましました。

 分散会は翌日、参加者が9会場に分かれて討議。情勢や組織拡大の重要性を意志統一したあと、組織状況や拡大経験を話し合い。そして、それぞれ拡大への決意を表しました。
                                             (瀧川 恒夫)




 全国から悲痛な声 48県連組合、5610人が結集。
■全建総連 生活危機突破中央総決起大会■ 2010/07/07

 全建総連は7月7日、東京・日比谷野外音楽堂で「生活危機突破中央総決起大会」を開きました。

 全国から48県連組合、5610人が結集。悲痛な状況を訴えた発言が聞かれました。

 神奈川支部は、11人が参加。集会後、小雨のなかをシュプラヒコールをあげながら、東京駅付近まで元気にデモ行進しました。

 古市良洋書記長は基調報告で、「5政党の挨拶では我々の要求が直ちに実現しそうだが、そうはいかない。参院選挙前に4つの要請しました。@国保の一元化なしA仕事不足打開、リフォーム助成制度B公契約法をCアスベスト対策です」と訴えました。
 民主党のマニュフェストから「コンクリートから人へ」が消えた。「建設国保一元化の表現」も消えた。自民党は「アスベスト対策」に基金を作るといい、公共工事現場の賃金確保・生活を守るようにすると提示している。「諦めずに運動すれば、要求を勝ち取っていける」と書記長は強調しました。
 公共工事は木造化する。既にできあがったRC計画も木造に見直しする取組が広がっている。「地域でしっかりと仲間の仕事に結びつけていきたい」と抱負を語りました。
 「事業仕分けレビューで国保国庫補助金の見直しがあった。厚労省は補助は継続するが見直ししなさいということだから、概算要求に盛り込まれるが満額確保しても下がる。財務省はこれだけ下げる余地がある、ととんでもないことを言っている。200、300万円の所得しかない我々建設労働者の国保をびた一文負けさせる訳にはいかない」。
 書記長は、「5党の代表が国保を守ると言ったのは心強い。この選挙が終わったら、当選者を含め720人の国会議員にもう一度お願いする。今年度と同じ補助金をつけてくれと要求する」と不退転の覚悟を示しました。

 大分建労の仲間は、「5414戸が3590戸に40%減少した。仕事がない。生活できない。何とかして欲しい、と政治に言いたい。国保は守り抜く。ハガキ要請は120%達成した。これまで以上に頑張る」と強い決意を表明しました。

 岩手建労の青年部長(39)は、「自費3000円でユニフォームを揃えて18人で来た。仕事さえあればやめなくていい。組合員は6500から5700人に減った。賃金は1万から1万2千円貰えればいい方だ」と怒りをぶつけました。

 岐阜建労の仲間(61)は、「設備投資しないから鉄骨が建たない。廃業寸前だ。従業員は独立させた。どうにもならない」と悲痛な叫びをあげました。
                                             (瀧川 恒夫)




 秋の組織拡大運動に向け、決起
■横浜建設一般労働組合第2回組織活動者会議■ 2010/07/04

 「横浜建設一般労働組合第2回組織活動者会議」が7月4日、建設プラザで開かれ、全支部から170人余りが参加。秋の組織拡大運動に向け、決起しました。

 吉良比呂志書記長は基調報告で、全建総連での国保情勢や現場での働くルールづくりの闘い、仕事興しの要求運動にふれた後、当面する県連組織活動者会議や総決起集会の取組みを提示。そして、秋の拡大運動に向け、@仕事・暮らしの要求A建設国保を守るB3ヵ年計画2年度3.5%実増めざす月間にする取組を提案しました。
 また、書記長はまとめのなかで、「『分会議に行って本当に良かった』という仲間作りが求められている。じっくりとやっていきたい」と語り、分会を主人公にした取組、分会への結集の重要性を強調しました。
                                             (瀧川 恒夫)




 「東京大江戸温泉物語」日帰りバス旅行に10人
■神奈川支部主婦の会 日帰りバス旅行■ 2010/06/30

 雨混じりの6月23日、神奈川支部主婦の会は会員に呼び掛け、日帰りバス旅行を行ないました。行き先は、「東京大江戸温泉物語」。参加者は10人でした。

 横浜駅集合、送迎バスに乗り込みます。降雨も何のその、バスの中は大賑わい。あっという間に到着しました。

 主婦の会常会もしっかりと、今の情勢と「かあちゃんたち」の役割を再確認。
 美味しい昼食、そして温泉三昧。
 夕方までの自由時間でめいめいが好きな温泉に浸かり、日ごろの疲れを癒す一時を過ごしました。
 参加した人達は声をそろえて「楽しかった」「また行きたい」の意見。レク係の皆さん、お疲れ様でした。
                                             (金澤 拓也)




 私たちの建設国保は健全な運営をしています
■全建総連■ 2010/06/17
拡大表示します
全国建設労働組合総連合> http://www.zenkensoren.org/index.html




「住まいのことなら地元の建築職へ」  「住宅デー」を開催 
■全国統一「第33回住宅デー」■ 2010/06/13

 全建総連は6月13日、全国統一「住宅デー」を開催しました。
 建設横浜神奈川支部はこの日、4会場で実施。包丁研ぎやマナ板削りなどの市民サービスに汗を流しました。19分会では既に菅田会場で4月25日に実施し、周辺住民に大変喜ばれています。
 なお、岩谷支部長はじめ瀧川、中村、金澤、松崎さんの書記局ら5人は、各会場を回り激励しました。

■(入江川公園)会場
 7分会は6人が参加し、JR横浜線大口駅そばの入江川公園に早朝からテントを設置。準備作業に取りかかりました。
 住宅デーの案内チラシは全部で300枚。町会に話をし、回覧板に添付してもらいました。
 参加者は、中澤、戸部、藤原、磯部、後藤、中村さんの6人でした。




■(横山建設)会場
 11、12分会は合同で、大口商店街入り口に位置する横山建設の作業場で開きました。
 住宅デーチラシは1200枚。内1000枚は新聞折り込みとし、残りは町会回覧板案内と夜間、付近住宅に手配りしました。
 10時、三浦12分会長の発声で元気よくスタート。12本の包丁が既に用意され、研ぎが開始されました。
 参加者は、石川、三浦、斉藤、横山、宮林、厚海、渡辺、田中、加藤、三浦、鈴木さんの11人でした。


■(大豆戸町町内会館)会場
 17、18分会は600枚のチラシをみんなで手分けして配布。町会回覧板にもお願いしました。会場は、分会議場のすぐ隣の神社入り口。風呂場の木製腰掛けなど手作り作品も展示しました。
 参加者は、七海、川上、佐々木、鈴木、武田、大羽、岸さんの7人でした。



■(菊地工務店)会場
 26分会は、仕事興しとの意気込みで住宅デーを開催。地域住民に300枚、夜中に手配りしました。会場は分会長の作業場前。「横浜建設労組の無料住宅相談、住まいのことなら地元の建築職へ」の横断幕は一目を引きます。
 住宅エコポイントの案内チラシも用意。新調まな板を展示して、元気いっぱいに来訪者に応対していました。
 参加者は、菊地、東、菊地、川合さんの4人でした。


                                              (瀧川恒夫)




6万人の神建連を早期に実現 総力挙げて奮闘
■神建連「第56回定期大会」■ 2010/06/06-07

 神建連(神奈川県建設労働組合連合会)は6日、熱海後楽園ホテルで「第56回定期大会」を開き、2010年度の運動方針と予算を決定。先頭に立つ役員を選出し、運動前進の意志を固めました。

 大会は、「建設産業と仲間の未来を切り開こう!」、「仕事を確保し賃金を引き上げよう!など20行のスローガンを採択。「組織拡大で早期に6万人の神建連達成を。参院選挙は、建設職人の要求実現選挙と位置づけ、組合の総力を挙げて奮闘する」との大会宣言を満場の拍手で確認しました。

 午後に開かれた分科会では、@賃金、A住宅、B労安、C社保、D技術、E税金、F組織、G教宣、H財政、I平和のそれぞれの分野で議論が深められました。

 渡部三郎書記長は基調報告で、「7月の参院選挙勝利へ奮闘し、医療保険一元化や消費税増税阻止の闘いに総力を挙げ、仕事確保・公契約条例制定に全力を上げよう」と訴え、そして、「必ず組織実増を果たし、6万人の神建連を早期に実現しよう」と目標を示しました。

 内藤勝義会長は、「春秋の拡大で7355人が新加入した。これは、役員や青年部、主婦会など家族ぐるみの団結の成果」と述べたあと、「建設の3大争点、@国保を守る、A消費税ストップ、B地域の仲間の賃金を守ろう」と呼び掛けました。

 古市良洋全建総連書記長は、全建総連が1万4千人組織を減少したなかで、神建連が善戦健闘していることに敬意をあらわしたあと、厳しい状況を踏まえ全国の仲間の要求を厚労省など国に強く要請していることを強調しました。


 神奈川支部は、岩谷支部長、瀧川書記長
、佐藤・中村両書記次長が今大会に出席しました。
 岩谷さんは、第1分科会(賃金)議長として取りまとめ役を
果たしました。

                                              (瀧川恒夫)




組合費引下げ 3、800円に 運動統一に全書記長会議開催も
■横浜建設一般労働組合「第2回定期大会」■ 2010/05/30

 横浜建設一般労働組合は30日、関内・横浜開港記念会館で第2回定期大会を開き、向こう1年間の運動方針を決めました。

 吉良比呂志書記長は議案提案の冒頭、この一年間を振り返り、この大会の議論で「希望の見える時代を切り開いていこう」と呼び掛けました。
 吉良書記長は、今年度の運動の重点課題として、@改めて地域を見直した仕事おこし運動、A公契約条例などの働くルールづくり、B国保を守り抜く、C「一人親方」問題、Dアスベスト裁判勝利、E消費税増税反対、F憲法改悪、日米安保廃棄の闘い、G参院選における要求実現闘争などをあげました。
 組織建設については、12、500人の組織をめざす新3ヶ年計画と年間拡大16%以上の目標を設定。また、3組合の青年部・主婦の会がそれぞれ組織統一、強化されたことが報告されました。
 そして、組合費を引下げ、3、800円(2級は2、500円)に統一することが確認されました。行動費等については、今後なお検討していきたいと発言しました。
 本部執行委員体制については、一部をのぞき役員変更はなく再確認。
 なお、規約改正では、各支部間の統一的な運動取組などを調整するため、必要に応じて全書記長会議を開催することが確認されました。

 菅原盛執行委員長は大会冒頭で、「厳しい状況のなかで命を絶つ仲間がでている。仕事確保をみんなの力で取り組んでいきたい」などと挨拶しました。

 内藤勝義神建連会長は、「後期高齢者を65歳まで引き下げる保険制度や消費税増税は容認できないし、建設業者を半分以下に減らすなど言語道断。この参院選で要求実現する人たちを選んでいかなければならない」と語りました。

 渡部三郎神建連書記長は、「今年はどういう年になるか。40年間、こんなに困難なことはなかった。国保が生き残るか。アスベストが勝てるか。頑張れば飛躍するし、後退すれば後がない」などと問いかけたあと、「@公契約条例制定機運が県内で進んでいる、A住宅エコポイントの活用、B国保の見通し、Cアスベスト裁判勝利への展望」を示し、そして、「組織を伸ばし、参院選で建設労働者の未来への展望を切り開いていこう」と呼び掛けました。

 神田雄一横浜労連事務局長は、「公契約条例は建設だけでない。全労働者と大きく連携して最低賃金引上げなど制度要求、運動の底上げをすすめていきたい」と語りました。

 畑野君枝共産党前参院議員は、「後期高齢者医療制度は本来ならなくなっていた。法人税の減収は消費税の税収分。財界は儲けを働く人に回すべきです。ニューヨークでNPTが合意し、アメリカ・世界が変わりつつある」などと話しました。

 井上大介民主党市議は、「公契約条例制定は大きい市から発信していけば全国に波及する。会派を越えてすすめたい」と述べました。

 中島文雄共産党市議は、「中小企業振興条例は、これから魂を入れていくことが大事。市民が住み続けられる横浜市にしたい」と語り応援しました。

 杉山典子ネットワーク横浜横浜市議は、「後期高齢者制度は後戻りはできない。安心できる社会保障制度は政権交代しかない。個人を豊かにする経済政策、横浜に住んでいる人にとって良い政策になっていない。公契約条例、女性の就労など連携するところと意見交換してつめていきたい」と述べました。

 村松加代子建設政策研究所専務理事は、「地元発注は少ない。地元業者がいなければ建設産業自体が成り立たない。研究所は、より良い働く環境作りに総力をあげて取り組み、雑誌を通じて発信していきたい」と話しました。

 神奈川支部は大会現勢実増支部として、港北と磯子支部とともに表彰されました。
 09年秋の月間拡大ベスト10では、9・14・15・20分会(1、4、5、7位)。春は、6・15・9分会(1、3、5位)となり表彰。年間15%拡大目標達成分会としても神奈川支部は、6・9・15分会がそれぞれ表彰を受けました。
                            (瀧川恒夫)




NPT会議 最終文書を全会一致で採択
■NPT(核不拡散防止条約)再検討会議■ 2010/05/29
 核兵器廃絶をめぐり5月3日から開催されていた核不拡散条約(NPT)の再検討会議は28日、閉会しました。

 一時は、核軍縮・核不拡散・原子力の平和利用について3委員会で、核保有国と非同盟諸国との対立から議論が暗礁にのりあげ、最終合意ができるか否かが危ぶまれていましたが、ぎりぎりのところで核軍縮や核拡散防止など64の行動計画を明記した最終文書が全会一致で採択されたことに、私は安堵しました。

 日本の新聞社は次のように報じています。(ネット配信より概略)

<朝日新聞> 【ニューヨーク=丹内敦子】国連本部で開かれていた核不拡散条約(NPT)の再検討会議は28日、核廃絶への具体的措置を含む64項目の行動計画を盛り込んだ最終文書を全会一致で採択、閉幕した。再検討会議での文書採択は10年ぶり。期限は示せなかったが、「核なき世界」の実現を目的に掲げ、「核兵器禁止条約」構想にも言及した。

<読売新聞> 【ニューヨーク=吉形祐司】国連本部で開かれていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は28日午後(日本時間29日朝)、核軍縮・核不拡散のための64の行動計画を明記した最終文書を全会一致で採択して閉幕した。具体的な措置を盛り込んだ最終文書の採択は10年ぶり。オバマ米大統領が提唱する「核兵器のない世界」実現の柱となるNPT体制強化に向けて一定の道筋が示せた形だ。

<毎日新聞> 【ニューヨーク草野和彦、加藤小夜、大治朋子】国連本部で開かれていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は最終日の28日、カバクトゥラン議長が提案した最終文書を採択し閉幕した。前回の05年会議は最終文書を採択しておらず、NPT体制強化に向け国際社会の政治的な合意が10年ぶりに達成された。合意項目には、イスラエルの核を念頭に置いた「中東非核地帯構想」を巡る国際会議を12年に開催することや、北朝鮮の核実験への非難が盛り込まれた。

<産経新聞> 【ニューヨーク=松尾理也】国連本部で開かれていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は最終日の28日、核軍縮の進展や核不拡散体制の強化をうながす行動計画を盛り込んだ最終合意文書を採択し、閉幕した。大幅な妥協を経たとはいえ、最終文書の採択成功は、議題すら決まらずに決裂した前回2005年再検討会議によって危機にひんしていたNPT体制の信頼回復に向け、前向きな一歩となった。

<日本経済新聞> 【ニューヨーク=杉本晶子】国連本部で開催していた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は28日、核軍縮推進や核拡散防止の枠組み強化に関する最終文書を全会一致で採択した。同会議は5年ごとに開かれ、最終文書を採択するのは2000年以来10年ぶり。今年4月の米国とロシアの新たな戦略核兵器削減条約の締結に続き、多国間の場でも核兵器の脅威削減へ一歩前進した。

<神奈川新聞> 【ニューヨーク共同】3日から国連本部で開かれていた5年に1度の核拡散防止条約(NPT)再検討会議は最終日の28日午後(日本時間29日午前)、「核兵器なき世界」実現を決意し、64項目の行動計画を柱とする最終文書を全会一致で採択した。行動計画は核保有国に対し、核軍縮に関する進展状況を2014年の再検討会議準備委員会に報告するよう要請した。最終文書の採択は10年ぶり。
                                              (瀧川恒夫)




核兵器廃絶や平和への想い NY報告と「今度は広島!」
■NPT(核不拡散防止条約)再検討会議・要請代表団報告集会■ 2010/05/28

 NPT(核不拡散防止条約)再検討会議・要請代表団報告集会が28日夜、建設プラザで開かれ、ニューヨーク行動に参加した70人余りが出席。それぞれの口から、核兵器廃絶や平和への想いが語られました。

 菊谷節夫団長は、「楽しかった。感動と感激の一週間でした」と述べ、次のように語りました。

---署名行動やリバーサイドチャーチでの国際会議、国連での原爆展等々いろいろ思い出すことはありますが、何よりも「世界が動いている」という実感がしました。
 今、NPT会議は28日最終日を迎えて、つばぜり合いを演じています。被爆国の首相や外務大臣が行けばいいのに。「不満です。酷いじゃないか」と思います。沖縄は迷走。というより、血迷っています。辺野古に決めた。酷いを通り越しています。
 私たちはニューヨーク行動の経験を「財産」にしていきたい。
 そして、広島の原水爆禁止世界大会に向けて、「平和運動の先頭に立っていこう」ということを確認したい。

 永沢丈夫代表団事務局長は、ニューヨーク行動に全国から1500余人の草の根代表団を派遣し700万署名を提出したことなどを総括して報告しました。
 4月30日から5月1日までの国際平和会議。
 5月2日の国際行動デーは、NY・マンハッタン通りを1万数千人がパレード。同日夕、夕食交流会はマーシャル、グアム、ハワイの各先住民代表が揃って参加。
 5月4日は各界、各層の交流集会がありました。
 神奈川被災者の会製作の被爆者写真を配布したこと。
 私たち県民の思いをNPT再検討会議と国連に届けることができました。
 
 最後に、「帰国直後の平和行進は、静岡にしっかり引き継ぎました。今度は、原水爆禁止世界大会です」と話し、運動の継続と奮起を訴えました。
                                              (瀧川恒夫)




内藤会長 反対尋問を撃破 第2次訴訟初公判 7月23日に
■首都圏建設アスベスト訴訟第11回公判■ 2010/05/28

 「国とアスベスト建材メーカーは、被害の責任を認め償え!」
 首都圏建設アスベスト訴訟第11回公判が28日、関内・横浜地裁で開かれ、今回は、前回の原告側主尋問に続き、内藤勝義(神建連会長)証人に対する被告の国・企業による反対尋問が行われました。

 公判前、横浜地裁前で開かれた集会で内藤会長は、「国が不燃材に認定し、建材屋も売る。アスベスト混入は知らなかったし、防塵マスクなど注意は聞いていない。2、30年先はもっと被害が出るだろう。これを訴えなければならない」と参加者の奮起を促しました。

 開廷し、内藤さんは証人席に着席。最初に原告側による前回証言への補充質問があり、内藤さんはそれに即答しました。

 国代理人からの反対尋問は、@内藤工務店の管理責任、A組合役員として健康診断などの知識、B大工職人歴など、細部に亘りました。内藤さんは、被告側代理人による詰問に対して、怯むことなく正々堂々と証言しました。

 被告アスベスト製造企業の反対尋問は20社くらいあり、各社は、「何を根拠に、粉塵にアスベストが混入していたと言っているのか」、「シロアリ駆除や屋根工事など危険作業の際、管理者として他の人に安全への配慮をしたのか」、「材料発注でアスベスト入りを注意したことあるか」など詰問。その尋問内容は多岐に亘りました。

 内藤さんは着席した姿勢で、終始、設問相手に体を向け質問を一言一言丁寧に聞きました。
 工程表の映像が映し出された際は、粉塵発生作業時の各職同時作業を否定しようとしている被告側の姿勢が伺われました。これに対し、「2階でアスベスト吹きつけ作業をしているとき、1階で他の工事をすることはある」、「密集地では、サイディング切断の室内作業もある」など応対。しかし、各社は執拗に切断作業などを追求しました。
 「サイディング切断を勘で切れるのか?」など微細な設問に、キッパリと「それはできる」。「解体作業で地面にスレートを落としても粉塵が舞わないのでは?」の詰問にも、「スレートが重なり合えば、埃はでます」と、即答で切り返し応じ、相手の言葉を詰まらせていました。

 公判後の集会で、阪田弁護人は今日の公判の成果を上げながらも、「気を抜かないで頑張りましょう」と挨拶しました。
 また、第2次訴訟の初公判が7月23日に開かれることも報告されました。

 平田岩男訴訟団長は、「大阪・泉南地区裁判は、ほぼ全面勝利判決を得た。私たちも、同じ感激を味わいたい」と語り、参加者の更なる支援を訴えました。

 原告席の本田照子さんは裁判終了後、「今日はお父ちゃんの一周忌なの(夫の本田隆三さんは昨年、公判中に亡くなりました)。きっと私の後ろから見ていた気がする」と万感の思いを語りながら、明るく笑顔を見せました。
                                              (瀧川恒夫)




「公契約条例」制定求め、全県の役所前で一斉宣伝行動
■全県一斉宣伝行動■ 2010/05/26

 公契約条例が川崎市で年度内に制定されることになり、相模原や逗子市でも市長が公契約条例制定を進めると表明。県内で制定の機運が大きく広がっています。
 
 取り組みを一気に進めるため5月26日朝、神建連は神奈川労連と共同して全県一斉宣伝行動を行いました。

 宣伝チラシは、「公契約条例・法の制定で安全・安心の地域社会に−すべての自治体に公契約条例の制定を求めています−」と呼び掛け、「公契約条例」ができると--と次のように訴えています。
 @労働者に適正な賃金・労働条件と雇用が安定
 A公共サービスと建造物の質を高め、市民が安全・安心に
 B悪徳業者を排除し、税金の無駄遣いがなくなる
 C受託事業者が健全経営に
 D地元発注で地域経済が振興
 E自治体の税収アップ

 宣伝行動は、神奈川県内の県庁や市役所、区役所46ヶ所に神建連と神労連の仲間が参加。宣伝カーを繰り出しハンドマイクなどで趣旨を説明、宣伝チラシを手渡しました。全県で3万枚、配布しました。

 神奈川支部は、神奈川区役所庁舎前に集合。朝7時45分から来庁する県と市の職員などに声を掛けながら、宣伝チラシを手渡しました。ほとんどの職員が受け取りました。
                                              (瀧川恒夫)




市政は住民の立場で 横浜駅周辺大改造計画で8000億円
■横浜市建設労働組合連合会第10回定期大会■ 2010/05/24

 横浜市建設労働組合連合会第10回定期大会が5月24日夜、建設プラザで開かれ、2010年度予算・運動方針案を原案通り採択しました。

 この中で、吉良比呂志書記長は横浜市政について、「林市長は子育て支援の予算を増やしたことの評価するが、大規模開発や企業誘致による経済活性化策や生活関連予算の切り詰め、公共施設の民営化委託など新自由主義・構造改革路線を継承している」と問題点を指摘。
 深刻な仕事不足への対策は、地域での仕事興しの取組みの促進とともに、横浜市には市内の建設業者へ緊急振興策を行うことなど地産地消を強調しました。

 菅原盛会長は冒頭挨拶で、「仕事が厳しいなかを生活防衛してきた。今大会は活発な意見を交わし、みなで乗り切っていきたい」と協力を求めました。

 渡部三郎神建連書記長は、「@公契約条例制定ラッシュが起きている、A仕事興しの要求はエコポイント・補助金制度で学習会をやった、Bアスベスト裁判では展望が見えてきた、C参院選は国保守り消費税増税許さない、仕事確保就労支援する。そういう選挙にしたい。市連は、神奈川のリーダー役として牽引して欲しい」などと語りました。

 市従の代表は、「この歳で失業するとは思わなかった」という労働相談の声を紹介。「横浜市は市税、国民健康保険料の容赦ない収納強化をし、死者も出ている。住民の立場でやってほしい」と、林市政に注文をつけました。
 また、菊谷節夫市民の市長をつくる会事務局長(神奈川労連議長)は、「横浜市政を放り出した中田宏前市長は無責任の極みだ。引き継いだ林文子市長は、大企業優先政策。横浜駅周辺大改造計画で8000億円使おうとしている。私たちは、市政を身近にしていく必要がある」と語り、支援を訴えました。
                                              (瀧川恒夫)




市民三大要求で宣伝署名行動
■革新と共同の会■ 2010/05/22
 革新と共同の会は5月22日、JR東神奈川駅頭歩道橋上で、市民三大要求を掲げ、宣伝署名行動を行いました。

 要求は、
@国保の保険料の引き下げ、
A保育園増設で待機児童解消、
B中学生までの医療費を無料化
の3点。

 建設横浜のほか、市従や県職、新婦人、地区労、年金者組合が参加し、宣伝チラシは1時間余りの間に300枚、署名は100筆余りが集まりました。
 参加者のあいだでは、「最近は反応が良いね」との感想が聞かれました。
                                              (瀧川恒夫)




木材利用促進で地域活性化 全建総連の主張が法律制定
低層建築物の木造化へ「木材利用促進法案」が可決成立。
■5・17予算要求・建設不況打開・生活危機突破闘争ニュース2■ 2010/05/19
 学校などの低層建築物の木造化へ「公共建築物等木材利用促進法案」が補強・修正、付帯決議を伴い衆院本会議で可決。
 5月13日、衆議院農水・国土交通委員会合同審査で法律修正と付帯決議が可決し、本会議でも可決され、参議院の農林水産委員会に付託されました。
 本日5月19日、法案は成立しました。

 この法案は、学校など低層の公共建築物などは原則としてすべて木造化を図ることを目的としています。

 全建総連が1984年以来、国の補助事業による各種施設の木造化を主張してきたことが、法律制定されたものです。また、都道府県に対しても努力義務を課すほか、民間であっても学校や老人ホームなどの施設を適用範囲としています。

 修正事項では住宅における木材の利用が盛り込まれ、付帯決議では「木材の地産地消などにより、木材関連事業の振興を促進し、併せて安定的な雇用の増大を図り、山村をはじめとする地域の経済の活性化に貢献することを旨として、木材利用を促進すること」となっています。

 国産材、地域材の活用を促進していくためには、各省庁はもちろんのこと、都道府県への波及がなければなりません。地域の施設を木造建築化していく上で地域の大工・工務店への発注体制が不可欠であり、国・都道府県・市町村への要請を強めていく必要があります。
 なお、農林水産大臣政務官の佐々木隆博衆院議員(民主党・北海道6区)の尽力がありました。
                全建総連闘争ニュース2より記事転載     (瀧川恒夫)




国の責任を認め、原告26人に対して賠償金
■大阪・泉南地区アスベスト裁判■ 2010/05/19
 アスベストの危険性を認識しながら対策を放置し、甚大な健康被害を受けたと国に賠償責任を求めた大阪・泉南地区の裁判で、大阪地裁は、全国で初めて国の責任を認めた判決を言い渡しました。

 この裁判は、アスベスト紡織工場の労働者とその遺族、近隣住民ら29人が、国を相手取り損害賠償を求めていたもの。
 19日の判決で裁判長は、国の責任を認め、原告26人に対して賠償金を支払うよう命じました。また、近隣住民については因果関係が明確でないと棄却しました。

 国の責任を認めた今回の判決が、私たちの争っている建設アスベスト訴訟に影響を与えるのは必至。国は、判決を受け入れる前に全面的に非を認め、患者と家族の救済を決断すべきではないでしょうか。
                                              (瀧川恒夫)




「組合費の値下げ」採択 「みんなで頑張ろう」と決意
■神奈川支部「第65回定期大会」■ 2010/05/17

 神奈川支部は5月16日、新横浜・フジビューホテルで「第65回定期大会」を開き、2010年度の運動方針を決めました。

 大会は、組合員の置かれている社会・経済・政治的な厳しい現状を鑑みて、組合費の値下げを提案。満場一致で採択されました。

 運動方針は、組織の拡大強化、賃金労働条件の改善、仕事確保、アスベスト訴訟勝利、平和運動など建設横浜の運動強化推進が提案されました。
 なお終わりに、組織拡大で貢献した6、9、15、19、20分会などが表彰され(写真)、人事は、井上玲子主任書記が他支部に異動。金澤拓也書記が主任書記になるに伴い書記次長への変更が了承されました。。

 木根彰本部書記次長は来賓挨拶で、神奈川支部の活動を評価したあと、「仕事と暮らしを守る闘いをみんなで進めましょう」と協力を求めました。

 澤田逸夫神奈川地区労連議長は、「食えない人が家を建てませんよね。最低賃金を確保、底上げするには政治を変えるしかない。命と暮らしに金を使うところ、私たちの要求を真正面から受け止めてくれる政策を」と呼び掛けました。

 柴田豊勝前市議は、「新政権に当初は、『いいことはいい、悪いことは悪い』と是々非々で臨むと言いましたが、最近では良いことがちょっぴりになりました。平和、憲法、仕事確保など皆さんの力になって頑張りたい」と応援しました。
                                              (瀧川恒夫)




原水禁世界大会に向かって元気に「国民平和大行進」
■2010年国民平和大行進■ 2010/05/12

 2010年原水爆禁止世界大会が開かれる広島にむけて「国民平和大行進」が5月6日、東京をスタート。神奈川県内に入ったBコース行進は5月12日、神奈川区役所前反町広場で引き継ぎました。


 出発前の集会で、広島への通し行進者・大越文さん(37歳)は、「八戸にいた子供時代に『命を張った闘いなんだな』って見ていました。横浜は歴史教科書問題で危ないです。子供たちに大事なことを伝えられるよう歩いていきたい」と語り、笑顔を見せました。


 建設プラザかながわ前では、待ちかまえていた神奈川県建設連合会や建設国保組合の職員、主婦協のお母さんたちが手を振って応援。行進団は大歓迎を受けました。

 横浜港瑞穂埠頭の米軍補給簫前で、柴田豊勝共産党前市議は飛鳥田横浜市長時代の戦車阻止・抗議闘争を紹介。一行は、怒りのシュプレヒコールをぶつけました。

 栄町公園で一息入れ、みなとみらいを行進。
 
 横浜市役所でA、Bコースが合流し、県庁へ。



 県庁では、「米ロは軍縮に合意。核廃絶の機運は盛り上がっています。平和を願う県民のため一日も早く平和な世界が訪れるよう願っています」との松沢県知事の声明が、読み上げられました。
 横浜市から林市長の平和市長会への加盟が報告され、「残りを無事、行進されるよう・・」という激励を受けました。

 神奈川支部からは20人余りが行進に参加。日が差したり、一時、強い雨が降りかけるなど不安定な天気の中を3時間余り、歩き通した仲間は元気いっぱい。核兵器廃絶への機運、手応えを感じながらの行進でした。
                                              (瀧川恒夫)




日本から1600人、700万署名を提出 NPT再検討会議へ

■NPT再検討会議inニューヨークL  私の思い■  2010/05/09

 日本から核兵器廃絶、平和を願う人たち1600人が、アメリカ・ニューヨークを訪れ、700万筆の署名を手渡しました。私たちが日本で行った署名は一枚残らずここに集約されました。その一筆、一筆の重みをニューヨークは分かってくれました。

 街角で行った署名行動に多くのニューヨーク市民は、文面を読んで納得してサインしてくれました。参加した集会でも一般市民の力が大きなうねりとなって、運動を前進させていると感じました。

 バン・ギムン国連事務総長は、それ以上ない言葉で賛辞を表し、そして、「平和のために我々を後押ししてください」と激励を送りました。「私たちの署名、草の根の平和運動が、平和を願う機運を高めている」と、改めて確信を持ちました。

 労働者交流集会では、反戦運動が高まって今の状況を作りだしたこと、平和のための行動提起が叫ばれ、そして連帯を確認し合いました。日本では今こそ、基地問題や安全保障問題、平和の問題を根本から問い直す機会が来ている、その機運が盛り上がってきているのではないでしょうか。
 
 世界中の国が軍事費を費やさず暮らしに回せばこんな良いことはない、と分かり切っているはず。なのに、その方向に進まないのは歯がゆい思いがします。
 28日まで開かれるNPT会議では、核保有国と非保有国が対立せず、核兵器全廃までの道筋をきっちり決めて欲しいです。

 私たちをがっかりさせないでください。後生に、「私たち皆の運動が2010年のNPT再検討会議を動かしたんだ。この時が核兵器廃絶のスタートだったんだよ」と言える、そういう会議の進展を切望します。

(写真デザイン (c)Design Amando milani)                    (瀧川恒夫)


世界の平和会議がここで行われる 
■NPT再検討会議inニューヨーク K■ 2010/05/08

 4日午前、国連を訪れた。

 入り口に先端をねじ曲げ一結びにした銃の像が入る者を出迎える。厳重なセキュリティを抜ける。
 「国連は一歩入ると、そこはアメリカではない」と説明された。
 国連で働く職員は6000人。日本人は160人だという。

 ガイドさんによると国連の役割は、@貧困と飢餓をなくす。A全てに子供たちが初等教育と給食を食べられる。Bマラリアなどの病気から守ることだといいます。
 世界各国からの贈答品も館内に展示されています。

 最後に、安全保障理事会の会議室を案内されました。中央の円陣を描くように並ぶイスはブルーが常任理事国、白色が非常任理事国だといいます。傍聴席は、2段にスライド式の気持ちいい座り心地。
 「世界の平和会議がここで行われるのか」と思うと感慨に耽った。
 NPT再検討会議は、今月28日まで行われる。最良の結果を期待する。


「世界平和へ」 バン・ギムン国連事務総長が発言
■NPT再検討会議inニューヨーク J■ 2010/05/08

 バン・ギムン国連事務総長が5月1日、リバーサイドチャーチで行われた国際平和会議閉会総会で発言した内容は次の通りです。

 みなさんのご苦労と献身を存じています。
 ご自身の原則と信念のために払っている犠牲を知っています。
はっきりとものを言い、抗議し、このもっとも高貴な希求である世界平和の旗を掲げるのにどれだけ勇気を必要とするかを知っています。ですから、私はなによりも皆さんに感謝を申し上げるために、今夜ここにきています。

 リバーサイドチャーチというこの有名な場所で、みなさんに・・・・・・・以下、全文はこちら>banbimun.pdf

         *******************

 5月1日、リバーサイドチャーチで行われた国際平和会議2日目の全体会議で高草木博日本原水協事務局長が行った発言は次の通りです。

 発言の機会に感謝します。特に、会議の成功のために努力されたアメリカの平和運動に感謝します。日本の運動・・・・・・・・・・以下、全文はこちら>takakusaki.pdf


「草の根運動がなければ実らなかった」 最終目的は全廃
■NPT再検討会議inニューヨーク I■ 2010/05/08

 3ピースコンサートが終了したあと午後4時から「公開シンポジウム」が行われました。
 シンポジウムではヒシャム・バドルエジプト軍縮大使、ジョゼフ・ガーソンNPT・NY行動国際企画委員会代表、ポール・マーチン米平和・軍縮運動政策担当、セーラ・カーチンCND副議長がパネリストとして発言しました。
 (写真 日本から志位共産党委員長らも駆けつけ、激励の挨拶を行いました)

 高草木博・日本原水協事務局長は、「昨日、米反核平和運動家たちと銀座の真ん中をデモした。署名を提出すると、議長と上級代表は黙って指さし、折り鶴を首から提げて700万署名の場所に向かった。みなさんの活動がそうしているんです。警告を鳴らし続けてください」と訴えました。
 「世界から核兵器がなくなるという目的がもし達成すれば、みなさんの力です。『ニューヨークに来て良かった』と力と理性の声を届けよう。核兵器の恐ろしさを伝えるのは、被爆国の日本しかない」。

 ヒシャム・バドル軍縮大使は「118ヵ国はニューヨークに来て欲しい。非同盟諸国は、核使用全面禁止プログラムを一致して提案する」と発言しました。
 「2000年では合意したのに、行動はまだまだ。段階的に時間を区切るべき。締結も含めるべき。判断を受け入れるべき。全ての承認国に従うべき。核不拡散を同時に軍縮と合わせて行う必要あり。いつ、どのように具体的にするべき。NPTを承認する非保有国には、普遍的に無条件に使われてはならない。核保有国がオプションを選ぶかも知れないが、軍縮しかなく、保有国は一時的なもの。ゼロにならなければならない。核保有国には無期限延長、無期限保有を認めたものでない」と、不平等決議ではあるが最終目的は全廃であると語りました。
 そして、「口だけでなくマンハッタンに足を運んでくれた。これこそ日本人だ。勇気づけられた」と賛辞を送りました。

 ジョセフ・ガーソンNPT・NY行動国際企画委員会代表は、「みなさんは希望の星。大勢駆けつけて運動を励ましている。私たちはバンギムン会議に来た。彼は『草の根運動がなければ実らなかった』と言った。声を掛け、平和の旗を掲げた。一番重要なのは一般大衆です。運動を続けてください」と私たちを激励しました。


ピースコンサートに感動 日米の労働者合唱団が歌う
■NPT再検討会議inニューヨーク H■ 2010/05/08

 3日(月)午後、かつて、平和の象徴、キング牧師がここの演説のあと暗殺されたというリバーサイド教会でのピースコンサートを訪れました。

 日本から橋本さんと北川哲さんも参加。「原爆を許すまじ」や「ヒロシマの有る国で」、「ねがい」などが歌われ、また日米の労働者合唱団が交流して大合唱になりました。


労働者の連帯を強く訴える 交流集会
■NPT再検討会議inニューヨーク G■ 2010/05/07

 全労連・アメリカ反戦労働者連盟交流集会が3日午前、SEIU1199支部で開催され、第2会場まで満席の400人が詰め掛けました。

 小田切義和全労連事務局長は、平和運動の日本の現状を話し、連帯を訴えました。
 「米軍基地は29都道府県に存在し、沖縄に75%ある。県民は限界を超えている。宜野湾の海兵隊撤去を求めている。普天間基地の移転は合意(1996年に日米両政府が5〜7年以内の全面返還)したにも関わらず13年もも変化がない。そして、沖縄代替基地問題に新たな怒りを感じている。交流集会を契機に存在が必要か、日米協議して欲しい。対等な日米関係、核完全廃絶、軍事の果たすべき役割にむけ日米労働者が連帯して行動しましょう」。

 マイケル・スウィングUSLAW(米労働者連盟)全国委員は、現在190組合・500万人の組織になる経緯を説明した過程で、「組合が戦争をテーマにすることが正当なのか。市民レベルの平和運動を組合組織として関わる必要があるのか」の論議を照会しました。
 賃金・労働条件の要求で闘うのが組合で、意見の相違が組織を弱体化させる、個人に任せるべきだ、という危惧を抱くなかで、こう結論づけたといいます。
 @加盟組織のなかには戦争で家族や親戚を失った人がいるでしょう。平和のために運動するのは同然だ。
 A戦費が掛かり過ぎる。国内で使うべきだ。公共サービスが重要だ。
 B国が国民がどうあるべきかを広く考える。一部のエリートだけでなく、社会的合意を得る必要がある。
 ---以後この結論は、組合の目指す理念となり、「対イラク戦争では終了に力を注いだ」。ベトナム戦争以来の大規模な集会を開いた。「なぜ、間違っているか。止めなければならないか」訴えた。対アフガン戦争にも反対している。最中の戦争反対は初めての経験だと語った。
 2日前の土曜日には、「止めて国内予算に盛り込め」とNY支部60万人で決議した。昔から企業や軍の支援組合が多かった。「その流れを変える機運を生かした大きな決議だった」。

 水谷正人神奈川労連議長(写真)は、力強く以下のように述べました。
 「神奈川県は米軍の機能が強化されている。米兵に殴り殺された米兵事件では、日本政府が賠償の肩代わりするという屈辱的な事態がある。横須賀の原潜は365日出入りし修理も行い、廃棄物も出されるという約束違反をしている。また、米軍原子炉で710万人が危険な状態に置かれているなか、37市町村、自治体の長が20人署名している。ニューヨークには神奈川から137人が参加している。安保条約は日本を守っていない。安保を廃棄・なくし、アメリカの仲間と共に労働者の連帯を強く訴える」。

 その他、長崎・建交労の方=原爆による悲痛な被害体験談、京都・福祉保育=「平和でなければ働けない職場・・・」、奈良・梅林さん=家族の原爆体験談から平和の訴え、全日本教職員=「教え子を戦場に送らない・・・」、国交=「飛行機・港は戦争が起きたら軍事優先。派遣を臨んでいない」、青年ユニオン=「孤立している若者が行動に大勢参加している。人間らしい暮らしがしたい・・・」など多くの発言がありました。

 広島医労連の医師は、「日本の気持ちを伝えたいとNYに来た。千羽鶴は、千羽折ると願いが叶うという言い伝えがあります。長い歴史のなかで医師も戦争に参加してきた。殺し合いはいけない。『白衣を血で汚さない』をモットーに生きたい」と語りました。


「人類史の転換が始まる歴史的な前日にいる」
■NPT再検討会議inニューヨーク F■ 2010/05/07

 2日夜、マーシャルとハワイ、グアムの平和運動家を招き、神奈川県代表団107人の交流会がハマーショルド広場付近の中華店で開かれました。

 菊谷節夫団長は、皆の連日の行動を労った後、「私たちは、NPT会議の始まる歴史的な前日にいる。国連がこの場で成果を出せるように最後までファイトでいこう」と呼び掛けました。

 永澤丈夫県原水協事務局長は、「国際平和会議の閉会式でバン国連事務総長は、『腹を据えかねている』と言った。『交渉を開始するから協力して欲しい。背中を押して欲しい』と言った。人類史の転換が始まることを胸に止めて欲しい」と熱く語りました。

 鴨居洋子さん(新婦人)は、NPT議長と上級代表に署名を提出した様子を語りました。


NPT開会を前に、決意 議長と上級代表700万筆署名を
■NPT再検討会議inニューヨーク E■ 2010/05/07

 国連前のハマーショルド広場がパレードの終点。炎天下を2時間歩き通した。

 国連前で、カバクテュランNPT議長とデゥアルテ国連軍縮会議上級代表は遅れているパレードを待った。
パレードの先頭が到着。各国のメディアが取り囲むなか、「これが私たちの意志であり、希望です」「核兵器廃止・廃絶条約を必ず実現」との言葉とともに国際署名を提出しました。

 ハマーショルド広場に700万筆の署名の段ボール箱が積み上げられた。
 「皆さんの署名をこの目で見たい」と、議長と上級代表は道路封鎖されている広場に行き、警察官に「私は、明日から始まるNPTの議長です。署名を見に行きます!」と説得。「NPT会議開会を前に、決意がみなぎる姿に感動」と取材記者は伝えています。


核廃絶に大きなうねり パレードに1万人 
■NPT再検討会議inニューヨーク D■ 2010/05/07
パレードのビデオ再生 18分00くらいから
 5月2日(日)午後2時00分には、タイムズスクエアは人の群れ。
 列の後続につく。パレードが始まる前の興奮がある。天気は真夏の暑さのなか、大音量のスピーカーから演説が流れる。そして弾むような歌声が我々を鼓舞する。写真を撮る。「ノー・モア・ウォー」を合唱する。
 反対車線を走るオープン観光バスの車上からのピースサインに応え手を振る。プラカードを握る手が熱くなる。







 パレードは、タイムズスクエアーを東進し、国連ビルに向かう。横断幕を広げ、核兵器廃絶・戦争反対を訴える。弾む声。平和の歌声が明るい。沿道の行き交う人々は、声援の手を振る。


















 パレードのビデオはこちら>http://www.ustream.tv/recorded/6625905
  神建連のメンバーは、18分00秒くらいから撮影されています。
 こちらにも>http://www.youtube.com/watch?v=2B-Ei3RzihA
  神建連のメンバーは、4分50秒くらいから撮影されています。


折り鶴を手渡すと満面の笑み 2度目の署名行動
■NPT再検討会議inニューヨーク C■ 2010/05/07

 2日(日)午前、2度目の署名行動のためセントラルパーク南西端のコロンバス・サークルを訪れ、大阪や新潟の原水協などと合流して署名や非核の訴えをしました。

 署名してくれた人に折り鶴を手渡すと、満面の笑みで受け取る若い女性の姿が印象的でした。(写真上)

 しかし、全体として昨日より反応が鈍かったため、再度、昨日の場所に変更。タクシー移動しました。

(写真右 戯けてポーズを取るアメリカ人も参加=6AvX33St)


ブロードウェー交差点 署名行動に151筆
■NPT再検討会議inニューヨーク B■ 2010/05/06

 1日午後は、署名行動に。場所は、エンパイヤステートビル付近のブロードウェー交差点。横断幕に「広島と長崎を繰り返すな。戦争はいらない」と呼び掛けました。14人が参加して、2時間余りに151筆を書いてもらいました。

 「プリーズ、サイン!」で通じるんですね。
 署名はむしろ、日本より楽でしたよ。土曜日の午後。署名がとりやすいのは、日本も米国も同じでした。

 横断幕が目を引き、路面に並べた被爆当時の写真が内容を物語っている。信号待ちの婦人に署名を呼び掛けると、書面を読んで「OK」と言いサインしてくれる。強面の年配の男性も横断幕を指さすと頷いてサイン。
 「私の家族は、パレスチナで酷い目に遭っているから気持ちは分かる」(多分そんなニュアンス)と署名してくれる人も。
 もっと圧巻だったのは、信号待ちのタクシー(イエローキャブ)から怒鳴り声がして振り向くと、「ミーもサインする」と手招き。助手席の窓から頭を突っ込んでサインをもらいました。

 署名活動に参加した平田雅昭さんは、「楽しかった。読んでから署名していた」と感心。
 西山敦之さんは、「世界平和を実感した。共感してくれました」と満足げ。
 山田成子さんは、「横断幕に寄ってきた。声を出して読み、理解してからサイン。日本と違いがあると思った」と感嘆。
 猪俣ゆりさんは、「イエス、ノーがはっきりしていて協力的」と嬉しそう。
 猪俣美根子さんは、「若い人が積極的だ。名前と住所を書くというのは、そういうこと(覚悟を決める)なんだと再認識した」と感想を述べた。
 伊藤修さんは「自分からすすんで署名する姿は気持ちいい」と語りました。
 相馬敏治さんは、「納得してから書いている。言葉が通じない人に書いてもらうのは面白いね」。
 木下真理子さんは、「写真を撮っていて楽しい。広島、長崎を視覚に訴えたのは良かった。いっぺんに何人かの署名は、日本ではなかった」と手応えを感じました。
 花井慎吾さんは、「良い場所だった。いい絵が撮れた。日本と違う体験をした」と語る。
 森田祝子さんは、「何となく通じた。サインのお返しに、と帯を切って作ったコースターをもらう顔が嬉しそうだった」と胸を撫で下ろし、明日への意欲を示した。
 亀海広光さんは、「写真を見て、平和の気持ちを現してくれた」と経験を語りました。
 最後に、福田信男さんは、「ブッシュ時とは大きく変わった。日本と違うのは、読んで納得してから署名すること。大勢で集められ、明日へ向かってみんなの気持ちが大きく前進した」とまとめました。

(写真 信号待ちする人に署名を呼び掛け成果を得たなかま=ブロードウェー交差点)


セントラルパークなどNY市内をバスで
■NPT再検討会議inニューヨーク A■ 2010/05/06

 ほどよい気候の5月1日(土)、午前中はNY(ニューヨーク)市内をバスで回ることに。

 ホテルから9・11爆破ビルの場所グランドゼロへ。現在、新ビルを建設中でした。

 そして、自由の女神やブルックリン橋、セントラルパークその他公共施設など3時間を殆どバスの中から説明を受けながら見学しました。市内の様子が朧気ながら頭に入りました。
 途中、署名行動をしている日本からの仲間と3ヶ所で遭遇。「頑張れー」と手を振り、応援しました。

 NYは、碁盤の目のように南北がAv(街区)、東西がSt(通り)で交差点に表示があり、まず間違いようがない。

(写真 自由の女神を遠景に神建連の仲間=バッテリー公園。グランドゼロ建設中現場)


ニューヨークに到着 「さあやるぞ!」と意欲
■NPT再検討会議inニューヨーク @■ 2010/05/06

 4月30日(金)、日本時間15:15 出発
 翼の胴体付近からの赤い点滅灯が翼を照らし、その先端にオレンジ色の明かりが光る。離陸してから6時間。高度1万メートル、気温−45度の暗闇のなかを轟音が劈き、機体は雲海を絨毯に真しぐらにニューヨークへ。
 (あと同じ時間飛ぶわけだ。明日が良い日になると良いな)夢心地になった。
 バンクーバー上空。眼下に雪を頂く山々が太陽光線を浴びて眩しい。
 エリー湖が見える。千切った綿のように見える雲。地図のように広がる緑と、糸のように伸びる道路。都市計画されたのか巨大な箱庭の世界が広がる。そして、林立するビルを俯瞰しながらゆっくりと機体は降下した。

 夕食は、みんなでコリアンタウンの居酒屋風レストランへ。殆どが唐辛子が利いたケチャップ味の代物。乾杯はビールで。一息ついた。
 エンパイヤステートビル86階の展望台から見回すニューヨークの夜景は壮観。ぐるり360度。まさに摩天楼というやつか。
 ニューヨークを見下ろして、明日からの行動に弾みが付いた。

(写真 13時間、JFケネディ空港に到着。ホテルへのバスを待つ神建連のなかま)
                                               (瀧川恒夫)




知事・市長あてに要望書 メーデーに4000人

■第81回神奈川中央メーデー■ 2010/05/01
 『働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう!』をメインスロ-ガンに五月晴れの5月1日、関内・横浜公園で約4,000人が参加しメーデの式典が執り行われました。
 
 主催者を代表して渡部三郎副実行委員長(神奈川労連副議長)は、「第81回神奈川県メーデーを機に、要求をさらに前進させるために共同を大きく広げましょう。『なくせ失業と貧困。消費税大増税反対。社会保障制度の充実。国民・県民のための行政の拡充。ストップ!戦争する国づくり。大企業中心から国民本位の政治、経済に転換』をめざして、すべての労働者・県民の力を総結集すること」を呼びかけました。
 
 またメーデー実行委員会は、【すべての県民・市民が健康で文化的な生活ができる県政・市政を実現するために】、神奈川県知事・横浜市長あてに、それぞれ要請書・要望書を記し訴えました。
 
 集会のあと、「消費税大増税・庶民増税反対」「後期高齢者医療制度即時廃止」など
シュプレヒコールを挙げながら、みなとみらい・山下公園へデモ行進しました。
 
 神奈川支部の仲間は主婦の会・青年部合わせて約18名が参加し、それぞれの思いを語っていました。私自身、また来年も参加したいと思います。
 天気がよく、すがすがしい一日でした。                     
                                               (中村雅夫)




団体戦を神奈川支部が優勝 個人戦も畠敏和さん

■本部厚生部主催ボウリング大会■ 2010/04/25

 本部ボウリング大会が4月25日、新杉田駅前新杉田ボウルで開かれ、個人戦で畠敏和さんが優勝(3ゲーム591点)。埴生俊介さんも2位に入賞して、団体戦は神奈川支部Aチームが優勝の栄誉に与りました。
 また、ハイスコアー賞は225点で
埴生さんが獲得しました。

 建設横浜になってから初のボウリング大会。13支部・26チーム(4人1チーム)が参加し、和やかな雰囲気のなか覇を競い合いました。

 団体戦で神奈川支部Aチームは、前述2人に加えて上野幸雄さんと藤原康男さんの4人。総得点は2068点。2位の港南支部を89点離し、見事優勝しました。
 今回で神奈川支部は3年連続優勝し、「神奈川支部には敵わないよ」という感想が他支部の仲間から聞かれました。
 (写真 団体優勝を喜ぶ神奈川支部Aチーム 左から上野、埴生、畠、藤原さん)
                                               (瀧川恒夫)




ゴキブリ団子や包丁研ぎ 浜鯉まつり会場で賑わう

■19分会「住宅デー」■ 2010/04/25

 19分会は快晴の4月25日、神奈川区菅田町で地区恒例の「浜鯉まつり」に合わせ、一足早く「住宅デー」を開催しました。
 
 まつり会場は、飲食や野菜即売、バザーなどで立錐の余地もないほど賑わい、お昼時には獅子舞(菅田囃子)が観客の目を釘付けにしていました。

 19分会から11人が参加。ゴキブリ団子販売や包丁研ぎのサービス、住宅無料相談コーナーを設けました。
 同級生4人の小学生はゴキブリ団子を見つけ、「これを○○に食わせればいい」などと言って笑いを誘いました。家族連れも多く、風船を手渡すと幼子は笑顔に溢れていました。

 包丁とハサミ研ぎ、まな板削りのサービスは、会場で受け付け道を挟んだ本田工務店作業場で研ぎ出し作業。役割分担は、例年のことで慣れたもの。
 午前中で包丁研ぎが14本にハサミ研ぎが1本、まな板削りは4枚の注文を請け、手順良くやり取りが進んでいました。
                                               (瀧川恒夫)




「いよいよ1300人の支部が見えてきた」 拡大、奮闘する

■春の拡大月間 まとめ■ 2010/04/24
 神奈川支部は、拡大月間第3節を4月14日に達成。最終日の翌15日にはなお上積みし、月間中77人の新加入者を迎え入れることができました。
 対象者をあげ、役員、青年部、主婦の会、事務局、組合員みんなの努力で成し遂げた結果です。
 これにより、悲願の「1300人の支部」 がいよいよ目の前に迫ってきました。

 神奈川支部拡大率は、全支部の中で磯子の8%を筆頭に、6%で第4位になりました。
 しかし、建設横浜「拡大率分会ベスト10」のなかで、神奈川支部6分会は4人を拡大し、30・8%で第1位となりました。なお、15分会は3位、9分会は5位に入りました。

 支部は、目標103人中79人を拡大。鶴見支部の96人に次いで第2位の成果です。そんな中で、15分会と19分会は9人を拡大する成果。支部の牽引車となりました。
 大会時は、1278人。4月15日後も上積みし現在、実増は9人、1287人となりました。「いよいよ1300人の支部が見えてきたね」月間最終日の打ち上げでは、そういう感想が上がりました。

 「不況だからこそ、そのしわ寄せを支えるのが組合」。そんな思いで対象者を探し、「拡大ゼロ分会を応援しよう」と役員・主婦会・青年部・事務局は手分けして、日曜日・夜間にと全分会・事業所を廻りました。多くの組合員さんからの紹介も拡大に結びつきました。

 拡大行動に参加された皆様。本当にお疲れ様、ご苦労様でした。
                                 (支部執行委員会)撮影井上玲子




「お母さんたちの力が重要」 新会長に沼田加奈子さん

■神奈川支部主婦の会総会■ 2010/04/24

 支部主婦の会は4月21日、大口・呉竹鮨で「第45回神奈川支部主婦の会総会」を開きました。

 来賓は、後藤英夫副支部長と佐藤裕子本部主婦の会副会長、柴田豊勝元市会議員。そして、来賓講師として松本啓本部書記次長を迎え総勢で27人でした。

 松本さんは講演で、「いま組合に求められていること」をテーマに、与野党からの新たな新党結成の動きや米軍基地問題などの平和運動、現在の建設産業の実情などを分かりやすく丁寧に話したあと、「組合員の要求を勝ち取るには組合しかない」と語り、「要求実現には組合員の学習が大事。何よりもお母さんたちの力が重要である」と強く訴えました。

 役員改選では、沼田加奈子さんが新会長となり、顔ぶれ新たに総会を終えました。
 懇親会は和気あいあい、大いに楽しみました。
                                               (金澤拓也)




青年部の集まりに一度参加してみて!

■神奈川支部青年部総会■ 2010/04/24
 神奈川支部青年部は4月17日、「新横浜・せんざん」で青年部総会を開き、20人が参加しました。

 私は初めての出席でしたが、まず驚いたのが皆さんの仲の良さ。建築と青年いう共通の話題で、年齢や経験年数に関係なく交流することが出来るという組合の良さを再認識しました。本業に追われながらの活動。それをみんなの力でしっかり運営していること。皆さんのパワーに圧倒されました。

 まだ出席したことのない若者に、「青年部の集まりに一度参加してみて!」と自信を持って勧められる、素晴らしい仲間と集まりです。

 大盛り上がりの総会でした。
                                               (金澤拓也)




「仕事に活用していきたい」 耐震とエコポイント学習会

■耐震出前講座と住宅エコポイント 学習会■ 2010/04/22

 建設業の厳しい現状から「何とか仕事興しになれば・・」と神奈川支部は4月22日、横浜市街づくり調整局から講師を迎え、「住み慣れた我が家の再生講座」と題した出前講座を建設プラザで開きました。また、住宅エコポイント制度の説明も合わせて行いました。
 あいにくの雨でしたが、会場は39人が詰め掛けました。

 耐震講座の講師は、野村哲生・横浜市建築事務所協会副会長。
「よみがえれ、我が住まい!住みなれた我が家の再生講座」と題して、スライドを使った出前講座が始まり、「家主さんにとってひとつ一つに思い出がある」と住宅の再生(リフォーム)のための説明がされました。省エネルギーやバリアフリー化のポイント。柱・土台などの耐久性や安全性(耐震性)は震災DVDなどで倒壊実験が映し出されました。
 耐震改修工事には横浜市から150万円の支援制度があり、活用されることによりリフォーム工事が広がることも説明されました。

 松本啓・本部書記次長は住宅エコポイント制度について、「住宅エコポイントは、組合が運動で勝ち取った制度。エコポイントを起爆剤にして、地域での仕事確保をすすめましょう」と説明しました。新築は長期優良住宅を推奨。エコポイント(最大30万)は、主にリフォーム工事での活用をすすめます。窓や外壁・屋根・天井・床の断熱改修工事のポイント計算方法も説明されました。
 住宅エコポイント申請取次ぎ窓口に、支部事務所がなっていますから仕事依頼があれば気軽に相談してください。

 話を聞いた笠井三義さん(15分会)は、「設計で耐震工事は主に新築をやっていますが、リフォーム工事の話はよく分かりました。ポイントも参考になりました」と話しました。
 村山和宏さん(45分会)は、「資料をもらって具体的な申込の仕方など説明されて参考になりました。質疑応答もあり、充分理解できました。仕事に活用していきたい」と語っていました。
                                               (瀧川恒夫)



労働条件改善を大手企業に要望 回答迫る

第52回春の大手企業交渉■ 2010/04/16

 春の大手企業交渉集会が4月15日、池袋・豊島公会堂で開かれ、関東地協から組合員が集結して報告集会。午後は分散して、それぞれの企業を訪問しました。

 午前中の集会では、現場からの実情が報告されました。
 型枠大工(33歳)の青年は、「日給15、000円あった賃金が9、000円に下がったうえに、仕事も薄くなり週4日あればいい状況で、家族を養っていくのに親から支援してもらって生活をしている。男として情けない」という悲痛の叫びをもらしていました。

 午後は、大手企業を訪問し、交渉に臨みました。
 交渉先のA社(住宅企業)は、「賃金調査をした結果、時給は2800円から3500円と、現実とは懸け離れた数字を平然と回答し、私たちは開いた口がふさがらない状況でした。
 また、「現場での駐車場やゴミの処理代は元請が責任を取るもので、下請けに転嫁していない」と、ある意味”素晴らしい”回答がありました。

 交渉のなかで現場の現状を説明しても、企業側から良い回答は得られませんでした。
 が、不払い時の立替払いについては、「労賃に関しては下請けとの契約書の約款のなかに明記してあり、不払い時は行う」と明言しました。
 そこで「労賃」だけでなく「材料代」も検討してくれるよう要望しました。
                                         (写真・文 金澤拓也)




「頑張ってくださいね」 署名訴えに励ましの言葉

■核兵器廃絶署名行動 革新と共同の会■ 2010/04/11

 「革新と共同の会」は4月11日、JR東神奈川駅頭で核廃絶を訴え、署名を呼び掛けました。
 参加者は全体で16人。チラシは250枚配布し、署名は86筆集まりました。

 この署名は、今年5月に米国ニューヨークで開かれるNPT(核不拡散条約)再検討国際会議に向けて集約しているもの。

 日曜日の午後、署名協力の人たちは口々に「頑張ってくださいね」と声を掛けてくれて、私たちは大いに励まされ、署名を呼び掛ける声に弾みがつきました。
                                               (瀧川恒夫)




「楽しく、明るく、元気よく。 最終日まで頑張り抜こう」

■拡大速報 神奈川支部 最終盤日曜行動 ■ 2010/04/11

 2010年春の拡大月間最終日曜日の4月11日、支部は午前中行動を敢行。拡大対象者の詰めの作業を行う一方、「拡大数ゼロ分会を無くそう」と対象分会の組合員・役員を訪問し、対象者探しに奔走しました。

 行動の参加者は、主婦会炊き出しのメンバーを含め14人。
 参加者は5チームに分かれて行動。対象者宅は17件あたり、組合員は29件訪問しました。

  訪問の結果、2人の新加入申込を受けました。そして、新たな対象者も数人、見込みも出ました。
 今日現在、拡大数は65人。第3節の突破まであと7人に迫りました。
 未決定の対象者が30人余り。有力な対象者もいますから、数は上積みを見込んでいます。

 訪問結果を持ち寄り、みんなで成果を報告。発表の度に拍手が沸きました。
 主婦会の炊き出しは、午前9時にスーパーに集まり材料を調達。お昼時にはカレーライスとデザートの果物がテーブルに用意され、拡大行動で動いた空腹を満たしてくれました。
 「楽しく、明るく、元気よく。最終日まで頑張り抜こう」と、みんなの顔は明るい。

                    (写真は、4月8日統一行動日のもの。撮影 井上玲子)




ラストスパート!最後まで駆け抜けよう!

■拡大速報 神奈川支部■ 2010/04/10



米ロ、新核軍縮条約に署名 オバマ氏「長い旅の一歩」

■米ロ「新核軍縮条約」プラハ署名式 asahi.com(朝日新聞社)■ 2010/04/08

<この項の記事・写真は、全てasahi.com(朝日新聞社)の報道を引用しています。 
【プラハ=望月洋嗣、副島英樹】オバマ米大統領とロシアのメドベージェフ大統領は8日、チェコの首都プラハで両国の戦略核を1550発ずつ以下に削減する新たな核軍縮条約に署名した。発効すれば、米ロは配備する核弾頭数を、現状から約3分の1減らす義務を負う。両国は新たな核軍縮を先導する姿勢を鮮明に打ち出した。

 署名式はオバマ大統領が昨年4月に「核なき世界」をめざす方針を示す演説を行った広場を望むプラハ城で行われた。オバマ大統領は署名後「新条約は重要な前進だが、より長い旅路のほんの一歩にすぎない。1年前にプラハで述べた通り、この条約はさらなる削減へのおぜん立てにすぎない」と述べ、戦術核や保管中の核兵器を含めた削減を進める考えを示した。メドベージェフ大統領は「数カ月前には不可能と思われたが最終的に署名できた」とした。

 新条約は前文と16の条文、154ページの議定書などからなる。双方が配備する戦略核弾頭を各1550発、大陸間弾道ミサイルなどの運搬手段については配備を700ずつ、未配備も含めた総計は800ずつに削減すると定めた。削減の相互検証や査察も義務づけた。

 戦略核弾頭の上限は1991年に署名した第1次戦略兵器削減条約(START1)では6千発とされていた。オバマ大統領は新条約をSTART1以来最も包括的な核軍縮条約としており、新たな目標としての核テロ防止や、国際的な核不拡散体制の再強化につなげたい考えだ。

 ただ、合意を優先したあまり、今回の条約は実質的な削減効果は少ないとされる。米国のミサイル防衛(MD)システムをめぐる対立は解消されず、ロシアはMDの脅威が高まった場合、一方的に条約から撤退する権利を持つとする特別声明を出した。


「新型核」開発しない方針も明記 オバマ政権戦略見直し ■2010/04/06

 【ワシントン=望月洋嗣】米オバマ政権は6日、今後5〜10年の米核政策の指針となる核戦略見直し(NPR)を発表した。「核のない世界」に向けて、非核国には原則として核攻撃しない方針を初めて示し、新たな核弾頭の開発はしないことを明記した。また、中国の核軍拡の不透明性に懸念を示しつつ、イランや北朝鮮などの核開発国に対処する上で中国と安定した関係を保つ重要性を指摘した。

 ゲーツ国防長官はNPR報告書の巻頭言で、「核のない世界」へ「今、具体的な措置を取らなければならない」と強調。その一方で、「核が存在する限り、米国や同盟国のために安全で効果的な核抑止力を維持する」との方針を再確認した。

 NPRは「核の役割を縮小する」というオバマ大統領の方針に沿って、核不拡散条約(NPT)を順守する非核国に対しては核攻撃も、攻撃をすると脅すこともしないと宣言。核兵器の使用は米国や同盟国の利益を守るため、極限状況下でのみ考慮するとしたが、NPTに反する形で核開発を続ける北朝鮮とイランを核攻撃する可能性は温存した。核の目的を核攻撃の抑止に限定することを将来的に目指し、核戦力の削減分を通常戦力を強化することで補う方針も示した。

 8日に署名される米ロの新たな核軍縮条約で、核弾頭を1550以下に減らした後も従来の抑止力を維持するため、ミサイル防衛(MD)を強化していく考えも表明。米国の拡大抑止力(核の傘)に依存する日本など同盟国の安全保障のため、MDや通常戦力改善に取り組むとした。

 中国の核については「核開発のペースや戦略など計画全般が透明性に欠け、中国の将来的な戦略に疑念を抱かせる」と指摘した。だが、核開発国の脅威から米国や同盟国を守る上で「ロシアや中国と、安定した戦略的な関係を維持し続けなければならない」とした。

 新たな核弾頭開発や核実験は行わず、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准と早期発効を目指す。爆撃機や大陸間弾道ミサイルなど射程の長い兵器は残す一方、冷戦期に米軍艦船などに配備されていた巡航ミサイル「トマホーク」の核弾頭搭載型を退役させる方針を明記している。

 ブッシュ前政権の方針を転換し、生物化学兵器による攻撃にも、原則として通常兵器で対処する。ただし、将来バイオ技術の進展で威力が増した生物兵器による攻撃を受けた場合に、核で報復する権利は留保した。          

朝日新聞>http://www.asahi.com/international/update/0408/TKY201004080476.html



拡大でもお勧め 自動車保険30%引き

■「住宅エコポイント」の学習会■ 2010/03/28

 神奈川支部は28日、日曜拡大行動を行い、主婦の会の炊き出しでお腹を満たした後、午後から「住宅エコポイント」の学習会を開きました。

住宅対策部担当の金澤拓也書記が講師となって、住宅エコポイントの要点を解説。随時質疑を受けながら話を進めました。午前中に拡大行動に参加した人たちが話を聞き、理解を深めました。
 一昨日の自動車保険と工事保険の学習会内容にも触れ、「同条件から30%引きの自動車保険はやはり魅力的だな」と皆で納得しました。
 拡大行動の際にも「組合員・対象者にすすめていこう」と話し合いました。
                                               (瀧川恒夫)




自動車保険「団体割引30%適用」と工事保険 学習する

■支部執行委員会 「工事保険と自動車保険」学習会■ 2010/03/27

 「神奈川県建設共済会の保険制度に加入するとこんなにおトク」と執行委員会は26日夜、組合加入のメリットの一つである工事保険と自動車保険について、支部担当の保険会社から説明を受け、学習しました。

 自動車共済は、他社や他共済からの無事故等級割引をそのまま継承し、今年9月30日まで(毎年見直し)「団体割引30%」が適用され、経済的に大変嬉しい掛金となっています。
 事業所社員の車も対象になっており、全国24時間ロードサービスや夜間・休日緊急事故受付サービスも充実した安心サポートです。

 工事保険は、建設作業中のさまざまな事故に対処。工事物件の損害補償と賠償責任の補償、工事のやり直し費用を補償するものとなっています。
 例えば、「作業中にミスにより新築中のガラスを破損してしまった」、「現場で工事用資材が何者かに盗まれた」などの場合の工事目的物の所有者が損害の補償(@工事の安心保険Kマスター)を受けられます。
 「配線工事のミスで建物が全焼してしまった」、「外装塗装中、塗料が落下し通行人の服を汚した」、「工事現場の看板が落下し通行人がケガをした」、「水道管を破損水漏れし階下の部屋を汚した」などは、会社や下請負人などが賠償責任の補償(A工事の安心保険Kマスター・総合賠償責任保険)を受けられます。

 詳細は、下記(PDFファイル)を参照してください。

                                               (瀧川恒夫)




不況だからこそ活きる組合

■拡大速報 神奈川支部■ 2010/03/27





「エコポイントを仕事づくりの起爆剤に」と学習会

■横浜市建設労働組合連絡会「住宅エコポイント講習会」■ 2010/03/16

 「エコポイントを仕事づくりの起爆剤に」と横浜市建設労働組合連絡会は3月16日夜、建設プラザかながわで「住宅エコポイント講習会」を開き、115人(市連95人、土建20人)が参加しました。

 住宅エコポイントは、新築やリフォームに一定のポイントを発行し、費用の助成をするもの。その目的は、地球温暖化対策の推進および経済の活性化を図ること。
 エコ住宅の新築は一律30万ポイント。エコリフォームは、@窓の断熱改修A外壁・屋根・天井・床の断熱改修B左記の断熱改修と一体的に行われるバリアフリー工事の3点合わせて最大30万ポイントが補助されます。

 要点をまとめると、
@住宅エコポイントの対象は、エコ新築とエコリフォーム。
Aエコリフォームでポイント対象工事は、窓・外壁などの改修、バリアフリー改修。
Bポイント対象期間は、今年12月31日までに着手した工事。
Cポイントは、即時交換で追加工事の費用に充てることが可能。
Dポイントの発行申請は、お客さん任せにしないで建築事業者が代理申請を行う。
E組合事務所が申請の取次ぎ窓口になりました。
---というもの。

 住宅エコポイントは、全建総連が国交省との交渉で「自動車、家電だけでなく住宅にもエコポイントを」と要求し、運動の上に勝ち取った制度です。
 このエコポイントをきっかけに地域での仕事確保を進めることが大切です。住宅メーカーや建材メーカーも積極的に営業を展開していますから、私たちも負けてはいられません。地域での信頼と実績を力に奮闘、努力しましょう。
                                               (瀧川恒夫)




「目標2名。やりきりたいね」「目標達成だ。頑張るぞ」決意

■春の拡大 17、18分会決起集会■ 2010/03/14

 17、18分会は3月14日夜、大豆戸町町内会会館で分会議を開き、拡大の決起をしました。

 七海17分分会長は、「目標2名。やりきりたいね」と決意し、武田18分会長は「目標達成だ。頑張るぞ」と大きな声で読み上げました。

 拡大月間に入ってから、七海さんは10、11日の水木曜日統一行動日に支部事務所に出向き、書記局のメンバーと一緒に17分会の組合員さん宅を訪問。今日も日曜行動があると思い支部事務所に出掛けたと言います。
 
 18分会の武田さんと中山さんは二人で今日(14日)10時から午後4時まで拡大行動で、組合員さん宅を12軒訪問しました。「心起きないように分会の仲間全員を廻ります」と意気軒昂です。「何とか拡大に結びつけたい」と武田さんは話します。

 耐震講座や住宅エコポイント学習会に話が及び、仕事おこしのために「参加しよう」と相談しました。
 住宅デーは、「今年もみんなで頑張ろう」と決め、早めの取り組みで町会にも申し入れようと確認しました。




景気回復・春闘勝利を訴える 雨中をデモ行進 

■2010年春闘勝利3・7県民集会■ 2010/03/07

 「くらしと雇用と平和を守れ!参議院選挙勝利!3・7県民集会」が7日、関内駅前・大通り公園で開かれ、集会には1500人余りが参加しました。

 主催者挨拶で水谷正人神奈川労連議長は、「新政権は旧自公政権と違いがない」と痛烈に批判。「雇用を確保し、賃金・所得の引き上げで景気回復をはかれ」など、春闘勝利を訴えました。

 小池晃参院議員は、「一日分の収入がなくなった。定期昇給もなしでは経済は再生しない。事業仕分けは、大企業減税や軍事費に切り込み、予算財源を確保すべき」と主張しました。

集会は、「雇用と仕事を確保し、賃金・所得を引き上げ、内需を拡大すること。大企業がため込んだ利益を、労働者・国民・中小零細企業に再配分させる制度の実現が最大の景気回復」などのアピールを採択しました。

 このあと、参加者は氷雨降るなかを桜木町と山下公園コースに分かれ、元気にデモ行進しました。

 神奈川支部からは、主婦会を含め13人が参加。青年部は4人がステージの設営作業に参加しました。




「拡大やり抜くぞ!」と決起 

■春の拡大 神奈川支部「2010年春の拡大月間決起集会」■ 2010/03/06


 神奈川支部は3月6日、建設プラザかながわで「拡大決起集会」を開き、春の拡大月間での目標達成に向けて強い意志を示しました。

 建設横浜本部の吉良比呂志書記長は、「厳しい状況のなか、逆風をバネに運動を前進させよう」と訴えました。

 建設国保の傍島久実事務局長は講演で、「建設国保は組合運動と闘いで勝ち取った正当な制度である」と強調し、「組織拡大強化こそが最大の力となる。日本の医療と建設国保を守り抜く歴史的拡大月間に立ち上がろう!」と訴えました。

 組織部は、期間(2月1日から4月15にち)と目標(103名)など具体的な行動提起と本部の重点方針を示し、会場の大きな拍手で確認されました。

 懇親会は、伊井喜美夫会計の司会。後藤英夫副支部長の乾杯で始まりました。
 出陣太鼓は、あおぞら保育園の「和太鼓サークル風の鼓」のメンバーが10人余り。威勢のいい響きが私たちを鼓舞しました。

 各分会・青年部・主婦の会からそれぞれ、拡大目標達成への決意が表明されました。
 
 最後に、瀧川恒夫書記長は、「建設国保を守り、アスベスト裁判に勝利、核兵器廃絶など命と暮らしを守る運動を強く進めましょう。みんなで動いて、みんなで拡大。仲間を増やして生活を良くしましょう」と訴え、「団結、がんばろう〜」で幕を閉じました。




「組合員訪問は拡大行動の基本」 拡大統一行動始まる

■春の拡大 統一行動日 9分会「分会組合員訪問」■ 2010/03/03

 9分会は月間初めての統一行動日の3月3日、分会役員3人が所属の組合員さん宅を7軒訪問しました。

 組合員さんや家族は、仕事や生活の厳しい現状など語っています。就労が薄い上に賃金単価が下がっていることに、不安が隠せません。

 チラシ配布や住宅センター、耐震相談会など組合でも仕事さがしの取り組みを開始したことなどの説明に、期待を寄せていました。

 そんななかで、対象者の紹介が3件ありました。1件は近所の業者で、以前訪問したことのある鶴見支部(旧東部建設労組)宅。2件目は、組合員さんが既に組合の話(「訪問するかもしれないよ」)をしているとのこと。3件目は、「明日にでも加入届を書いてもらうよ」という勢い。すぐに加入しそうです。

 私たちは、「組合員訪問は拡大行動の基本」ということを改めて実感しました。




分会が「決起」 みんなで拡大!元気に拡大!

■春の拡大 分会・青年部決起集会■ 2010/03/02

■青年部■ 2010/02/17
青年部は、支部事務所に集まって5名の目標を決め、また、「若い力で超過達成するぞ〜」と目標を積み上げると意欲をみせました。
 「何と心強い、お言葉」。期待しています。



■15分会■ 2010/02/15
 15分会は支部事務所に12人が集まり、分会議の始まる前に「拡大出陣式」を行いました。最初に建設国保の攻撃については討議資料に基づいて話し合い、「攻撃に負けないで頑張ろう」と確認し合いました。
 そして、拡大スローガンと目標を決めました。


■23分会■ 2010/02/15
 23分会は支部事務所で分会議を開き、「出陣式」を行いました。目標は4名。「精一杯、頑張る」と決意をみなぎらせています。



■14分会■ 2010/02/15
 14分会は、松葉台自治会館に集まって、「多くの仲間が増えるようガンバロー」とスローガンを決め、「拡大で1名は必ずやり切ろう」と決意しました。
 「俺たちの命綱、建設国保を潰されてたまるか」と常に前向きな青木分会長です。中村書記次長が激励酒を持って駆けつけました。

■8分会■ 2010/02/16
 8分会は松見集会所に集まって、4名の拡大目標と「頑張って目標達成へ」のスローガンを決め、鈴木分会長を中心に頑張る決意を固めあいました。
 岩谷支部長と中村書記次長が激励酒を持って駆けつけました。




■9分会■ 201002/17
 9分会は17日、入江中部町内会館で分会議を開き、「目標は4名。要求実現は、仲間増やしで!」と拡大スローガンを決め、みんなで決意を固めました。



■20分会■ 2010/02/17
 20分会はガーデン山自治会館に集まり、分会議の前に「出陣式」を行い、全員が本音で話し合い、自分たちのものにしていく様子が伝わってきます。スローガンは「建設国保は命の綱!頑張ろう」と寺坂組織部長が色紙に記しました。二世の仲間が分会で重要な役割を果たしており、和やかな雰囲気が伝わってきました。佐藤書記次長が激励に駆けつけました。                                                         (I、T、N)




「身を削っても、仲間と共に歩んでいきたい」 組合費値下げを確認

■神奈川支部組織会計執行委員会■ 2010/02/25

 神奈川支部執行委員会は25日、来年度予算を検討するなかで、「組合費の値下げ」をするということで合意しました。

 長引く不況で、仲間の生活は困窮を極めています。生活苦から組合費や保険料を滞納し、泣く泣く組合を脱退していく人たちが後を絶ちません。

 「私たちは今ここで、100円でも200円でも組合費を安くすることは、仲間の声に応えることではないか。私たちは身を削っても、仲間と共に歩んでいきたい。痛みを分かち合いたい」と決議しました。
 大会決議で正式に決めることですが、予算を再検討し直し削るものは削り見直していくこと、来年度大会後「組合費を値下げすること」を執行委員会の総意で意志確認しました。




「10分会全員で拡大行動をして組合を大きくし頑張ります!」

■春の拡大 10分会決起集会■ 2010/02/24

 10分会は2月24日夜、茂木工務店で分会議を開き、拡大の決起をしました。

 内田秀巳分会長は、「最低1名。10分会全員で拡大行動をして組合を大きくし頑張ります!」と決意し、大きな声で読み上げました。

 水木曜日の統一行動日は、第2、3節、最終節と3回設定し、みんなで動いてみんなで行動することを確認しました。




耐震改修など出前講座 仕事掘り起こしに有効

■鶴見支部「福祉と防災センター」出前講座■ 2010/02/23

 鶴見支部は2月23日、東部建設会館で「住み慣れた我が家の再生講座」(出前講座)を開きました。

 出前講座は、横浜市まちづくり調整局建築企画課が横浜市建築事務所協会に委嘱して木造住宅に対して「耐震改修のすすめ」をスライドを使って説明。
 住まいについて時代と共に変わる性能や家族構成による変化から、築後の維持管理などの必要性を説き、また、バリアフリー化や構造上の安全性から耐震改修工事をすすめる内容となっています。

 横浜市の無料訪問「耐震診断」で診断結果の評点が1.0未満となった方が、耐震改修工事を横浜市の補助制度で一般世帯あたり助成金150万円の支援を受けられ、対象となる住宅は、@昭和56年5月以前の木造住宅、A2階建て以下の在来工法の住宅、B自己所有で自ら居住する、となっています。

 鶴見支部は、この講習を契機に町内会への働きかけを模索中で、仕事づくりへの足掛かりとする計画とのことです。




「まず1名達成。あともう1名がんばる!」

■春の拡大 6分会決起集会■ 2010/02/20

 6分会は2月20日夜、白幡工務店で拡大決起しました。

 金子正義副分会長が、色紙に拡大の決意表明を書き込みます。
「まず1名達成。あともう1名がんばる!」。
 金子文雄分会長は、元気に読み上げました。
 佐藤寿さんは、青年部と組織部で張り切っています。「もう1名はいけそう」と明るく笑いました。
統一行動日は、節ごとに決め、「まず、組合員さんを訪ねてみよう」と相談がまとまりました。




「公契約法制定」で地域が潤うようなしくみ

■「第12回市民自治研究集会」「公契約シンポジウム」■ 2010/02/20

 「政権交代で暮らしはどうなる」---明日のヨコハマを考えるつどい「第12回市民自治研究集会」(主催・同実行委員会)が2月20日、東神奈川・建設プラザかながわで開催されました。
 午後からは、野田市公契約条例に学び横浜市の入札・契約制度・労働条件を問う「公契約シンポジウム」も開かれました。

 山家(やんべ)悠紀夫氏(経済学者)は講演で、「新しい日本」は実現可能であると、日本の進むべき道を示唆しました。
 1996年以降の10年間は、橋本・小泉内閣の「構造改革路線」が経済・社会の破壊をもたらし、規制緩和と「小さな政府」は米国の要望や財界の意向に沿った政策で企業所得は増し雇用者報酬は大きく減少。貧困と格差を生み出しました。
 人々の意識もここ10年間で変わってきた。「平等社会」と「自由競争社会」選択アンケート調査でも分かるとおり、07年前回の参院選挙時で逆転した。民主党は生活第一を掲げ、衆院選挙も圧勝した。しかし、民主党も予算配分を見ると、小泉路線と殆ど変わらない経済成長戦略。鳩山政権は暮らし第一を貫けるか、成長第一を取るか分かれ目となっています。
 山家さんは、「新しい日本」を作り出すために財源はある、実現可能だと理由を示した上で、次の3点を提言する。
  @労働者も自営業者も農民も、週40時間労働で暮らせる社会に
  A社会保障制度を西欧並の水準に、誰もが安心して暮らせる社会に
  B地域経済の再生を、農業漁業の再生を。
 最後に、自治体へも注文した。国→自治体→住民の流れを、国←自治体←住民にする。「金がないことを理由にサービスを削るな」。自治体は国に対して必要な資金を要求する仕組みを作ること。それが国の政治を変える。住民は自治体に突き上げが大切と話しました。

 塚本俊裕横浜市従書記長は、10年度の横浜市予算案について解説しました。林市政の骨子は次の5点。
  @市民の暮らしの充実 A現場目線でぬくもりのある行政サービスへ B環境問題への更なる取り組み C国際都市化への一層の推進、経済活性化 D財政の健全化
 林市長は、地域ケアプラザなど施設の着工、市内中小企業向けの公共事業の確保などを予算に盛り込み、前市長とは違った視点での編成をし、一定の評価できる面がある一方、大型公共工事は温存している。
「『市民目線、主婦目線、現場主義』という林市長がどちらを向いた市政をするか、市民の要求の声を大きくしていくことが決め手になるのではないか」と塚本さんは話し、「住みよい横浜を目指してそれぞれの地域で運動を進めましょう」と語りました。

 午後から、分科会「公契約シンポジウム」がありました。
 河嶋寿夫野田市職員労組委員長は、野田市公契約条例制定での諸課題について話しました。条例前文では、「本市は、このような状況(しわ寄せから労働者の賃金低下を招く)をただ見過ごすことなく先導的にこの問題に取り組んでいくことで、地方公共団体の締結する契約が豊かで安心して暮らすことのできる地域社会に寄与することができるように貢献したいと思う」と主旨が記され、本文では受注者に義務や是正措置も規定していると説明しました。そして、賃金額の具体的な計算例も示しました。

 田中一千葉土建書記次長は条例の成立を評価し、できた背景や意義を強調しました。

 横浜建設業協会の佐藤明事務局長は、横浜市の公共工事入札・契約制度の変遷を表を使って説明。入札制度は、予定価格の適正化、原価割れできない制度のしくみに変えていく必要性を強調し、若手育成のためにも生活が成り立つ賃金が反映できることが重要と話しました。
 
 辻村定次建設政策研究所副理事長は、果てしない低価格競争の構造的要因は、重層下請け制度の歯止めのない賃金切り下げが可能な構造にあると指摘し、このままでは業界に若手技能労働者が入職せず、建設業が産業として成り立たなくなると説明しました。そして、公契約はピンハネなしのしくみをつくってはじめて機能する。条例をつくるだけでなく、運動がそれを支えると強調しました。

 吉良比呂志建設横浜書記長は、構造的不況下での建設労働者の実態を話しました。平均日額賃金16、802円。稼働日を20日としても336,040円、年収換算でも403万円にしかならない。総務省の「標準生計費」では、544,703円。全産業比較でも最高389万円もの格差がある。
 「公契約法制定により、労働者は適正な賃金を受け取る権利が保証され、事業主は適正なルールに基づいた受注競争が行うことができ経営の安定がはからられ、自治体は税収がアップし財政安定につながり、地域住民は安全で高品質な社会資本を享受することができます」「公契約法は、地域経済の発展・地域業者の育成・社会資本の品質確保、そして建設労働者の労働条件向上に寄与します」。

 会場の芳尾寛子あおぞら谷津保育園園長は、「保育園は火の車。園長のみ正規で保育士はパート。人を大切にし、金儲けは参入して欲しくないです。建設労働者の低賃金の話を聞いて、大変な実態だなというの率直な感想です。これでは、安全で気持ちよく作れるのか疑問に思いました。早く公契約を実現して、地域経済が潤うようなしくみを作って欲しい」などと発言しました。




人間らしく生きたい。「歴史的拡大月間に立ち上がろう!」

■建設横浜「2010年春の拡大出陣式」■ 2010/02/18

 建設横浜は18日夜、建設プラザかながわで「2010年春の拡大出陣式」を行いました。
 会場は、主婦会の寸劇や出陣太鼓で参加者200余人は大いに盛り上がりました。

 菅原盛執行委員長は、「経済状況は苦しいが、みなで協力しながら元気に目標100%やり上げましょう」と訴えました。

 傍島久実建設国保事務局長は、マスコミによるバッシングをはね除け、「日本の医療と建設国保を守り抜き、歴史的拡大月間に立ち上がろう」と呼び掛けました。

 傍島さんは朝日新聞ほかマスコミによる国保攻撃に、「@市町村国保に比べてはるかに低い国庫補助金であり、A「入院医療費無料は建設の仲間の最低限の要求で、医療費は本来10割給付が当たり前。B仲間の努力によって保険料100%収納など建設国保は他の保険のお手本になる。C建設国保は、組合運動と闘いで勝ち取った正当な制度である」と、見当違いの報道に強く反論しました。
 そして、「組合の歴史は、組織を大きくしながら、仲間の要求を実現するための闘いの歴史」と強調し、「何よりも組織の拡大強化こそが、その最大の力になる」と訴えました。
 
 傍島さんはそのなかで、「朝日」1/14付けに投書された仲間の声を紹介しています。
 「建設業関係の国民健康保険組合への補助が紙面に取り上げられています。確かに、これにより1ヶ月の医療費が数千円で済む場合もあります。しかし、これは建設現場で働く者の数少ない優遇部分であり、心の支えになっているのではないでしょうか。
 多くの現場労働者は個人事業主であり、その工程が終われば次の仕事の保証もなく、有給休暇もありません。天候によっては本人の意欲と関係なく休業も余儀なくされます。日当は、地方公務員の平均年収の換算額と比較すると遠く及びません。熟練した職人が過酷な自然条件で働いても及ばないと聞いております。交通費や道具も日当で賄われなければなりません。
 職人の高齢化が進み、若者のなり手が減っており、建設現場は崩壊の危機にさえあります。私も加入している保険ですが、職人の優遇部分のみでなく、不遇の部分にも焦点を当て、総合的な視点で報道して頂きたいと思います」
                           (設計士 高橋浩道 神奈川県逗子市 51)
 ---私たちの思いを表しているのではないでしょうか。

 小澤陽一組織委員長は、「朝日の攻撃にたじろがず闘いぬこう。分会を主人公に取り組もう」と、春の拡大月間の基本方針を提示。そして、@支部目標を積み上げ、県連3ヶ年初年度計画3.6%実増をめざす。A攻撃に負けない建設国保をつくる。B元気と勢いのあるC家族ぐるみの運動。---と拡大月間を位置づけたうえで、統一行動日や分会出陣式など具体的な行動を提起しました。

 13支部は壇上にあがり、それぞれ拡大行動決起を表明。青年部や主婦の会、組織委員会、書記なども、「拡大がんばろう!」と強い決意を表明しました。

 吉良比呂志書記長は、「命と暮らしを守る闘いを発展させなければならない。私たちは人間らしく生きたい。書記も4月15日夜12時まで頑張り抜く」と、強い意欲で拡大目標達成を訴えました。




医療制度、消費税増税反対など衆議院議員要請行動

■2・17国会行動■ 2010/02/17

 第174通常国会が開かれているなかの2月17日午前、国民大運動神奈川県実行委員会は東京・永田町・参議院議員会館第1会議室に集まり、「2・17国会行動」を起こしました。

 院内集会では、小池晃・参院議員が国会情勢を報告しました。
 小池議員は、「政府の言う医療費負担一元化は弱い方に合わせるつもり。75歳になったら本来『おめでとう』だ」「待機児童を詰め込むんじゃなく、地域施設を増やすべき」「大企業は内部留保を、雇用・賃金に回せばいい」「沖縄の軍事基地を無くすのは心配というが、憲法9条が最大の抑止力。安保改定は50年目で決着をつける。米国追従から脱却すべき」などと話し、政治を変える闘いのためにがんばろうと訴えました。

 水谷正人・県実行委員会事務局長は、「一握りの選ばれた企業のみに冨が集中。後期高齢者医療保険制度は即刻廃止。沖縄基地問題の迷走。最低賃金引き上げ、公契約法の成立」など報告したあと、国民春闘勝利にむけての取り組みを提示。さらに、社会保障や税金闘争、基地・安保や核廃絶など平和運動、裁判闘争支援などを行動提起しました。

 そして、神奈川労連・新婦人・年金者組合・民商県連・非正規労働者・民主青年同盟などの各団体から決意表明がありました。
 そのあと70人余りの参加者は組に分かれて、地元選出議員や厚生労働委員、財務委員など115名の衆議院議員要請行動に移りました。
 要請は、
  @後期高齢者医療保険制度の即時廃止。
  A労働者保護法を抜本改正。
  B消費税増税反対。軍事費削減・大企業減税で財源確保。
の3点。
 国会行動終了後は、中央大運動実行委員会主催の国会前行動に参加しました。




「拡大頑張ろう!国保守り、アスベストに勝利!」

■春の拡大 19分会決起集会■ 2010/02/13

 19分会は13日夜、菅田東町自治会館で分会議を開き、「分会拡大決起集会」として目標をやり抜く決意を固めました。

 菅原實分会長は、「拡大頑張ろう!国保守り、アスベストに勝利!」と色紙に記し拡大への意欲を示しました。
 集まった仲間は行動日の相談で意見を出し合い、決定しました。
 朝日新聞などマスコミによる不当な国保バッシングの話題が雑談の中からも出て、「見当違いの報道記事だ」と理解を深めました。




「目標達成して、おいしい酒を飲みましょう」 分会が拡大決起

■春の拡大 11、12分会決起集会■ 2010/02/12

 11、12分会は12日、七島町の分会議場で「分会拡大決起集会」を開きました。

 支部から岩谷昭二支部長と瀧川恒夫書記長が激励に駆けつけ、建設横浜本部からの激励祝いを届けました。

 石川勝義11分会長は拡大の決意を、「目標は4名。春の拡大運動、頑張りましょう。目標達成して、おいしい酒を飲みましょう」と記しました。
 三浦国男12分会長は、「目標の3名、がんばるぞ〜」と強い意思表示をし、決意を表しました。




 「雇用の確保と賃金引き上げ」訴え 労働・健康相談を実施

■労働・健康相談 宣伝行動■ 2010/02/07

 横浜労連(横浜労働組合連合会)とパート臨時労連(神奈川労連・臨時労組連絡会)は2月7日、横浜駅頭西口で労働・健康相談を実施するとともに、「雇用の確保と賃金引き上げ」の要求を掲げ、宣伝チラシを手渡し訴えました。

 この日の参加者は20団体61人。2時間余りで労働相談は6件、健康相談測定は25件。チラシは5千枚配られました。

 高橋横浜労連議長は、「これまでの運動に自信を持って、世の中のためになるよう春闘を闘っていきたい」と挨拶し、参加者の協力を求めました。

 街頭マイクは、「「労働者派遣を規制して安定した雇用をつくり、最低賃金の引き上げで賃金を底上げすることこそ景気回復の確かな道です」と訴えました。

 解雇・雇い止め、賃金不払い、サービス残業、退職強要など・・・
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 労働相談ホットライン> Tel:0120−650−1886 又は、045−650−1886




「人間の目で見た平和」 品川正治さん語る

■第6回講演と音楽の夕べ■ 2010/02/06

 「第6回講演と音楽の夕べ」が2月6日、東神奈川駅東口・かなっくホールで開かれました。

 講演は、品川正治さん(経済同友会終身幹事・全国革新懇代表世話人)が自身の戦争体験を語り、人間の目から見た平和の尊さを訴えました。

 第2次世界大戦が激化するころ京都大学(旧制三高)の入学式に臨んだ。
 「国家は理性を失っていないか。戦時下でどう死ぬのが正しいか」、
カントの実践哲学を猛勉強した。わずか3ヶ月で独文法を理解。ドイツ語の原書を翌年の秋に読み上げ、翻訳ができた。恩師と論争もした。が、その答は会得できなかった。

 10日後、軍隊への召集令状がきた。鳥取連隊に入ったその朝、非常呼集のラッパが鳴った。言われたとおり、訳も分からず兵隊に対面するように整列するが、その時に壇上に上がった連隊長の簡潔な訓辞は今もはっきり憶えている。
 「今朝入隊した顔を良く覚えておけ。殴ったりしたら処分するぞ。死ににいく男達だ」。
 死にゆくと言われ、ショックで口が訊けなかった。2週間の激しい訓練で中国の戦地へ送られた。
 のちに戦史を研究して分かったことだが、そこは中国共産党の本拠地に近い部隊で、日夜戦闘行為の場所だった。迫撃砲の直撃を受けて、戦死者として横たわったこともあった。今でも破片が取れないで足に残っている。

 「戦争の生き証人だが、80近くになるまで戦争・戦闘の話はしなかった、出来なかった」
 自分の戦争体験に口を閉ざしていた。戦後、アジア太平洋戦争について全力をあげて研究した。中国史やアメリカ戦史は全て読んだ。
 「あの戦争が如何に無惨で残虐で支離滅裂か、嫌と言うほど研究しました」。
戦死者の約7割は餓死者で、弾に当たったのは2割程度です。
 「そのすさまじい戦闘でよく生きて帰れましたね」と言われたら、「私は中国で戦争した」とは、おこがましくて言えなかった。兵隊は亜熱帯でマラリアなどにかかり食物をさがす気力もなくなった。へたり込んで死んだ。日本軍の規定で戦死は、「さようなら」を言った日と場所。「だから、遺骨などあるわけがない」。

 「そんな戦線であなたはどうして生きてきたんですか」。そう言われたら、
 「その先は話せませんよ」。
私にも辛いトラウマがある、あった。激しい戦闘があって、私の目の前10メートル先で戦友が撃たれた。雨のように降ってくる弾にやられた。
 「助けてくれ。品川、品川、しながわ」
防空壕を跳びだそうとしたら、ほかの戦友が首を横に振るだけ。止められた。
 「お前が死ぬ」
と言われた。考えてみれば命の恩人かも知れない。撃たれた戦友は死んだ。

 焼け野原が残る戦後の混乱期。復員してから東京大学に進学したとき、下宿先に一人息子だったその戦友の母親が訪ねてきた。
 「最期の話を聞きたいなら、恐らく一緒だった品川に会うしかない」
村の人が総出で探し、手配してくれたという。
 面を上げられなかった。

 一昨年の夏、松江で講演会があった。主催者と雑談で
 「山奥からバス3台も連ねて来たんです。心当たりありませんか」
と言われた。ハッとした。講演の壇上から見ると、間違いなく家族や遺族、同じ村人だと分かった。
 壇上で、手を突いて謝った。その人達はその言葉を聞いて激しく泣き出した。会場の1000名全員が泣き出した。
 「中断しますか」と主催者が配慮してくれたが、
 「続けさせてください」と言った。
ようやく、終戦後のトラウマ、大きなシコリが取れた気がした。
 以前の講演は抽象的で、生の体験は躊躇していた。松江以降は、「むしろ話すべきだ」と思った。
 戦争体験者で、一人としてトラウマを持っていない人はいない。餓死する戦友を見捨てた体験。みんな持っていた。話せる年代は限られた人数しかいない。今は、望んで話している。

 戦争体験は、「何処で、どのように」で違う。一様の体験はない。例えば、
 「空襲で爆撃の経験は共通でも、家が焼かれ家族が死んだか、家族が無事だったか、で同じ体験を持ちようがない」
 マッカーサーの日本占領と同じ形で、日本は中国で占領行政をやっていた。その人達と戦闘行動した人は、全く経験が違う。将校と兵隊では違う。北支、中支、南支でも違う。日本では言わないが、北支の武装解除は11月末。8月15日以後の数千人は戦死と呼べるのか。

 捕虜収容所で復員を待ったが、戦争の見方の違いがはっきり出た。2週間後くらいに青年将校が、復員反対運動を起こした。「国力回復すれば大和民族はやれる。だらしない政府の下に帰りたくない」というわけだ。
 戦闘部隊は「何言ってるんだ。2000万以上を殺し、広島・長崎で20万の命が死んだ。どの面下げて中国の人に会えるのか」と、毎晩、大乱闘だった。

 兵隊の内地帰還、復員したのは、山陰の先崎港に5月1日、メーデーの日だった。三日間の待機船のなかで憲法草案の発表があった。品川さんが代表して大声で読み上げた。全文を読んだ初めての出会いだった。帝国憲法と大幅に違う文体に戸惑った。九条に来たら、全員が泣き出した。
 「戦争しない。陸、海、空軍を持たない。交戦権は認めない」
わぁっと泣き出した。隊長が一番大声で泣いていた。
 「よくぞここまで踏み込んでくれた」
最初の出会い、その感激は今でも忘れない。
 「二度と戦争はしない」。
誓い合った仲間。憲法に書かれた。日本中の人たちが同じ思いだった。

 支配し権力を持ち続けてきた人と一般国民の心情が、捻れたまま60年が経った。世界的に見て極めて異様。自民党の綱領は「憲法を変える」で、守ることを考えなかった人たち。憲法を改正して戦争をできる国にしようとしても大反発を食らうのを知っているから、改憲だといっている。自衛隊をつくり、有事立法、アフガンやイラクに自衛隊を送り、戦争を絶対しない国を表明しない。九条の旗はボロボロになった。しかし、旗竿は手放していない。国民の手にある。平和は60年続いた。

 九条の中身は世界をリードする思想。日本国憲法九条は世界中で、人間の目で見ているたった一つの憲法です。戦争を国家の目で見てはいけない。国連が要請したら、戦争するんですか。
 戦争を人間の目で見る。どんな戦争でもミサイルや爆弾で罪のない母親や子供、赤ちゃんが死ぬんです。
 常備軍を持たない国も世界で25くらいあるが、軍備を選ぶくらいなら得だという憲法。日本が、主権の発動する戦争をしないという九条を捨てて何になる。

 「戦争、人間、そして憲法九条」。
かつての青年時代のカントの哲学。「国家が戦争をしている最中に国民がどうするか」の問題提起は過ちだとはっきり分かった。抽象的な天災じゃない。戦争を起こすのは人間だ。
 「お前はどちらだ」を考えていればいい。戦争を起こすのは人間だ。
国家ではなく、戦争を人間の目で見ている世界でたった一つの憲法を誇りに思っている。

 そしてまた、なぜ経済を人間の目で見れないのか。人間の目で見た経済をつくれないのか。見ようとしないのか。最大のテーマです。
 国家の目でさえ見れない経済になってしまった。リーマンショック以降、アメリカ型金融資本主義的経済が正しいと言う人は減った。

 日比谷の派遣村で、日本の貧困、雇用の不確かさを突きつけられた。今までは、国会に順応する日本だった。状況に合わせるんじゃなく、状況をつくれるのが分かったのが極めて大きい。すぐに改善されるか難しいが、問題は、これ以上弱者の人たちをつくるか、瀬戸際にきている。希望が見える形に動こうとしている。

 お願いしたいのは、政府や政党が何かをしてくれるんじゃなく、誰もが対等な一票で皆さん方がつくっていく。政治が決める。主権者の国民が決める。
 日本が変われば、アメリカの世界戦略も変わらざるを得ない。主人公として、一人ひとりが動かしていける。
 主権者として考えてもらうのが、私の願いです。



 「仕事づくり」経験を訊く 「支部は自信をつけること」

■「仕事づくり対策」 鶴見支部と西支部の活動経験 学習■ 2010/02/06

 仕事づくり対策として臨時執行委員会を2月5日、神奈川支部は支部事務所で開き、鶴見支部と西支部からその活動経験を学習しました。

 鶴見支部の浅間元基・福祉と防災の街づくりセンター長は、「組合の3つの柱として組織拡大と国保を守る、仕事確保は大きな運動だ。地域の景気を良くすることは地域に金を回すことで経済波及効果は大きい」と最初にその意義を強調しました。

 鶴見支部(当時は東部建設労組)は平成18年4月から19年3月まで、6300万円余りの工事金額を受注している。そのなかには、4700万円の診療所改修工事もあります。
 浅野さんは、住宅センター(福祉と防災の街づくりセンター)づくりの進め方について経験を語りました。

 市民の命と健康を守り、喜んで仕事する。かつては「蜘蛛の巣」で展開したが、「蜂」のように動いても今は仕事がない。個人でも難しい。市民組織に組合が関わっていく意味がある。
 
 トラブル対策はしっかりやる。個々が仕事の契約書を交わし、誠意ある仕事をやり遂げるのは当然のこと。
 組合は仕事基準をつくる。発注する際の注意として、組合員は平等ではない。市民は組合に依頼するのだから、施工時は組合の代表として信頼される仕事をしなければいけない。実際、通知を全員にすることは大変で、手を挙げてもらう。会をつくり、入会書を出して誓約書を入れてもらう。その際も施工実績表を提出してもらう。
 受注する態度としては、客を選ぶ。「急かす、安くしろ、見積もり合わせする人はダメ」、「仕事は選別する。トラブルの起きにくい仕事をする」。
 発注は、「誰もが信頼する人」を選ぶ。自信ある仕事、自信ある人に。オンリーワンでいい。
 そして、「会は、自信をつけていくことが大事」と浅野さんはアドバイスしました。

 そのあと浅野さんは、仕事を受注する具体的な手立てを、@戸建て住宅、A木造アパート、B分譲マンション、C地域の公共事業(町内会館、保育園など)ごとに詳細に説明しました。

 住宅耐震工事は、4人以上集まれば役所が出前講座を開いているのを有効活用。町内会に回覧板、掲示板で知らせ、開催。家具転倒防止など個別相談もすればいい。耐震工事は検査が5、6回あるからトラブルは起きにくい。施工者と検査員との共同作業。そして「しっかりした丁寧な仕事ぶり」が評判になり、口コミをよんでいる。
 神奈川区内の子安や浦島、七島、斎藤分町など「いえ・みち・まち改善事業」の指定地域には、2項道路対策補助金を耐震と別個に充てている町内会に働きかけている。
 建築企画課では、鶴見支部に出前講座の働きかけもある。

 木造アパートは、コミュニケーションスペースのある賃貸アパートやゲストハウス、グループホームなど実績をつくって家賃補助など訴えていきたい。
 30〜50世帯くらいの老朽化したマンションも視野に。
 公共事業は、市営住宅点検で見つけていきたい。

---と話し、浅野さんは先進的な実績と抱負を簡潔、丁寧に説明しました。


 西支部の芝原修司書記長は、組合員から「仕事がない」と聞こえてくる声から、「何とかならないか」の模索から始まった、と話します。

 手始めに、地区労の仲間に相談。運営委員会をつくり協議を続けて、大会後に「住まい安心サポートセンター」を正式に発足した。組織形態は、地区労のなかに「運営委員会」を設立し、運営にあたる。役員体制は、委員長に地区労議長があたる。

 責任体制は、当初は組合が推薦する工務店・建設業者が専門業者会を発足させて施工にあたるのを基本とする。住宅性能保証や瑕疵については、保証を明確にし、工事保険に各業者が加入するなど対応する。苦情が解決しない場合は、専門家を交えて内容を検討し解決に当たる。施工契約と工事内容が違う場合は、工事担当業者にやり直しを命じ、処理費は同者が負担する。

 等々、芝原さんから地区労との合意事項で住宅提携をすすめている現状が報告されました。
 同席した西支部の伊藤修執行委員長は、「自殺や失業者、困って飯も食えない人たちの窮状への対応から出発し、いろいろ意見交換しながら地域で宣伝したら仕事も出て来た。今、雰囲気が凄く良い。今後、仕事が出て困るのではないか」と笑わせました。
 「これからも力を入れてやっていく」
組合運動が活発になり、拡大に参加した人は以前の倍になった。
 「組合に貢献する幹部が育った」。
伊藤支部長は、胸を張って自信を覗かせました。




「後期高齢者医療制度は即刻廃止」 元気にデモ行進 

■2・3「後期高齢者医療制度即時廃止」県民集会■ 2010/02/03

 「後期高齢者医療制度を廃止させよう」と2月3日、横浜関内ホールで「2・3県民集会」(主催=後期高齢者医療制度即時廃止を求める神奈川県連絡会)が開かれ、講演者らは「即時廃止」を訴えました。
 会場を埋めた参加者はそれに呼応し、集会終了後、元気にデモ行進して沿道に呼び掛けました。
       (写真提供 平井稔人)

 集会は、建設労連ほかの特別報告のあと、吉田万三さん(全日本民連副会長・中央社保協代表委員・歯科医師)の講演がありました。
 吉田さんは、@後期高齢者医療保険制度はなぜ導入され、このまま続くとどうなるのか。A参議院で廃止法案を提出・可決した民主党は、なぜ廃止を4年後に先送りをするのか。B民主党の「新しい保険制度」はどんな制度なのか。---をテーマに説明し、なぜ「即時廃止」なのかを分かりやすく訴えました。

 新日本婦人の会や年金者組合、医療生協など各団体からはそれぞれ、現場での取り組みが報告されました。

 この集会に参加した中澤正男さん(7分会)は、「民主党は保険制度を変えて、財源を消費税増税で充てるのは目に見えている」と成り行きを危惧。また、「廃止させるには、反対の声を大きくしていかないと進まない」と、江口尚孝さん(20分会)は広範な運動の高まりを期待しました。




「組合を大きくし、制度を改善させる」 運動の力で

■2010年度労災保険年度更新説明会■ 2010/02/02
 
 「2010年度労災保険年度更新説明会」が2月2日、建設プラザかながわで行われ、港北支部と神奈川支部の組合員150名余りが参加しました。

 神奈川労働局労働保険適用室の磯川克彦事務組合第二係長は講演で、労災保険制度と特別加入制度について冊子を示しながら、詳細に説明しました。
 「労災保険は、本来、労働者の負傷や疾病、障害、死亡に対して保険給付を行う制度ですが、その業務の実情などから特別に任意加入を認めているのが特別加入制度です」と、中小事業主や一人親方など自営業者用の制度であることを強調。その手続きや給付日額に応じた保険料の計算、対象の範囲など分かりやすく話しました。

 磯川さんは最後に、「労災発生率は建設業が全業種で一番多いし、災害も重い。丸ノコの巻き込まれや資材の落下、足場の踏み外しなど、命綱や整理整頓で防げるものも少なくない。是非、安全作業に努めて欲しい」と要望しました。


 本部事務センターの市川和子事務局長は、給付に関する留意点を丁寧に説明したあと、「組合を大きくすることは、制度を改善させ、全体で前進すること」と話し、拡大の重要性を訴えました。

 その証左として、労災不支給の実例(裁判で逆転勝訴など)を紹介しました。
 「同居の親族は一人親方に入らないと認められないというのを、同居親族でも労働者だと主張。特殊事例で不支給を覆した」
 「昔は全然相手にされなかったけど、声を大きくして運動で勝ち取りました」。

 「アスベストの泉田裁判。最終曝露の事業所で労災申請というやり方になっている。しかし、過激な濃度で被害を受けた事業所で補償すべきと主張。認められた」
 「アスベスト被害が認められてきたのは運動の力」。

 そして、市川さんは「これからのアスベスト被害者のために」と前置きして、「石綿新法は、ハードルが高い。資料をたくさん揃えないと認められない。全てを改善して、国・メーカーに基金を出させ、安心して補償が受けられる制度づくりをしなければならない」と訴えました。

 さらに、「是非、お願いしたい」と次のように協力を求めました。
 「裁判のための資料を収集しています。アスベストを使わなければいけなかった裏付けになりますので、当時の設計図や仕様書、図面、カタログや見本など保存していましたら提出をお願いします」。




決意を新たに 連帯を確認

■神奈川地区労連旗開き■ 2010/01/28
 神奈川地区労連は28日、神奈川区役所4階会議室で「全労連神奈川地区労連旗開き」を開き、新年を迎えての決意を新たに連帯を確認し、更なる前進を誓いました。

 来賓も含め傘下組合から27人が参加。神奈川支部からは6人が出席しました。
 沢田逸夫神奈川地区労連議長は、「雇用問題を含め厳しい経済状態が続いていますが連帯して乗り切ろう。私たちの一票で政治が変わるんだという確信を広げ、みんなで頑張ろう」と挨拶しました。
 岩谷昭二支部長が音頭を取り、威勢良く乾杯。
 参加者全員がそれぞれの組合ごとに紹介され、参加者は親しく歓談しました。




我々が創りだしてきた政治情勢 要求実現を強化しよう

■横浜労連結成20周年記念レセプション■ 2010/01/20

 横浜労連(横浜労働組合総連合)は20日、「横浜労連結成20周年記念レセプション」を桜木町・ブリーズベイホテルで開きました。加盟組合から100人余りが参加し、これまでの運動の歩みを確認。新たなる前進を誓いました。

 主催者を代表して高橋議長は、「9条・25条を守る運動など労働組合が連携できた。仕事確保や賃金確保、労働条件の改善など要求実現を強化しよう」と呼び掛けました。

 「大企業との力関係が変わった。神奈川に本社のある日産は、要請文書を応接室で受け取った。公契約条例制定は世論となった」。山田神奈川労連事務局長は、運動の成果を強調し、さらに社会的責任を果たすよう奮闘を訴えました。

 県労働センターの山田副所長は、「雇い止めや賃金不払いの相談が多い。未然に防げる話だ。権利を知らないで不利益を受けている」と、より良い労働環境を実現するよう法整備が必要だと話しました。

 高家横浜市雇用創出課長は、「経済は多少上向いているが、雇用就業に結びつかない状況。予算財政は厳しいが、紹介・訓練・面接会など積極的に取り組みたい」と挨拶しました。

 全国一般あおぞら保育園の太鼓演奏が、華やかに幕を開けます。
 歴代横浜労連議長による鏡割りを口火に乾杯。労連なかまの歓談が続きます。

 神田横浜労連事務局長から「横浜労連20年のあゆみ」が読み上げられ、そして、運動の先頭に立っていた歴代役員が紹介されました。

 再度、あおぞら保育園の太鼓演奏が3曲披露され、桂宏美さんら北部地区労の仲間である3人の歌と演奏で会場が高揚。くじ引き抽選会で賑わいました。

 森田副議長は最後に、「現在の政治状況はわれわれが創りだしてきた。引き続き奮闘しよう」と呼び掛けました。




「新春の集い」に120人 盛況な幕開け

■神奈川支部2010年新加入者歓迎新春の集い■ 2010/01/17


 神奈川支部は17日、西岸根・ソシア21で「新加入者歓迎新春の集い」を開きました。参加者は、122人。支部発足以来、盛況な集いとなりました。

 岩谷昭二支部長は、「昨年は厳しい情勢が続くなかを78名の新しい仲間を迎えることができました。国保を守る運動では葉書要請などみなさまのご協力に感謝いたします」と挨拶しました。

 芝山隆義本部執行副委員長は、「今が一番悪いときだ。めげちゃいけない。私たちが日本の国を良くするんだという気概、建設職人の力・匠の力で頑張っていこう」と話しました。

 神奈川地区労連の沢田逸夫議長は支部の貢献に感謝したあと、「税金の使い方をみれば善し悪しが分かる。軍事費を増やした金で国民生活にまわせばどれだけ助かるか。今回の選挙では、国民の一票で変えられることがはっきりした。要求実現のためには、闘わなければ前進しない」と訴えました。

 ネットワーク横浜代表の杉山典子市会議員は、「市会では敬老パスの改悪問題が議論されている。横浜博Y150で無駄金を使っていて、切る理由があるのか。私たちは、生活中心で頑張っていきたい」と述べました。

 柴田豊勝共産党前市会議員は、「高齢者が自由に移動できるのは、敬老パスのお陰。廃止する動きには世代を超えて守っていかなければいけない。嵐の国会が始まり、政治と金が問題にされる状況。良いものは良い、ダメなものはダメと発言していくことが大事」と挨拶しました。

 このあと、岡本英子民主党衆院議員、畑野君枝共産党前参院議員、有限会社アドニスからの祝電が披露されました。

 主婦の会はステージで踊りを披露し大声援を受けた後、場内を練り歩き皆の喝采を受けました。

 最後は青年部による「お年玉抽選会」。お米10キロや卓上焼鳥機、加湿器など次々にくじ引きであたります。当たりの名前が読み上げられるたびに割れるような拍手と羨望の眼差し。大盛況でした。




「被告メーカーらの責任は明らか」 誤った主張に反論

■首都圏建設アスベスト訴訟第9回公判 横浜地裁■ 2010/01/15
 首都圏建設アスベスト訴訟第9回口頭弁論が1月15日、関内・横浜地裁で開かれ、原告弁護人の陳述が行われました。

 その後の支援集会では、弁護団から裁判の様子が詳しく説明され、ほぼこの1年で裁判が終わるであろう見通しが報告されました。
 公判内容を例え話で、「3人が鉄砲で、誰かを撃った。撃たれた方は、誰が撃ったか分からなくとも3人が犯人なのは明白だ」。

 渡部神建連書記長からは今後の行動が提起され、原告側証人として内藤神建連会長と伊藤同副会長の2人が立つことが予定されている事の報告がありました。

 原告団の平田会長は、「首都圏の仲間の皆さんと一緒に頑張る」と決意を表しました。

 白田統一本部副本部長は、「全建総連のアスベスト署名が一気に13万筆増えたのは兵庫県連が集めたから。あそこの組織は5万人。まだ裁判していないところがこれだけ集めた。神奈川はどうでしょうか。腹を据えて、集める。勝つまでやる」と、力強く署名行動を訴えました。

 --公判は13時30分が開廷となっている。
 正面両脇に司法修習生が3人。その前列、証人の答弁席を挟み向かい合うように原告・弁護団と被告席が対峙する。後部の傍聴席が埋まり、開廷を待つ法廷は咳払いひとつにも緊張感が漂う。静寂が頂点に達したとき裁判官3人が入廷して、全員起立。会釈して開廷しました。

 裁判官に促されて、原告ら訴訟代理人の嶋崎弁護士の陳述が始まりました。
 嶋崎弁護士は、準備書面で提出されている被告メーカーらの「共同不法行為の成立に関する理論的側面における主張」について、詳細な反論を、淀みなく一気に行いました。
 
 弁護団席を起立し、その場から透き通る声できりりとした口調で、共同不法行為制度の存在意義を強調します。
 被告メーカーらは、同制度は「被害者による立証困難の救済」にあるのではない」と主張。「損害の公平妥当な配分」を同行為の解釈指針として主張し、これを被告メーカーらの責任を否定する論拠としている。
 しかし、同制度は被害者保護の精神が最も重視されるべき解釈指針であり、この点は学説上においても争いはない。
 人体に有害な物質を、経済合理性のみを理由に使用し続けて暴利をむさぼった被告メーカーらが何ら法的責任を負わずに免責されて、他方で、何ら危険性を認識する機会を与えられなかった原告ら建設作業従事者が自らの生命すら絶たれるという究極の負担を負わされることが、「損害の公平妥当な配分」とはいえず、さらには「利益の帰する者に損失も帰せしめるべき」という報償責任の原理にも反するのは明らかである。

 被告メーカーらは、「到達の因果関係」を加害行為の要素であると誤って主張している。
つまり、被告が加害者であるというには、特定の原告への到達までの立証が必要だと言うあり得ない主張である。
 
 被告メーカーらの主張する関連共同性について、刑法の共謀共同正犯のような見解は存在しない。また判例も、同行為が成立するためには、共謀もしくは「共同の認識」を要せず、単に客観的に権利侵害が共同になされるを以て足りる、と解すべきであるから、「意志連絡」がなかったといって、なんら違法はない」と判示しており、被告メーカーの主張するような主観的要素を要求する見解を排斥している。

 最後に加害者不明の共同不法行為については、関連共同性不要説が判例学説のほぼ一致した結論である。
 例えばと、座談会における森島教授の発言から引用して分かりやすい説明をしている。
 「私は、グループ性と言うよりも、そういう結果を発生させる可能性のある状況の下にいたという程度の関連性があれば良いと考えています。例えば、たまたま私が銀座を歩いていたときに、銀座で殺人事件があったという場合に、それだけでお前が殺人事件の損害賠償をしろといわれても困るわけです。私がたまたま殺人のあった人混みの中にいて、可能性としてはその人を殺しうる立場にいたということがなければなりません。ナイフまで持っていたということがなければならないかどうかはともかくとして、全く偶然にそこにいたというだけではダメだが、結果をもたらしたかも知れないという可能性があったという程度の共同性があれば、良いのではないでしょうか」

 本件訴訟においては、労災認定の事実からアスベスト建材を扱ったこと、建材データベースにより被告メーカーらがアスベスト含有建材を製造販売したことが、いずれも立証されている。
 これにより、この森島教授見解によれば、被告メーカーらはいずれも原告に対して、「可能性としてはその人を殺しうる立場にいたということ」になるのであり、被告メーカーらに共同不法行為が成立するのは明らかである。

 以上の通り、被告メーカーらの共同不法行為に関する理論的な主張は、いずれも採用し得ないものであり、理論的な側面から捉えても、共同不法行為が成立するのは明らかである。
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 20分くらいだったでしょうか、嶋崎弁護士の陳述が終了しました。最中に原告席から苦しそうな空咳が幾度も聞こえるのが印象に残りました。

 裁判官から以後の手続き上の準備書面について、原告と被告側46名に陳述するよう指示がだされます。
 次回の証人についての申請意義や陳述書の期日。被告企業を縮小できないか。事実関係の対照表の摺り合わせ等々、裁判所から詳細な発言が双方に向けられます。
 
 裁判官から経過について、「いま国の主張を原告が反論しているところ。証拠をふくめ双方の主張を照らし合わせている。次回1月29日までに証人の概要を出して欲しい。表については食い違いを双方確認していきたい」などが話されました。

 西村弁護団長はやりとりのなかで、「表のすりあわせはやりますが、それが終わらないと進まないでは困る」と主張。裁判官は、「それは、承知」。

 そして、裁判官から今年12月までの公判期日の予定が提示されました。




これからの原動力 若い力が集う

神奈川支部青年部新年会■ 2010/01/14

 神奈川支部青年部は1月10日、新横浜駅そばの「炙り屋」で新年会を行いました。

 次代を担う2、30代中心の17人が参加しました。
 大工だけの業種ではなく幅広く参加し、日頃の仕事の状態から趣味の話まで幅広く交流しました。
 たっぷり3時間のはずでしたが、時が経つのは早く、あっという間に最後の締めに。

 みんなでこの不景気に負けず、力強くあゆんでいこうと確認し合い、みんなで集合写真を撮り、散会しました。

                                              (金澤 拓也)





国保バッシング 組織拡大で乗り切っていく

■2010横浜市連 新春のつどい■ 2010/01/14

 横浜市連(横浜市建設労働組合連合会)は1月14日、横浜駅西口ホテルコスモで「新春のつどい」を開き、150人が出席。新年の幕を開きました。

 菅原執行委員長は、「建設国保に厳しいバッシングが続いているが、組織を大きく拡大して乗り切っていきたい」と、力強く挨拶。出席者の協力を求めました。

 内藤神建連会長は、厳しい建設業界の現状を憂慮し、「@労使が垣根を越え一体となって、市・県に改善要望を出す。A県連にコールセンターを設置し、地域に根ざした仕事確保運動を展開したい」と語り、さらに組織拡大により連続で実増し、「組合・組合員を守る闘いを更に強めていきたい」と挨拶しました。

 堀井都連会長代理は、野田市の公契約条例制定を採り上げ、「業界とも連携し、首都圏で広げていきたい」と抱負を述べ、アスベスト訴訟については「裁判開始から東京で17人、横浜で8人が亡くなっている。ご本人、遺族の無念さをぶつけていきたい」と勝利を訴えました。

 工藤横建協会長は、「今より良くしようと思う気持ちが大事。正月、金時山に登り、樹氷と満月を見て感動しました。努力と希望、身をもって体験しました」と熱く語り、後継者を揃え常に前進をする気持ちの必要性を訴えました。

 畠山技連協会長は、技能祭などの協力に感謝を述べたあと、「この不況を永年培った技能で乗り切っていきましょう」と挨拶しました。

 井上民主党市議は、「技能が生きる時代が必ず来る。皆さんの要望を採り上げていきたい」と協力姿勢をみせました。

 大貫共産党市議は、「福祉、保育園施設など公共事業を拡充すべき。公契約条例の制定と入札制度を改善すること。建物の長寿化を目指すべきだ」と挨拶しました。

 乾杯で新年の新たなる門出を誓ったあと、民謡のプロが素晴らしい喉を披露し、会場の和やかさを誘いました。
 なお、そのメンバーのなかに、神奈川支部6分会長の金子文雄さんが笛の演奏で参加しました。




「今年も拡大、頑張る」と新年会 11・12分会が始動

■11・12分会 新年会■ 2010/01/10
 11・12分会は合同で10日、地元の大口で新年会を開き、今年の活動をスタートしました。

 石川勝義11分会長は、「2月には拡大月間が始まります。仲間の繋がりを大事にしながら、今年も拡大に頑張りましょう」と力強く挨拶。渡辺英二さんの発声で乾杯しました。
 
 この日は店を貸し切り。テーブルには、お造りやオードブルが並ぶ御馳走。それぞれが好きなお酒を注文、話が弾みます。

 11・12分会は七島町や大口、松見町などが組織地域。分会人数は11分会が43人、12分会は35人です。分会議は毎月、七島東町内会公民館で開いています。
 6月に行われる住宅デーは毎年、大口商店街の横山建設会場で開き、分会員10人以上が参加して和気あいあい、利用者に大変喜ばれています。

 みなさんはカラオケが上手。冗談が飛び交い、歌が途切れず次々に廻ります。
 宮林民三副分会長(会計)は、「班長さんが分会議にはきちんと集金してくれて助かります」と語る。渡辺英二元副支部長は、「昔から皆さんは協力的で、和をもって分会が続いています」と、分会でのこれまでの腐心を話してくれました。
 最後に、三浦国男12分会長の十締めで宴を終了、写真におさまりました。




「核兵器のない世界へ」署名 訴える

■東神奈川駅頭署名行動■ 2010/01/09

 神奈川支部は9日、「かながわく九条の会」と「革新と共同の会」のなかまと一緒にJR東神奈川駅頭で署名行動を行いました。
 参加者は、5月にニューヨークで開かれるNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けての「核兵器のない世界へ」署名と「憲法九条を守ろう」署名などを、行き交う人たちに呼び掛けました。
 合わせて、「かながわく九条の会ニュース」のチラシも手渡し、欠陥だらけといえる「改憲手続き法」が5月に施行されることにより憲法九条が変えられてしまうことの危険性を訴えました。
 訴えに足を止めてくれた年輩の男性は、「憲法が変えられて、戦争に行くようになったら大変」と成り行きを危惧していました。

 この行動には、九条の会と革新と共同の会(浜建、新婦人、地区労、年金者など)から18人が参加。署名は、全部で124筆、集まりました。




■ 建設国保に関する朝日新聞記事に対する抗議

■全建総連の反論■ 2010/01/07

 全建総連は1月5日、「建設国保に関する朝日新聞記事に対する抗議」を全建総連のホームページに掲載しました。



  朝日新聞東京本社 編集局長 殿

 昨年11月30日、貴紙は一面に「入院医療費実質タダ」、社会面に「削れぬ建設国保補助」との見出しで、私たちの建設国保があたかも特別に優遇されているかのような印象を与える記事を掲載しました。
 また、その後も12月9日朝刊には「国保組合剰余金870億円」、12月11日朝刊「補助金受けつつ上乗せ給付も」、12月23日朝刊「仕事でけが補償なし」、2010年1月5日朝刊「国保組合に隠れ補助金」との見出しで、全建総連関係の国保組合に関する報道がされました。

 これら一連の記事の主張は主に、@国庫補助が多い、A付加給付を行っている、B法定額を超える積立金を保有している、C労災関連の給付について違法の可能性が高い、D政治的影響力によって補助を受けている、とするものです。

 私たちは、これら一連の報道は非常に恣意的な決め付けで、かつ一方的な報道であると感じざるを得ません。かなり多くの時間を割いて取材を受けたにもかかわらず、このような不正確な報道となってしまったことは非常に残念です。


 私たちは、憲法第25条に基づき、国民が安心して生活することができる社会保障制度を確立し、健やかでいきいきとした、個人の尊厳が守られる福祉社会の実現を目指しています。

 こうした立場から2003年7月には、私たちの粘り強い要請によって衆議院と参議院の本会議で「建設労働者の医療の確保に大きな役割を果たしている建設国民健康保険組合の育成・強化に配慮してください」を内容とする「建設国保の育成を求める請願」が全会一致で採択されました。

 今、建設業で働く者はかつてない苦しみの中にあります。廃業、転業で組合を去っていく人たち。自ら命を絶つ人たち。そうした苦しい仲間への一助になれるよう、万が一、疾病を持った場合に、お金の心配をあまりしなくても医療にかかることができるよう、保険者としてできる限りの給付を行うことは社会保障の理念に基づくものであり、私たちは自らの運営努力で国保組合を育ててきたと自負しています。

 私たちはかつて、日雇健康保険の擬制適用という形で被用者保険に加入していたにもかかわらず、一編の厚生省次官通達によって国保制度への移行を余儀なくされました。以来、自前で建設国保組合を設立し、「自分たちの健康保険を守り、財政運営の健全化を図る」ためにさまざまな努力をしてきましたし、今後もこうした保険者機能を発揮する努力を続けていくことを明らかにします。

 また、私たちはこの間の記事について以下のように反論し、こうした記事を掲載した貴紙に建設職人・労働者の医療を守る立場から抗議します。



@「国庫補助が多い」への反論
 国保組合に国庫補助が出されているには理由があります。被用者保険(協会けんぽ、健保組合)加入者は労働者と事業主で保険料を負担しています。市町村国保を含めて国保制度には事業主による保険料負担がありません。国保組合への国庫補助(全国保組合平均47%)が中小企業の労働者が加入する協会けんぽへの国庫補助(13%)より高いのはこのためです。

 また、市町村国保への補助は都道府県の法定分を合わせると50%で、様々な特別措置を加えると、6割位になるとされています。更に市町村の一般財源からの繰り入れもあります。

 「国保組合への国庫補助が、医療費の4〜6割」とあるのは誤りで、かかった医療費のうち、自己負担分3割分を除いた「医療給付費」に対して補助されており、医療費への補助ではありません。

 私たちの建設国保に多く補助が出されているかの印象を与える記事になっていますが、国保組合への補助率は、普通調整補助金によって所得が高く財政力の強い国保組合には低く、所得が低く財政力の弱い国保組合は高い仕組みになっています。

 また、1月5日の記事で「隠れ補助金」とされた「特別調整補助金」は、国民健康保険法第73条、同政令第5条で明確に規定されたものであり、「隠れ」などと指摘されるものではありません。さらに、「年度ごとの組合の財政力の変動等を考慮して各組合の財政を衡平に調整することを目途とする」とも規定されており、あたかも全建総連の予算要求運動によって「政治裁量」が行われているかのごとき記述は、全建総連に対する不当な決め付けといわざるを得ません。

A「付加給付を行っている」への反論
 償還払い制度などの付加給付を行うことは、法律的に問題がありません。また付加給付に補助金が使われている事実はありません。

 付加給付は、私たちの仲間が、病気等で仕事に出ることできないときに、有給休暇制度や退職金制度が整えられた被用者保険の加入者と違い、無収入になってしまう建設職人の生活を支えるものです。その分、割高の保険料になることを、みんなで合意しながら行っているものです。

B「法定額を超える積立金を保有」への反論
 積立金は市町村国保のように一般財源からの繰り入れがなく、被用者保険のように事業主負担がない等、財政基盤が強固でない国保組合に、国が設けた基準に基づき、都道府県の指導のもと、積み増しをしてきたものです。度重なる医療制度改革や伸張する医療費に備えるためのものであり、法定額を超えているものをすべて「剰余金」と決め付け、財政に余裕があるとする主張は乱暴なものといわざるを得ません。

C「労災関連の給付について違法の可能性が高い」への反論
 私たちの建設国保に加入する被保険者の多くは町場で働く零細事業主や一人親方、重層下請労働者であるため、元請事業者から労災保険ではなく、医療保険で給付を受けるよう強要され、やむなく建設国保の保険証を使って治療を受ける人もいます。また、次の仕事の受注に差し障りが生じることを懸念したり、今の仕事に影響があるなどの理由で、労災保険に請求しないで自己負担する被保険者がいることも否定できません。

 しかし、「仕事中のけが」はもともと医療保険よりも手厚い給付や補償を受けられる労災保険で治療すべきです。国民健康保険法第56条では「国民健康保険の被保険者が、他の法令により給付を受けることができるときは、国保法の療養の給付又は療養費の支給は行わない」としています。したがって、労災事故では労災保険を国保より優先させることが国保法の立場です。しかし、貴紙の記事ではこの点をあえて伏せ、どんな場合にも国保の給付が優先であるように誤解を与えるものです。

 また、全建総連は積極的に事業所労災や事業主・一人親方の労災特別加入の運動を進めています。国保組合が無条件で労災事故を医療保険の対象にした場合、労災保険そのものを形骸化させることにもなりかねません。

D「政治的影響力によって補助を受けている」への反論
 国保組合への国からの補助金は、法律では「補助することができる」となっており、市町村国保への国からの「負担金」とは違っています。私たちはそうしたこともあって、労働組合として仲間の要求を実現するため、当然の運動として与野党を問わず、毎年全政党の国会議員に対して国保組合の育成・強化、補助金の確保をお願いをしているのです。

     (2010/1/05)                 全国建設労働組合総連合
                                            書記長 古市 良洋


■ 全国建設工事業国保組合に関する報道について
                             全建総連書記長 古市 良洋
     (2009/12/22)

 12月21日と22日、朝日新聞は「全国建設国保、ずさん会計」「全建国保無資格加入も」、また22日に東京新聞は「建設国保03年からずさん会計」との見出しで報道がされました。21日にはTBSテレビで「建設国保、資格のない人を偽装加入」との報道がされました。

 こうした一連の報道は、全国建設工事業国保組合のもので、略称を「建設国保」等としているようですが、全建総連に集う22建設国保とは無関係の国保組合です。

 報道で全国建設工事業国保組合は、資格のない人を組合員として加入させているようですが、私たちの22建設国保は、加入時の資格確認はもとより、加入後も保険証交換会等を通じ資格確認に努めるなど、適切な運営を行っています。また決算・予算等の国保組合会計処理も理事会、組合会を経て、適切に行い、認可庁である各都道府県に届出をしております。

 組合員や関係各位に誤解のないよう、問いあわせがあった場合には説明をお願いします。

全国建設工事業国民健康保険組合
日本鳶工業連合会(日鳶連)、全国中小建築工事業団体連合会(全建連)、日本造園組合連合会(造園連)、全国建設産業協会(全建産)を母体組織とする国保組合。
2008年度末現在、組合員92,939人、被保険者数214,702人。




今年を良い年にしましょう

■2010年 念頭にあたって■ 2010/01/01















 新年明けまして
おめでとうございます。

 昨年は建設産業にとって厳しい情勢が続いた一年でした。
 そんな中での建設国保を守る運動、また秋の拡大月間は、皆さんの大奮闘で78名の新しい仲間を迎えることが出来ました。ご協力に心より感謝申し上げます。


 今年が組合員さんにとって良い年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

            (支部長 岩谷昭二)




-- 支部「新春のつどい」--
会 場 西岸根交差点「ソシア21」
日 時 1月17日(日)、17時30分開会





Last updated: 2010/02/21
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