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「アスベストが憎くて、悔しいです」 夫の無念訴える 

■首都圏建設アスベスト訴訟・神奈川第2陣第7回期日■ 2015/12/17

首都圏建設アスベスト訴訟・神奈川第2陣第7回期日が17日、横浜地裁で開かれ、原告3証人の尋問が行われました。地裁前の支援集会には、県内外から200人あまりが参加し、早期解決を訴えました。

 法廷内。尋問の3人目、原告の鍵山知栄さんは、肺ガンで死去した夫・一生さんの被害実態を涙ながらに話しました。一生さんは、アスベスト疾病により43歳で発病、闘病生活で苦しみながらも仕事に未練を残しつつ、5年後家族に見守れながら死去しました。

 一生さんは84年に高校卒業後、C設計事務所で建築設計・工事監理の仕事に9年間従事。その後、Dリフォーム会社に勤務して3年間、設計業務しながら現場での大工仕事も行っていました。96年頃からカギの製造・販売・取付の仕事に従事するようになり、建築業務に携わっていません。そして、08年肺ガンと診断され、2010年労災認定を受けました。

 C設計事務所での工事監理は、現場に週2~3日。設計図通りにできているかチェック。工事進行中現場に発生するアスベストに常にばくろされていました。とりわけ、吹付けの工事監理では、同じ建築現場の別の場所や別の階で同時併行で吹付け作業が行われ、その近くで監理することもよくありました。普通より頻繁に、また、担当以外の現場にもよく行っていました。

 一生さんは、毎年の健康診断では引っかかったことなく、健康そのもの。バイクが趣味でツーリングやオフロードバイクで楽しんでいました。ところが08年8月から咳が続くようになり、息苦しさも出たり、食欲も低下して胸がチャプチャプ音がするようになってきました。受診したところ、左肺にかなりの水がたまっているとのこと。「大病院での精密検査が必要」と言われました。

 E弁護人の質問に鍵山さんは、「本屋で、『水がたまる』『精密検査必要』を調べたら、『がん』『予後がない』と書いてあり、数軒の本屋で見ても同じで、「ああ、もうダメなのか」と落ち込んでしまいました」と声を詰まらせ、絞り出すように話しました。

 大病院で水を抜いて検査をし、1週間後の検査結果。「残念ですがガンです。ステージⅢBで心臓のすぐそばなので手術はできません。抗がん剤治療をします。転移の可能性が大です」と言われ、そのまま入院となりました。その日に水を抜く処置には我慢強いBさんが大きな叫び声を上げたと言います。胸水は4リットル以上でした。
 組合に紹介され、しばぞの診療所の受診で、アスベストが原因の肺ガンと診断されました。

 「抗がん剤治療は、1回につき2~3週間の入院で、結局、15~6回。食欲はなくなり、吐き気がして、本人も大変つらそうでした。免疫力が下がって風邪を引きやすくなるので、退院後もマスク、空気清浄機で予防に気を遣いました」
 「副作用で、足が痛くなり、杖がないと歩けなくなったり、便秘・下痢、嘔吐、髪の毛が抜けたり、爪が割れてきたり、体中に発疹ができたりと大変でした」
 「その後、骨転移、脳転移した段階で、放射線治療も行いました」
 「脳転移はガンマーナイフ治療を行いました。額に2ヶ所穴を突けて頭をボルトで固定し、その上でベッドに体を固定してガンマー線を当てる治療で大変だったようです」
 「また、がん性髄膜炎の発作を起こし、意識がなくなって、病院についてからも暴れたりどなったり正常に戻っても一人の歩行は禁止されました」
 「3度目の朝は、眠ったまま意識がなくなって、そのまま入院となりました。余命1ヶ月と宣告されました」
 「08年秋のガン宣告から5年、本人は50歳まで生きたいと言っていましたが、最期は急にやってきました」
 「この頃から言動がおかしくなってきて、別人のように誰かがいると騒いだり、大声で暴れるので拘束されたり、3日間眠れなかったり等々ありました」
 「痛みに耐えられず、モルヒネを投与するようにもなりました」
 「病院で2013年7月、これ以上なすべき治療はないと言われ、食事もとれず点滴もできない状態で、意識もあったりなかったりで自宅に連れて帰ってきました」
 「直前まで意識はあって、私が『近所で違反建築があったんだよ』と言うと、夫は『それはダメだよ。ちゃんとしなきゃ』との返事に、『まだ仕事のことが頭にあるんだな』とびっくりしました」と話しました。
 「最期は、苦しそうに息をしているとガラガラと音がして口から水分が出てきて、タンを取る吸引器で取っても取ってもまた出てくるという、苦しみの中で息を引き取ったのです」

 E弁護人の質問に、「こんなに早く別れがくるとは思わなかった・・・」と肩を落とし、嗚咽が漏れました。
 弁護人と鍵山さんの一問一答のやり取りは、国と被告企業の弁護人、満席の傍聴人を釘付けにし、その発言は鍵山さんの無念の気持ちがひしひしと伝わってきました。

 鍵山さんは最後に、こう言いました。
 「夫は私の最大の理解者でした。海外では危険性が分かってからやめていたのに、日本では、なぜ早く禁止されなかったのか。悔しいです。アスベストが憎くて、憎くてどうしようもありません。夫の無念を、私が代わりにちゃんとしようと思いました」。
                                              (瀧川 恒夫)




19分会で「もちつき大会」 子どもたちも笑顔 

■神奈川支部19分会「第38回もちつき大会」■ 2015/12/13



 神奈川支部19分会は13日、菅田東町会館で「第38回もちつき大会」を開き、組合員や家族ら30人余りが参加しました。




 朝からあいにくの小雨模様ですが、会場はテントを設え、各自分担して準備に取り掛かりました。もち米は30キロ用意。蒸し釜は3基で端材をくべて、小分けにして炊き込みました。

 もちは交代しながら搗き、熱々の搗き立て餅は一口大に千切られ、女性陣が準備した餡や黄な粉など塗されました。豚汁は2、3日前に羽富さんが仕留めてきたイノシシとその出汁で、激うまな味に仕立てられました。
 参加者は、熱々の餅を頬張り、猪汁に舌鼓を打ちました。
                                              (瀧川 恒夫)




労働安全対策に2つの講演

■横浜市連「労働安全衛生大会」■ 2015/12/09

 横浜市連「労働安全衛生大会」が12月9日、建設プラザかながわで開かれ、2つの講演に150人余りの組合員は耳を傾けました。


 「建設業の労働災害の状況と松尾工務店の安全への取り組み」をテーマに、寺崎昭一㈱松尾工務店安全課長が講演。

 寺崎さんは、神奈川労働局の資料を示し、「死亡災害は他業種に比較して建設業が群を抜いており、例年10人以上が数えられます。その事例は、墜落・転落が多数を占め、安全帯の不使用です」と指摘しました。

 松尾工務店の安全への取り組みについて、「現場の安全は社長・技術者が守る、という強い使命感が安全管理の基本」。「おはようございます!」の元気な朝の挨拶、整理整頓で事故の予兆を見抜くなど働きやすい環境づくりの徹底を強調しました。そして、安全教育では社員の階層別に年6回、講義・現場見学・意見交換などを実施し、安全管理能力の向上に努めています。作業員の現場新規入場時には安全教育が周知徹底されます。

 毎月の安全パトロールは会社と協力会社の2本立て、年末には20班編成で全現場を一斉に巡回指導するといいます。災害事故発生には対応態勢が確立され、訓練で緊急時の対応能力の向上に努めているとのことです。


 全建総連の田久悟労働対策部長は、講演「全建総連・労働対策部の報告」のなかで、「アスベスト疾患による労災認定は全産業の5割以上で、年々上昇している。認定疾病は毎年中皮腫が多くを占め(国際基準では石綿肺がんは中皮腫の2倍)、見逃しや認定基準の厳格さ等により多くの患者が存在している可能性がある」と指摘。「再読影による埋もれた被災者の掘り起こしを行っている」と強調しました。

 全国6地域で争う建設アスベスト訴訟は、大阪地裁・京都地裁では1月に判決がでます。建材メーカー責任と一人親方の救済が焦点となっています。公正判決を求める署名と国会議員賛同署名の取り組みにより、「すべての裁判での勝利なくしてアスベスト被害根絶にはつながらない」として、引き続き支援強化しています。

 建設労働災害の実態から、墜落・転落死亡は減少したが、交通事故や「挟まれ・巻き込まれ」などが増加。厚労省は、交通事故は人材不足から遠方通勤が原因と分析し、また、墜落・転落死亡は一人親方の割合が高くなっていると指摘しています。「心の病」を患って労災認定された人は過去最多となって30~40代が6割占め、原因は長時間労働による過労、労災事故体験・目撃、パワハラ・暴行などが影響しているとみています。

 今後の労働安全衛生の取り組みでは、「安全経費の確実な確保により、労働者の安全をはかる運動を強めます」。石綿粉じん暴露予防では、「改めてアスベスト・粉じん被害について理解を広げ、熱中症防止対策など健康障害防止活動の推進を図ります」と話しました。
                                              (瀧川 恒夫)




金物使わず自宅を建設 法人経営青年部長

■この人に聞く 佐久間青年部長■ 2015/12/08

 若年層の入職者が年々減少している建築職人の世界。この先、住宅需要に応えていくことができるのか、建設業界あげて大きな課題となっています。社会保険を含めた労働環境の処遇改善は喫緊の課題で、多くの仲間が安定的な経営と労働条件確保の必要性に直面しているところです。
 今回、若くして自宅を新築した建設会社経営の神奈川支部青年部長に話を聞きました。


 「今の建築は、木材を金物で固めて鉄骨と変わらなくなっている。柔軟性という木材の良さを最大限生かした家づくりに挑戦したかった」。
 そう語るのは昨年、金物を一切使わずに自宅を建設した青年部長の佐久間貴毅さん(40歳)。そもそも大工になったのは、「実家の建物が古く、自分が大工になったらこの家を直すことが出来る」との思いからで、それが今回の家づくりに繋がっているのかもしれません。完成した自宅は、モデルハウスとしてお客さんに見てもらう予定です。実際、上棟式を見に来た近所の方から2件、仕事の依頼がありました。

 16歳で新潟から上京し、父親の古くからの知り合いの下、住み込みで働きました。29歳で独立、31歳の時に組合員の角田さんから「売り上げがそれだけあるなら会社を立ち上げてみたら」と税理士を勧められ、法人化を決意。現在、従業員1人と職人1人の3人体制で頑張っています。

 娘さんは2人いますが、2代目などは特に考えていないと言います。「親子のセンスは違う、そのことでプレッシャーを感じ苦労もあると思う。だからこそ息子でなくてよかった」。そんな思いから、子供たちには自分の好きな道を進んでほしいと思っています。ただ、「下の娘が、いずれ経営の面で会社を手伝うと言っている」と話した時は、満面の笑みを浮かべました。
  
 「今まで建築業をやって大変だったと感じたことはなかった」と苦労を口にせず笑顔で返しました。そして、仲間との出会いに感謝しています。「建築は自分一人ではできないし、今、こういう仕事が出来ているのも仲間があってこそ。だからこそ、人との巡り合いは一番の財産です」と話しました。「組合にはずっとお世話になってきたから、最後に恩返しをしたい」という気持ちから昨年、青年部長に手をあげました。

 今後の目標について、佐久間さんは熱く語ります。「建設業は今よりもっとやり手は減っていくと思う。だから、後継者として若いコを育てていきたい。仕事としては当然だけれど、こういう手仕事の面白味を教えることができたら・・」と。また、プレイベートでは、知り合いから誘われてトライアスロンに挑戦するそうです。新春ママチャリグランプリの参加にも意欲的で、活躍に期待したいですね。

 (写真㊤建築中の自宅前でポーズをとる佐久間さん ㊦室内で身振り手振り、取材に応じる佐久間さん<㊨>=11月30日、建設中の自宅現場で 金澤拓也写す)
                                              (牛山 祥子)




来年度予算確保 省庁・地元議員へ訴え

■全建総連「予算要求中央行動」■ 2015/12/02

 来年度予算確保に向けて全建総連は12月2日、衆議院第1議員会館で「予算要求中央行動」を開催。45県連・ 組合から167人が参加しました。
 国保組合の 現行補助水準の確保、後継者育成、仕事確保など、私たち建設職人の処遇改善の要求実現に向けて、厚労省・保険局、厚労省・職安局、環境省、林野庁の省庁4ヵ所と地元国会議員に要請を行いました。

 三浦委員長は主催者あいさつで、「中央行動に続いて来週には中央闘争行動がある。まずは地域で頑張ってもらい、予算要求の闘争をみんなで一緒に頑張っていきたい」と力強く訴えました。

 情勢報告の中で勝野書記長は、来年度予算の編成に関して、概算要求の総額が102 兆4千億円となり、予算規模を今年度と同水準とすると5~6兆円の削減が必要と説明し、「高齢化にともなう社会保障の伸び幅は、来年度から3年間で1.5兆円にするという計画が出され、厚労省が出している社会保障の伸び幅は1年で6700億円とされている中で、一定規模の切り込みがされるとみていく必要がある」と見通しを述べました。
 診療報酬の改定について、かつてのマイナス改定で産科や救急医療が崩壊したことに触れ、「社会保障費の抑制につながっていく一方、再び医療体制が崩壊するとなったら本末転倒」と見解を述べました。 法人税の引き下げでは、2013年度には実効税率で37%だったものを今年度は32.11%、 来年度は29%台まで引き下げる議論がされて いることを報告。この財源とされる外形標準課税は、「赤字企業は増税、もうかっている企業は減税とならざるを得ない」と危惧を述べました。

 今後、各政党や厚労省政務三役に対しての要請が予定されていることを報告し、要請項目の実現への協力を呼びかけました。
 その後、参加者は各省庁と地元国会議員への要請行動に入りました。
                                              (全建総連)




丸のこ作業の労災防止に再認識

■神奈川支部「第2回丸のこ等使用従事者特別教育」■ 2015/11/26

 神奈川支部で2回目となる丸のこの特別教育を建設横浜本部会館にて行われました。

 参加した20人の組合員の多くは、実際に現場で丸のこを多用する状態になっています。若い組合員の要望により2回目の開催に至りました。実際に労災事故の多い電動工具の中で特に丸のこの事故は多く重大事故につながるケースも少なくありません。
 講習の中で、丸のこ作業時の注意事項から点検、歯の状態などについて学びました。実際の実技では、指差し確認から始まりコードや試運転、異音の確認など安全に丸のこを使用する方法について再度確認しました。参加者の中には、なかなかそこまではという意見もありましたが、安全のためには欠かせず必要なことだと再認識をしたという感想も出ました。講師をしてくれた菊地さんからは、自分たち自身を守るためにも労働災害の防止に努めてほしいと話していました。
 組合としても労災保険の加入推進とともに労働災害の防止に努めており、12月9日には組合での労働安全大会を開催しますので是非多くの方に参加をお願いします。
                                              (金澤 拓也)




 「人が育つ建設産業に」 予算確保のために総決起

■全建総連「11・25中央総決起大会」■ 2015/11/25

 公共工事設計労務単価引き上げにも関わらず上がらない賃金・単価。そして、建設国保の現行水準確保など、労働者・職人の仕事と暮らしを守り、人が育つ建設産業に変えていく予算確保のために11月25日、全国49県連組合から5148人(12時30分現在)が東京・日比谷公園「全建総連11・25中央総決起大会」に結集。降りしきる雨の中、「更なる団結を固め、全力でたたかいぬく」決意を表しました。

 勝野全建総連書記長は、「建設国保の現行水準確保を実現するために、省庁へのハガキ要請と地元国会議員要請行動は昨年以上に!」と強調。そして、「ダンピングなどのしわ寄せは労働者に来ている」と指摘し、「企業収益は全体として回復基調であり営業利益が増加しているなか、現場賃金・単価引き上げは喫緊の対策」と訴えた。さらに、「労働条件を改善しないかぎり、若い人は建設業に入って来ない」と強調し、社会保険加入徹底と法定福利費確保の必要性を訴えました。

 埼玉の代表は、「社会保険は最後の防波堤、国保を守る。武器輸出する死の商人は許されない。平和と民主主義を守ろう」と訴えました。
 全建愛知の代表は、「アンケート調査したが、賃金上昇は見られない。若年入職者は減少している。公契約条例・法制定し、適正賃金確保の運動を。職人が安定した生活ができる予算を獲得するよう頑張る」と決意表明しました。

 集会後参加者は、「建設国保を守れ」「賃金・単価をあげろ」「公契約法をつくれ」などシュプレヒコールをあげ、銀座通りを経て東京駅方面へデモ行進しました。
                                              (瀧川 恒夫)




 生活・労働条件の向上 連帯を確認

■神奈川地区労連 「第27期定期大会」 ■ 2015/11/19

 神奈川地区労連(神奈川地区労働組合総連合)は11月19日夜、同事務所で第27期定期大会を開催。一年間の活動を総括し、次年度への運動にむけて決意を表しました。

 澤田地区労連議長は、安倍政権によって推し進められている海外での武力行使、戦争への道を痛烈に批判。また、地域行政への要求、「私たちの生活向上・労働条件の向上のために」連帯を強め、「ともに頑張ろう!」と決意を込め挨拶しました。

 岩田事務局長は情勢を報告で、①ファシズムというべき安倍政権、②大企業優遇と労働者切り捨ての政策、③市民生活を顧みない負担押しつけ政策、④広がる暴走政治の矛盾をあげました。
 働く仲間をとりまく状況は、非正規雇用者が2000万人となり増加している状況は改善されず、賃金の下落に歯止めがかかりません。職場では、慢性的な人手不足となり長時間労働が蔓延しています。
 林市政は、新中期計画で「人も企業も輝く横浜」として企業発展を重視。国の成長戦力(国家戦略特区)をはじめ、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会にむけて、羽田空港のさらなる国際化、広域道路網整備、中央新幹線(リニア)の推進にとりくむ構えを見せています。さらに、環境未来都市、東アジア文化都市、グローバルMICEなどを掲げ、まさに安倍政権の成長戦略と一心同体といえます。

 地区労連は、諸要求実現をめざし連帯を強化することを確認。そして、新役員を選出しました。
                                              (瀧川 恒夫)




 「作らない、普及させない」 何よりの反対行動」

■神奈川支部「マイナンバー学習会」 ■ 2015/11/13

 神奈川・緑・中支部主催「マイナンバー学習会」が11月12日、建設プラザで開かれ、38人が参加しました。講師の知念哲さん(神奈川県保険医協会)は今回始まるマイナンバーについて、「果たして本当に必要なのか?危険性はないのか?」など様々な疑問に答えてくれました。

 政府はマイナンバーによって国民の利便性が向上すると謳い、行政手続きの効率化や公正な課税・年金の確実な支給などを上げています。しかし、良く考えてみてください。行政は独自の情報連携システムで効率化をしています。また、不動産や海外口座は対象外なので、その時点で公正な徴税は見込めません。年金に至っては、未払い・不正受給など全体の1%未満、ほとんどの国民には関係がないのです。

 政府は今後、運転免許・保険証・クレジットカード・ポイントカードなど官民の広範囲で使える一元化を目指しています。これらの情報が洩れたらどうなるでしょうか。セキュリティに100%はなく、これだけの情報が詰まった個人番号は必ず狙われます。詐欺や成りすましの被害にあう可能性もあり、明らかに危険性の方が圧倒的に高いのです。今後、マイナンバー制度に対して5年後、10年後の未来を想像してみてください。自分の情報が一元化され、いろいろなデータと紐付され、政府に個人の情報を監視され、マイナンバーがないと生活できなくなる社会になる可能性があります

 「現段階では、通知カードのみで今までと変わりなく各種手続きを行えます。マイナンバーを申請する必要はありません。だからみなさんは、『作らない、普及させない』ことを何よりの反対行動だと伝えてほしい」と、知念さんは強く訴えかけました。
                                              (牛山 祥子)




 拡大やりきろう! 全分会で必ず1人を

■神奈川支部「秋の拡大月間」 ■ 2015/11/13






 秋の拡大月間も残りわずかとなった13日、本部ダイレクトメールによる未加入法人事業所外注の社員化の加入や法人事業所の新入社員加入が相次ぎ、拡大数は68人となり、第3節達成まで残り5人になりました。(拡大行動に出発、気勢を上げる参加者=写真=13日、支部事務所で)

 新加入した45分会の事業所社員は、来年の職業訓練校入校を検討しています。
 主婦の会連日行動は、会員訪問を中心に行い、主婦会の活性化と組合未加入者の掘り起こしに奮闘しています。
 青年部は、法人設立の検討から従業員を拡大。組合加入に至りました。
 昨日開催したマイナンバー学習会には、普段の顔ぶれとはまた違う組合員が集まりました。今回3人の拡大をしてくれた組合員や新規加入者も参加しました。
                                              (金澤 拓也)




 「マイナンバーは持たない、作らない」メリットなし

■神奈川支部 「マイナンバー学習会」 ■ 2015/11/12

 「マイナンバーって何?」「暮らしはどうなる?」「マイナンバーって大丈夫?」「そんなに必要な制度なの?」―さまざまな疑問が多いマイナンバー制度が始まり理解を深めようと11月12日、神奈川支部は緑・中支部と合同で学習会を開き、39人が参加しました。

 本年10月に個人番号通知、来年1月から運用開始が予定されているマイナンバー制度(共通番号制)。国民への周知や企業の対応は遅々として進んでいません。情報漏洩リスクは他人事ではありません。
 「マイナンバーで国民の暮らしは?」。政府広報は利便性の向上になると宣伝しますが、講師の知念哲さん(神奈川県保険医協会)=写真=は、一つ一つの項目をあげ異議。「国民のメリットはほとんどない。便利になる制度ではない」と強調します。
 その上、マイナンバーの利用範囲は預金口座や医療情報など拡大されます。マイナンバー制度利活用推進ロードマップ(福田峰之内閣府大臣補佐官提出資料)によると、ワンカード化を促進し、キャッシュカード、診察券、運転免許証、健康保険証等々への活用を計画しています。呆れたことに、オリンピック会場入館規制にも使おうとしています。

 知念さんは、「収集・一元管理する情報。税や社会保障の負担と給付の各種情報を補足できるマイナンバーは、政府・財界にとって熱望する経済優先の制度。メリットなし、リスクは大きい。成りすましは多発し、医療改悪。国民監視の社会。5から10年後を想像してみればいい」。
 マイナンバーと同様の「共通番号制度」を導入する韓国やアメリカでは、漏洩・流出、なりすまし犯罪が多発しています。民間企業の個人情報利用がなし崩しに拡大。名前より番号、本人よりもカードが信頼される社会。金のあるなしで患者を差別する医療提供体制に―。

 知念さんは「私たちは何をすべきか?」と問います。
 「マイナンバーの施行・運用の阻止、すくなくとも延期の要求はすべき。そのための運動をしましょう」「マイナンバーは持たない、作らないは最大の抵抗。制度の形骸化、普及させない運動を伝えること、それが行動したことになる」。
                                              (瀧川 恒夫)




 国の徴税をすすめる体制づくり 民商を弾圧

■建設横浜「税務行政学習会」 ■ 2015/10/28

 倉敷民商弾圧事件の報告と税務行政の学習会が10月28日、本部会館で行われました。

 事件の経過は、鈴木猛・日本国民救援会事務局長によると、「13年5月、国税局がA建設(当時、民商会員)の法人税法違反(脱税)容疑で、A建設や民商事務所、担当事務局員Bさんの自宅を捜索。14年2月、Bさん含め民商事務局3人を脱税ほう助で逮捕、起訴(A建設社長夫妻は逮捕されずに在宅で起訴)した」というもの。
 「Bさんは法人税脱税を手伝った」と検察は主張するが、弁護団は「社長夫人の読み上げる数字を入力しただけ」と主張する(そもそもBさんは謝礼を受け取ったこともなく、動機がない)。
 1審はA夫妻と民商事務局2人に有罪判決が下され、控訴審判決が12月指定されています。

 この事件をどう見るか? 鈴木さんは、「事件は冤罪であり、国による民商への弾圧である」といいます。
 通常、脱税の捜査は捜査二課や生活経済課などが行う。生活保護制度の切り下げに反対する全生連等の事務所への家宅捜索(2013年)、消費税8%増税に反対する倉敷民商への弾圧(2014年)の捜索は公安警察が担当した。狙いは、運動の萎縮と組織の弱体化。「多くの国民は、納税の権利や新制について教育をうけていない。民商を弾圧する一方で、国の徴税をすすめる体制づくりがすすむ」と鈴木さんは指摘しました。
                                              (瀧川 恒夫)




 建前で職人技を披露 工作教室は申込殺到

■第36回よこはま技能まつり ■ 2015/10/25

 職人技を披露しようと「第36回よこはま技能まつり」が10月25日、横浜スタジアム隣の横浜公園で開かれ、30を超える組合団体が参加。実演や展示、相談、直売などが行われました。

 横浜市連は職業訓練生の公開授業として建前を披露。木造2階建て在来工法の骨組みが2時間余りで建ち上がったのを見て、感心していた外国人の親子は「これを一日で壊しちゃうんですか?」と残念がっていました。

 職訓生の作品や継手仕口の説明展示にも関心を寄せていました。本立てや木箱、簡易イスなどの工作教室も人気。竹とんぼ作りは、幼い女の子が指導員の手を借りて竹を削っている姿を見るお母さんの笑顔が印象的でした。

 受付を担当した尾形さんと小田島さんは、「工作教室のイスづくりは申込殺到で、早々終了。すのこづくりや竹とんぼも行列です」と声を弾ませ、この時点で合わせて83人が応募している申込ボードを差し出しました。
                                              (瀧川 恒夫)




 自由工作が人気 順番待ちも

■「健康まつり」 ■ 2015/10/25

 神奈川診療所や新婦人の会、保育園、建設横浜など地域の民主団体が10月25日、「健康まつり」を開きました。会場となった神奈川診療所前の神奈川通東公園は、日曜日の日中大勢の人たちで賑わいました。

 神奈川支部は早朝から、10を超すブースのテント組立てに協力。メインステージも設置しました。

 各団体の模擬店などのなか、神奈川支部は「木工教室」を開き、子どもたちが木っ端を組立て自由に工作するのを応援。広げた作業スペースのシートはぎっしり埋まり、順番待ちの行列ができました。
                                              (瀧川 恒夫)




 工作教室に笑顔 体験コーナーも行列

■西寺尾小学校「工作教室」 ■ 2015/10/16

 神奈川支部は10月18日、西寺尾小学校で「工作教室」を開催。家族ぐるみ60組の児童が作る木工作品製作の手助けを行いました。

 作品は、ミニベンチと宝箱、カントリーラック、スライド本棚の4点。子どもたちは、朝9時の集合時刻には勢揃い。指導責任者の武田さん、川上さん、渡辺さん、中山さんが作品組立の注意点を説明し終わると、堰を切って作品作りが開始されました。

 早めに完成した児童は、竹の輪切りノコギリ体験やカンナ削り体験、左官体験に参加。行列をつくりました。
 修了証を渡された子どもたちは、作品を手に笑顔を振りまきました。
                                              (瀧川 恒夫)




 一人ひとりの行動が大きなうねりに

■かながわく九条の会「かながわくピースフェスタ2015」 ■ 2015/10/16

 「かながわく九条の会結成7周年のつどい」が10月16日、東神奈川・かなっくホールで開催され、音楽と講演のひとときを過ごしました。

 元朝日新聞のジャーナリスト・伊藤千尋さん=写真=は、「戦後70年 世界は今、9条に注目している」をテーマに記念講演を行いました。
 安保法案が可決され、いま、70年守り続けた平和が脅かされようとしています。この危機的状態で日本は世界から何を学ぶべきか、伊藤さんは語りました。

 中米に位置する小さな国コスタリカ。日本と同じ平和憲法を掲げている唯一の国です。
 この国の教科書にこんなことが書かれています。「戦争がなければ平和、とは言えない。差別や貧困、領土問題など戦争につながるものが世の中にはある。そういったものを排除してこそ本当の平和だと言えるのだと」。それを学ぶため、小学校から憲法を学び、子どもであっても憲法違反があれば国を訴えることができます。憲法は自分たちのためにある、ということを幼いうちから学ぶ機会を与えられているのです。

 また、ドイツではナチスを永遠に拒絶し、終戦記念日の5月8日を「民主主義の日」と名づけ、戦争に欠かせない「鉄と石炭」をドイツとフランスが共同管理することを決めました。それが、現在のEUという政治の共同体につながっていき、ドイツは今、EUの中心となっています。
 今の日本はどうでしょうか。安保法案が通り、アメリカに追従し、教育や福祉を削り、それを軍事にまわしています。「そういう国に私たちの日本をしたいのか、それとも、「自分たちの平和を守り、周りの国にも平和を訴えていく、みなさんどっちがよいと思いますか」と伊藤さんは訴えかけます。

 多くの人が「社会はそう簡単に変わらない」と考えています。しかし、社会を変えるためには、けっして過半数の人たちを動かす必要はないのです。「必要なのは、15%の人達を動かすこと。全体の15%、少ないようですが日本で言えば約2千万人。これだけの人が動けばかなり大きな動きに見える」と、伊藤千尋さんは断言します。現在、政治に関心がないと言われてきた若者たちが、自分たちの未来を守るため動き始めています。

 そんな学生団体(SEALDs)の人達が、自分の信じる正しさに向かい、勇気を持って孤独に思考し、判断し、行動することが大切だと訴えています。仲間を募る必要はなく、私たち一人ひとり小さなことでも行動することが、いずれ大きなうねりになり、平和を繋げていく力になるのではないでしょうか。
                                              (牛山 祥子)




 戦争法の廃止へ2講演 神奈川区のつどい

■「戦争法の廃止をめざす神奈川区のつどい」 ■ 2015/10/01

 「戦争法の廃止をめざす神奈川区のつどい」が10月1日、神奈川公会堂で開かれ、ジャーナリストの渡辺充さんと山下基之弁護士による2講演がありました。主催は、神奈川区・安全保障関連法の廃止を求める共同委員会。

 渡辺充・元神奈川新聞論説副主幹は、「オール沖縄とは」をテーマに講演しました。

 翁長雄志氏が2014年11月の沖縄知事選挙で、約10万票の差をつけて現職の仲井真弘多氏を破った。翁長氏は自民党員で那覇市長だったが、仲井真氏が辺野古埋め立てを承認したことを不満として立候補、これに共産党、社民党、社大党など、革新政党が賛同、党派を超えて「オール沖縄」体制を確立した。翁長氏は選挙中、「イデオロギーよりアイデンティティ-」と訴えた。

 2013年1月、沖縄41全市町村の代表が、オスプレイの配備撤回と普天間飛行場の県内移転断念を求めた「建白書」を安倍晋三首相に手渡した。この「沖縄の総意」を安倍首相は一顧だにしなかった。その前日、日比谷でデモ行進した沖縄代表団に、歩道から浴びせられたのは、「琉球人出て行け」というヘイトスピーチであった。

 基地経済への依存度は、昭和47年の復帰直後の15%から平成23年度には5%と大幅に低下していて、沖縄財界は「嘉手納をハブ空港にして観光を」と応援しているのが現状。   「沖縄『建白書』を実現し、未来を拓く島ぐるみ会議」が結成された(2014年7月)。発起人には、保革を超えた90人が名を連ねた。県内の政財界や労働、市民団体の有志や有識者たちである。

 渡辺さんは、「イデオロギーよりアイデンティティ-というのは、沖縄の自己決定権を確立しよう、という主張でもある」といいます。そして、「島ぐるみ会議は、沖縄への米軍基地の集中は社会的正義にもとる軍事的植民地状態の継続、と主張。こうした構造的差別の解消を訴えている」といいます。
 「島ぐるみ会議は、これからも沖縄の礎になるだろう」と、渡辺さんは結びました。

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 山下基之・弁護士は、「国連憲章と集団的自衛権」と題して講演しました。

 国連憲章の原則(2条4項)は、武力による威嚇又は武力行使の禁止と集団安全保障で国際の平和及び安全を維持するとある。もし、加盟国が侵略を行った場合、それは違法であり、国連が措置(39条~42条勧告→非軍事的措置→軍事的措置)を加える。

 例外(51条)として、安保理決議・措置が採られるまでの間、他国からの武力攻撃に対して、個別的自衛権及び集団的自衛権を理由として武力を行使することができる。この場合、武力行使は違法とならない。
 そもそも歴史的には国家の戦争の自由→自衛権を理由とした武力行使のみ適法という流れがあった(自衛のための戦争以外は違法。そのため、各国は戦争の理由を自衛のためと説明するようになった)。しかし、これを認めると、武力行使を行うこととなり、結果的に武力行使と集団安全保障の原則に反することとなる。

 過去に集団的自衛権を理由に行われた武力行使に、「ベトナム戦争、アフガニスタン侵攻、イラク戦争」がある。いずれも大国が武力行使を正当化するために集団的自衛権を主張した。特に、イラク戦争は完全な先制自衛攻撃であった。

 日本国憲法の原則は、武力の威嚇又は武力行使を紛争解決の手段としないことである。かつ個別的自衛以外、例外はない。とすれば、国連憲章の集団安全保障の軍事的措置にも日本は加わらないことを宣言している。あくまでも非軍事的な方法を採るとしているのである。その意味では、国連憲章の原則をも、一歩超えた理念を明示している。

 山下さんは、「国連憲章に対して、日本国憲法を優位に位置づけることこそ、国連憲章の原則を国際的に発展させることになる」と話しました。
                                              (瀧川 恒夫)




 秋の拡大月間はじまる 

■神奈川支部「組織拡大中間決起集会」 ■ 2015/09/27

神奈川支部は27日、建設プラザでの「保険証渡し」を終了したあと、近隣の食堂でご苦労さん会と「組織拡大中間決起集会」を開催しました。








                                               (瀧川 恒夫)




 保険証渡しは役員と対話 子どもたち歓迎企画も

■神奈川支部「新保険証渡し集会」 ■ 2015/09/27

 神奈川支部は日曜日の9月27日、建設プラザで建設国保加入者組合員の新年度保険証渡しを行いました。

 朝10時、組合員が続々と訪れ受付が開始。組合役員が対面で応対しました(写真)。聞き取りアンケートでは、組合員の登録状況や仕事の状態など再確認が行われ、また役員からマイナンバーと市連共済に関する確認事項が説明され、組合員やその家族に新保険証が手渡されました。

 会場は、健康測定や自動車・工事保険相談、子ども向けに綿菓子やシールくじなどのコーナーが設けられ、保険証渡しを済ませた方たちが立ち寄りました。

 健康コーナーは建設国保の職員が協力して、体力測定や血管年齢測定、乳がん触診、骨密度測定などを実施。握力測定のあと片足立ちに挑戦した沼田さんは「目をつぶって片足で立つのって大変」と笑いました。

 ゆかり保険の内藤さんは、自動車保険と工事保険の相談に応じました。10月から変更になる自転車傷害保険・賠償保険の質問も受けていました。

 家族連れでどうぞ、ということで「子ども向け」ブースは青年部が担当しました。綿菓子は注文があると東さんがすぐに作って手渡しました。そして、子どもたちはシールくじに挑戦して一喜一憂しました。



                                               (瀧川 恒夫)




 海鮮バーベキュー落花生掘り 秋を満喫

■神奈川支部「秋のバス旅行」 ■ 2015/09/20

 神奈川支部は20日、千葉県房総方面をバス2台で訪れ、初秋のひとときを満喫しました。

 支部恒例の「秋のバス旅行」は87人が参加。道の駅「富楽里」で地元の産物など目の保養をしたあと、昼食は海鮮浜焼きで舌鼓。腹ごなしと仮眠のバスは一路、海苔製造工場へ。陽気な主人に乗せられて、土産物に手が伸びる。最終ポイントは、落花生掘り。畑を踏入り、背丈40センチほどの苗木を幼児が引き抜くと、若いお母さんは満面の笑みを浮かべ、落花生豆を根から解しました。

 参加者の多くは、「海鮮バーベキューはお腹いっぱいでした」「落花生掘りは楽しかった」と話していました。
                                               (瀧川 恒夫)




 安全保障関連法案の採決強行、成立に強く抗議する

■勝野圭司・全建総連書記長 「書記長談話」 ■ 2015/09/19

 本日未明、安倍政権と自民・公明の連立与党は、集団的自衛権の行使を前提とする新たな安全保障関連法案について、参議院本会議での採決を強行し、成立させました。

 憲法学者や元裁判官など多くの専門家が憲法違反を指摘し、国民多数が反対、または慎重審議を求めるなかでの採決強行は、民意をふみにじる政権・与党の横暴であり、戦後70年間の平和国家としての日本の歩みに逆行する暴挙です。

 この間の国会審議を通じて、自衛隊の武器使用の拡大、戦闘地域での兵たん活動、米軍との一体化など、同法案の違憲性、危険性が鮮明となりました。さらに、統合幕僚監部が法案成立を先取りし、米軍との共同作戦の具体化やPKO派遣部隊の運用を計画するなど、自衛隊制服組の暴走も明らかとなりました。

 加えて、集団的自衛権行使の説明で例示した「邦人輸送中の米艦防護」「ホルムズ海峡の機雷掃海」が破たんするなど、政府側が答弁に窮し、参議院だけで100回以上審議が中断するなど、立法根拠さえまともに示せない政府の姿勢に、国会審議が進むほどに反対世論が広がるという事態となりました。

 報道各社の直近の世論調査でも、安保法案に「反対」は半数を超え、「国会での議論は、尽くされたとは思えない」との答えも8割近くに上るなど、議論も十分尽くされたとは言えない状況が示されています。国会周辺、そして全国各地で集会や行動が繰り返し取り組まれ、多くの市民、青年や学生が法案に反対の声を上げ続けています。

 全建総連は、こうした状況のもとでの採決強行、成立に強く抗議し、同法の廃止をもとめて運動を強めるとともに、憲法労組連の「憲法9条を守る署名」など平和を守る取り組みを、広範な国民世論に依拠して進めていきます。

                 http://www.zenkensoren.org/ (全建総連ホームページより)




 メリット一杯 インフルエンザ補助金も

■神奈川支部「拡大速報2」 ■ 2015/09/18
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                                           (金澤 拓也)




 「せめて病気の時は!」と建設国保を

■建設横浜「組織活動者会議」 ■ 2015/09/13-14

 「建設労働組合の役員の任務と役割-建設労働組合の歴史に学んで」をテーマに、大江拓実・全建総連前書記次長は講演しました。

 大江さんは、大門実紀史書記長が参院議員に転身したあと、東京土建で5年間、書記長を務めた。「建設産業をどうにかしたい。共済制度を何とか自前で、と作った。当時、組織減少傾向のなか、また、零細企業の適用は難しかったが、法人は17、8年前に厚生年金を適用させた」と、当時を振り返った。

 「今あらためて、戦後70年という時期を、私たちはどう生きるのか。東京大空襲から立ち上がり、物の貸し借りをして生きてきた。そういう時代を忘れる社会になるのか。組合幹部の任務と役割を話したい」と切り出した。立憲主義を否定し解釈で改憲に踏み出した安倍政権。元法制局長官や憲法学者、元最高裁長官など多くの批判を無視し続ける与党戦争法案。3年前のアーミテージレポートに、①集団的自衛権②米軍と自衛隊の共同行動③武器輸出など安保法制の原型が明らかにされている。

 「先輩たちの苦労があって今の組合がある」と、大江さんは戦前からの歴史を話した。
 親方から金を借りて病院に行った。「せめて病気の時は!」との要求で建設国保をつくった。「仕事よこせの、失業反対などの職安闘争」「二級建築士」「けい肺法」「職人から事業税を取るなの運動」の前進のなかで、「組織を分裂させない。組織の団結を守る」「要求を一致させる」「組織の前進は要求実現の大きな力に」、そのための組織建設をはかった。

 「歴史の上に立った確信は、例えば、川崎市や相模原市、厚木市の公契約条例。アスベスト訴訟では、神奈川の運動は全国の訴訟に大きな役割を担ない広がった。いま全建総連61万人で神建連は54、831人。全建総連75万の時は48、844人で6、067人増やしている。建設横浜は全建総連で13番目の組織数。大きさ、団結した力、要求実現の確信と展望をもった組織づくりをしている」。
                                               (瀧川 恒夫)




 本来の役割発揮を強化する月間に

■建設横浜「組織活動者会議」 ■ 2015/09/13-14

 建設横浜本部は13日、組織活動者会議を箱根で開催。170人の参加者は、「建設労働者の暮らしや悩みに寄り添える労働組合本来の役割の発揮を強化する月間にしよう」と決意を固めました。

 神建連の氏家書記長は、「立法根拠のない戦争法案の審議はボロボロ。最後まで運動を進める。労働者切り捨ての派遣法。時間的制約を取り払う残業代ゼロ法案が待ち構えている。マイナンバー定着をねらう軽減税率ではない消費税増税案。来夏参院選は、忘れてはいけない」と挨拶しました。

 神田横浜労連事務局長は、「7月の労働相談は160件。安倍政権になってパワハラは増え、賃金は下げ止まり、実態は酷くなっている。労連は地域に根づき、声を吸い上げて組織拡大を進めていきたい」と話し、連帯を強調しました。

 初日。全建総連の大江拓実前書記次長は、「建設労働組合の役員の任務と役割-建設労働組合の歴史に学んで」をテーマに講演。吉良書記長の基調報告。今井組織部長は、「秋の組織拡大月間」の方針を提案しました。青年分散会を含めて5つの分散会は、課題と展望、支部の取り組みなどについて、意見を出し合い深めました。

 2日目。神奈川県下4建設職業訓練校の紹介DVDを鑑賞。佐藤幸樹・埼玉土建賃金労働対策書記は、「建設労働組合がめざす建設業の未来像とは~労働協約を締結するための労働運動」と題して講演。吉良書記長は、全体会の意見をまとめ。各支部と主婦会、青年部は決意表明。塚本副委員長の「団結がんばろ~」で閉会しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 「まともな賃金よこせ」 県に具体的施策迫る

■「神建連9・9賃金引上げ生活危機突破総決起集会」 ■ 2015/09/09

 台風の影響で強い風雨が吹き荒れる9月9日、県下から1000人の仲間が横浜市中区の関内ホールに集結。「神建連9・9賃金引上げ生活危機突破総決起集会」を開催し、要求実現に向け気勢をあげました。

 建設労働者のおかれている実態は、まともな社会生活を継続して行えない状況にあります。年収は4人家族で400万円に達していません。大手建設企業が10数年にわたって建設労働者の賃金を下げ続け、下請をいじめてきた結果、若年労働者と地域建設業者は減り続けています。

 「まともな賃金をよこせ」、「社会保障と建設国保を守れ」、「消費税増税はやめろ」、「戦争する国づくりを許すな」など、これらの要求は今すべての労働者共通の要求となっています。

 神建連(神奈川県建設労働組合連合会)は9月2日、こうした切実な要求の実現を求め神奈川県に要望書を提出し交渉を行いました。交渉では、おかれている実態をリアルに伝え、県に具体的施策を強く迫るものとなりました。
                                               (瀧川 恒夫)




 みんなで止めよう! 安保法案。 鳥越俊太郎さん訴える

■「みんなで止めよう!安保法案 9・6かながわ緊急大集会」 ■ 2015/09/06

 衆議院で強行採決された「戦争法案」は参議院に舞台を移し、政府与党は9月半ばには法案を上げようと目論んでいる。「みんなで止めよう!安保法案 9・6かながわ緊急大集会」は9月6日、横浜市神奈川区の反町公園で開催され、6000人の参加者で埋まった。集会後、パレードは沢渡公園と六角橋方面の二手に分かれ、沿道に「戦争法案廃案」のシュプレヒコールを繰り返した。横浜弁護士会主催で日本弁護士連合会と関東弁護士会連合会が共催した。

 ジャーナリストの鳥越俊太郎さんは、ルドルフ・ヒットラーを文字ったアベドルフ・シンゾウのプラカードを会場で指さし、国民をファシズムに導く元凶と指摘。「アベを国民は許さない」と強烈批判した。澤地久枝さんとの発案で、俳人・金子兜太さん直筆の「アベ政治を許さない」のプラカードは全国に広がっていることに「嬉しい」と話した。
 鳥越さんはイランテヘラン駐在でイスラム教を身にしみた体験をしていて、彼らの危うさを危惧した。世界は東西冷戦後、アメリカ一強時代。世界中、貧富の格差が開き、テロリズムの温床となった。虚偽理由によるイラク戦から、同盟国イギリス、フランスなどでの自爆テロが世界中でおき、今や世界対立の構造となった。鳥越さんはISの行為を肯定しないと前置きしながら、後藤健二さん事件以来、「日本は我々の敵となった」と見られつつあることで、後方支援を手伝ったら正に認定されるだろう。米側と友だちと見られたら、テロ行為を仕掛けてくるだろう。その見方は、「国会で発言したが反応が薄かった」。
 参院採決可否数は、微妙。「廃案をつくりだすため、皆さんの力が必要です。立ち上がって、止めさせましょう」と訴えました。

 漫画家で作家の石坂啓さんは、「アベさんに『私たちの話を聞け』と言ってもダメ。憲法学者や法制局長官、元最高裁長官が違憲と言っても一つも聞いていない。アブラゼミに正当を言っても、ジージー鳴くだけ」と扱き下ろした。「あの人は平和憲法が間違っている、と思っている。岸信介元総理の膝の上で、聞く耳持たない爺さんが格好いい、と思っていた。自分たちはそんな人に数を与えた。憲法を変えるのは今しかないと考えている」。
 「アベは、自衛隊員の死に方を考えている。報道機関を動員して棺を美化し、『それ見ろ、だから正規軍をつくって正解だったろう』と――」「国民を舐めるのもいい加減にしろ。もう、まともな話しは通用しない。廃案しかない」。

 「安保法制に反対するママの会@神奈川」の鈴木法子さんは、「安倍内閣は武器輸出を認め、武器3原則を変えた。70年間続けてきた社会を変えるのを国民の6割は望んでいない。マーティン・キング牧師は『沈黙にも責任を持て』と言った。あの時反対しなかった後悔したくない。8月30日、12万人集会のその1人として参加した」と話した。子育ては容易でない。命の尊さを思う。「僕たち、戦争に行くの?」と言われた。「子どもたちに不安を持たせたくない。私たちは、反対します」と、きっぱり語った。

                                               (瀧川 恒夫)




 未加入者を紹介してください

■神奈川支部「拡大速報1」 ■ 2015/09/01

                                           (金澤 拓也)




 「戦争法案ノー!」神奈川区からも声

■「戦争法案ノー!」集会&パレード ■ 2015/08/30

 「戦争法案ノー!神奈川区からも声を上げよう」と8月30日、神奈川区反町公園で集会が行われ、300人の賛同者がさまざまな立場を超えて集結。マイクを握った参加者は、「廃案に追い込もう!」と訴えました。
 参加者は「戦争させない」「子どもを守れ」「憲法守れ、未来を守れ」とシュプレヒコールを上げ、六角橋までデモ行進しました。

 勝又恒一郎元衆院議員(民主党)は、「戦争知らない人ほどイキがる」と安倍政権を痛烈批判しました。

 太田幸江さん(市民自治をめざす神奈川)は、「子や孫を戦争に送らせない。その思いで市民活動している。アベ、アンタが行くならやれ!」と廃案を求めて強い決意を示しました。

 高校教師でもある小林孝生さん(かながわく九条の会事務局長)は、「教科書で教えていることをやらない、憲法守らない首相はいらない。教え子を戦場に送らない」と訴えました。

 宮岡さん(新日本婦人の会)は、「戦争する国にしない一点で集まった力、全国の人と繋がる。愛する人を戦場に送らない。戦争法案廃案まで頑張ろう」と呼び掛けました。

 畑野君枝衆院議員(共産党)は、「集団的自衛権は行使できないという政府見解を一変。クーデターと同じ。平和を求め、神奈川区から発信しよう」と話しました。

 保育士をしている川島さんは、「子どもたちを戦地に送らせない」。

 高齢の婦人は空襲体験を話し、「なぜ反対しなかったのか。婦人参政権がなかった。いまは自分の意思で何でもしゃべれる。平和のために諦めちゃいけない」と力強く語りました。

 区外からの参加者は、「この集会は全国300カ所でやっている。馬鹿な総理がいたから日本が良くなった、と言われるまで運動したい」。

 区内在住の弁護士は、「権力が怪物に為りかねないからクサリをしている(立憲主義)。右手のクサリを外したら、今度は左手。そして、両足を外す。核兵器を持ちたいという流れは絶対許さない」と怒りを込めて話しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 安保関連法が憲法9条の平和主義を破壊する

■かながわく九条の会「STOP!戦争する国づくり」第3回学習会 ■ 2015/08/28

 「憲法違反」の戦争法案をみんなの力で廃案に追い込もう~憲法学者はなぜ「戦争法案」に反対するのか。かながわく九条の会は8月28日、「STOP!戦争する国づくり」連続学習会3回を神奈川公会堂で開き、参加者30人のなか永山茂樹さん(東海大学法科大学院教授)が講演しました。

 永山さんは、「ベトナム戦争・アフガンで有志連合の韓国はアメリカに手伝えと言われ命を落とし、一般市民の命を奪った。日本は同じ立場だが、憲法九条があったから行かずに、命落とさず、殺すことはなかった」と日本国憲法平和主義の存在意義を強調。

 日米安全保障条約の詳細を決めているのが、日米ガイドライン。第1次は「東西冷戦、ソ連の脅威」で日本有事への対応。第2次は「朝鮮半島核危機」を背景に半島有事への対応。今回の第3次は、「中国の脅威」を背景に日米同盟の活動範囲をさらに拡張する。
 安保関連法は、日米同盟を強化し、自衛隊を「どこでも、いつでも、なんにでも」使おうとする第3次日米ガイドラインと連動。安倍首相は米議会で約束している。

 集団的自衛権は、戦争の連鎖を無限に広げる。「第1次世界大戦を考えれば平和に為るとは思えない。第2次大戦でも、日独伊と英仏米で拡大した」。
 存立危機事態において集団的自衛権に基づく武力行使として、機雷掃海の事例をあげ、その矛盾を話し、軍事的衝突で死者が予測される危険性を指摘しました。また、多国籍軍を支援して、「『攻撃があれば逃げる(帰国する)』と宣言する軍隊ほど攻撃対象になりやすい」と話しました。

 通常国会で安保関連法案を審議未了・廃案にさせること。そのための世論形成として、「平和主義の立場で世論を形成することがもっとも重要」と、永山さんは話す。
 「そのために、安保関連法が憲法9条の平和主義を破壊することを、もっと伝えていく」。
                                               (瀧川 恒夫)




 平和を望む静寂の長崎に感動

■建設横浜「平和のつどい」 ■ 2015/08/27

 建設横浜は25日、「平和のつどい」を建設プラザで開き、原水禁世界大会の参加者から体験が報告されました。

 「感動的なシーン」をほとんどの参加者は、「11時2分の黙祷の瞬間」をあげました。
 武田さとみさん(書記)は、その時のことをこう述懐しています。 「70年前も今日と同じようにセミの声が響き、ジリジリとした暑さだったんでしょうね。爆心地まで歩きました。会場付近は、大勢の人たちのデモやざわめきで賑やかでした。11時2分。『黙祷』の声に、ピタリと音が止みました。長崎全体が、平和を望む静寂に包まれました。感動しました」。
 日本被団協代表委員で、2015年ノーベル平和賞受賞者に推薦された、長崎の被爆者谷口稜曄(すみてる)さんは,、開会式で証言しました。焼け爛れた背中の皮膚の治療を受ける稜曄少年の姿は誰の目にも焼き付いています。当時、辛くて死を望む人がいるなか、谷口さんは「被爆体験を語ること」を選び、「語り部」になったといいます。
 参加者は、「被爆伝承者が少なくなってしまったこと」を危惧し、「少なくとも、この3日間の体験を皆に伝える」と想いを新たにしました。
 「戦争の怖さを知り、勉強になった。ぜひ、若い人は行くべきだ」と初参加の人は口を揃えて語りました。
                                               (瀧川 恒夫)




 大盛り上がりの青年部納涼会

■青年部「納涼会」 ■ 2015/08/26

 神奈川支部青年部恒例の夏の納涼会が8月22日、横浜そごうの屋上ビアガーデンで行われ、青年部11名が集まり、夏の疲れを吹き飛ばす勢いで盛り上がりを見せました。

 大会方針の「青年部会への参加者を増やそう」を実現すべく、今いる部員同士の交流と参加の呼びかけに重点を置きました。
 大会参加者を上回ることはできませんでしたが、部会後の懇親では、今度自宅の建前を行う部員が呼びかけを行ったり、互いの仕事の状況を確認をしたりしていました。
                                               (金澤 拓也)




 「原爆は、長崎で最後に・・・」 戦争はいけない

■原水爆禁止長崎大会に参加して ■ 2015/08/23

原水爆禁止長崎大会に参加して

 「なぜ長崎に原爆を?」と思いました。初めて行った長崎の町。海のそばまで山の斜面がきていて、意外と小さい町という印象です。ウラン型とプルとニューム型の2種類の爆弾。戦争の早期終結といっていますが、「地形的な面と産業目的で実験にされた」と私は思う。投下候補地に私の生まれた地・横浜が上がっていた事。もしでそうであれば、きっと私は今、ここにいなかったのではないかと思います。
 今まで何回か原爆の写真を見ましたが、やはり、現地に行って見ると違いました。原爆資料館に展示された写っている写真や資料など、本当に凄まじいものでした。
 原爆投下の8月9日、平和公園に行きました。全国からの参加者の多さ、暑いなかでの大行進デモ、自転車などでの参加。熱気ムンムンで、広い公園も11時ごろにはたくさんの人で埋まりました。投下時刻の11時3分、黙祷。70年前の原爆で亡くなられた方々を想い、会場は静まり返りました。「ああ、私は長崎に来たんだ」と思いました。
 この3日間の体験を振り返り、「原爆は、長崎で最後にしなくてはならない」とつくづく思いました。今回、私たちの面倒を見てくださったスタッフの皆さんに感謝です。そして、私自身、この歳でいい勉強になりました。
 「戦争はいけません」
 なんとか話し合いで成らないものか。
                                               (加藤 清治)




 戦争法案廃案! 「全国100万人行動」告知 

■集会告知 ■ 2015/08/23


戦争させない、憲法壊すなの集会を、全国各地でひらき、数万規模で国会前に集い、あるいは道端で声をあげています。この運動をさらに全国的に広げ厚い層となして、自衛隊に海外派兵させないために、いまこそ力を尽くすべきとき、と思います。(東京新聞8/23夕刊)




 作り終わったときの達成感 工作教室に100人の児童 

■二谷小学校 「親子工作教室」 ■ 2015/08/23

 汗ばむ陽気の8月23日、二谷小学校で毎年恒例の工作教室が行われ、100名の児童とその家族が大勢参加しました。
 今回制作するのはベンチ、ダストボックス、ティッシュボックスの3点です。職人さんたちのサポートもありながら、お父さんやお母さんに木材を抑えてもらい一生懸命釘打ちを頑張っていました。中には親の方が真剣になって制作している場面も。また、釘が曲がったり板が割れてしまった作品を、職人さんが綺麗に直してくれ、子供たちは職人技に目を輝かせて見ていました
 早く終わった子たちの中には職人さんに手伝って貰いながらカンナ削りや左官壁塗り、竹・丸太切りに参加しました。特に竹切りは人気で、時間終了前に竹が無くなってしまうほどでした。
 作品を作り終えて子供たちは、「大工さんに釘打ちが上手と言われてうれしかった」「
作り始めは難しかったけど、お姉ちゃんと協力したらうまくできた」「去年も参加したけど今年の方が上手く作れた」と嬉しそうに感想を言ってくれました。
                                               (牛山 祥子)


 神奈川支部は23日、市立二谷小学校で「親子工作教室」を開き、組合員21人が指導員として参加。100人の児童とその家族は夏休み中の一日、木材を使った工作に汗を流しました。

 作品は、ダストボックスとティッシュボックス、ミニベンチの3点。作品作りの説明が終わると、待ちかねたように早速作業が始まりました。

 作業場所は校内の体育館。例年、館内はかなり蒸し暑くなります。早めに来場したお母さんは、「6年間毎回参加した経験から、作戦会議して風が入ってきそうな場所を選びました」と笑顔を返しました。

 作品作りに挑戦した子どもたちは、次のような感想を寄せました。
▼私は大工さんたちの大切さが分かりました。なので、これからもできることを考えて工作をやってみたい。(5年女子)
▼大工さんの釘を打つのが速かったので、びっくりしました。(5年男子)
▼親子でやると協力してるように思えるので、もっと協力してやることを増やして、友だちともっと仲良くしていきたいです。(3年女子)
▼となりで大工さんがやっているのを見て、大工さんは上手だなと思いました。(5年男子)
▼思ったより楽しくできた。けっこう時間がかかった。(4年男子)
▼4年間きていたけれども、これまででいちばんいい作品ができました。(4年女子)
▼釘が斜めに入ってしまったり、木がうまくつながらなかったりして、小さな作品なのに時間がかかって、大工さんの仕事の大変さがよく分かりました。(6年男子)
▼釘を何回も打っているうちに、釘を打つのが楽しくて、上手に最後は打ててよかったです。(4年女子)
▼家で考えてきたデザインをうまく作れました。(4年女子)
▼たすけてくれてありがとう!(1年女子)
▼毎年やっているけど、釘打ちがむずかしかったです。ぼくは今年で最後だったので、楽しんでやりました。(6年男子)
▼にがてだったけど、しょくにんさんをみて、うまくできてたのししかったです。(4年女子)
▼くぎをいれるのがすごくたいへんだったよ。(2年男子)
▼うまくいかなかった部分もあったけど、協力してつくるのはおもしろかったし、作り終わったときの達成感もあったからよかった。(6年女子)

 カンナ削りや丸太切り、左官かべ塗りなど体験コーナーに、作業を早めに終了した児童は行列し、挑戦しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 「黙ってはいられません」力を込めて署名 

■かながわく九条の会 「駅頭宣伝行動」 ■ 2015/08/19

 参議院で審議中の2つの戦争法案。国際平和支援法案(新法)と平和安全法整備法案(既存の10の法律を改正)。ほとんどの憲法学者や歴代内閣法制局長官が「憲法違反」と断じ、全国で反対の声が高まっている戦争法案。私たちは、戦争法案の「廃案」を求めています。

 戦争法案の主な問題点は、①日本が攻撃されていないのに、②戦闘地域でも、自衛隊が活動できるように。そして、③任務遂行のための武器使用も可能としているところです。

 かながわく九条の会は19日、JR東神奈川駅頭で宣伝行動を行いました。参加者は13人。1時間余りで宣伝チラシ150枚はすべて手渡されました。また、賛同署名は27筆集まりました。

 50代の主婦は、「70年間戦争しなかったのに、戦前のように変わっていくのでしょうか。子どもたちのことを思うと黙ってはいられません」と怒りを表し、ボールペンに力を込めて署名しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 『憲法違反』の戦争法案をみんなの力で廃案に 

■かながわく九条の会 「駅頭宣伝行動」 ■ 2015/08/06

 「『憲法違反』の戦争法案をみんなの力で廃案に追い込もう」とかながわく九条の会は8月6日夕、JR東神奈川駅頭で宣伝行動を行いました。戦争法反対の署名は58筆集まりました。

 日本は、70年前に終わった戦争で310万人の国民の命を失い、2000万人を超えるアジア近隣諸国の人たちの命を奪いました。戦後、「二度と侵略戦争はしない」と誓い、平和憲法を制定、学校でも平和教育を実践してきました。
 自衛隊が米軍のあらゆる戦争に参戦、軍事支援することを可能にするこの法案は、日本を「戦争できる国」につくりかえるもので、断じて許すことはできません。

 自民・公明の与党は7月16日、国民の多数の反対の声を無視して、衆議院で強行採決しました。
 いま、日本は「戦争する国」になるかどうか、瀬戸際に立たされています。この憲法を平和の危機に、若者や学者、若いお母さんたち、高校生も立ち上がり、「戦争法案反対!」の声を上げています。

 駅を行き交う人たちにチラシを手渡し、署名を呼び掛けます。参加した仲間は、ハンドマイクを通して訴えました。
 「法案を通すために大幅会期延長された国会では、参議院の審議が始まりました。参議院でこの法案を廃案に追い込むため、地域から『違憲の戦争法案は廃案に』の声を上げていきましょう」
                                               (瀧川 恒夫)




 時代に逆行 戦争を美化する歴史教科書 

■かながわく9条の会 「戦争する国づくりと教科書問題」講演 ■ 2015/07/23

 「戦争する国づくりと教科書問題」の学習会が6月25日に神奈川公会堂で行われました。神奈川支部も地域で一緒になっている運動をする「かながわく9条の会」の主催で神奈川支部から3名が参加し、全体で51名でした。
 子どもと教科書全国ネットの事務局長として、全国で講演をしている俵義文さんから、育鵬社と自由社の教科書の問題について講演が行われました。

 講演の中で、防衛省のカレンダーに触れ、毎年防衛省から国公立の学校に配られ、昨年までは災害救助関係の写真がメインであったが、今年のカレンダーでは「戦闘機や武器を持った自衛艦の写真に変わった」と報告がありました。
 教科書の問題では、歴史、公民という社会科の教科書において、出版社ごとに違いはあるのですが、明らかに時代に逆行するようなものとなり、近代では戦争による解釈が全く違うものとなっています。
 教科書は教育委員会で承認されたものしか使えず、今の教科書は中田前市長が選出した委員で、今の子どもたちがすでに使用しています。全国の自治体の4パーセントが使用され、横浜市の中学生は歴史の認識が違うまま育っていきます。
 当然、受験などにも影響が出るだけでなく、中学生という多感な時期に教わった事は、人格にも大きな影響を与えます。戦争を美化せず、過去の事実を正確に伝えていく事が重要になります。歴史から学び戦争を繰り返させないためにも、育鵬社の教科書に反対していきます。
                                               (金澤 拓也)




  「強行採決」に抗議 安倍政権を批判

■国会議事堂前「戦争法案強行採決」抗議行動 ■ 2015/07/16

 昨日衆議院特別委員会で「強行採決」された戦争法案は16日、衆議院本会議で与党自民・公明党は再度「強行採決」した。

 法案採決を抗議する人たちは16日夕、「戦争させない」「9条壊すな」などプラカードを手に続々と国会議事堂前集会に詰めかける。周辺を過剰警備する警察官が歩道を制限。集合場所にたどり着くまで時間を要した。正門前は議事堂を囲むように歩道をノボリやプラカードが並ぶ。参加者はハンドマイクのシュプレヒコールに合わせて、声を張り上げ復唱。糾弾した。
 ここに参加した野党の国会議員は、強行採決に抗議し、安倍政権を批判した。

 ジャーナリストの鳥越俊太郎さんもマイクを握った。
 【テロを触発する危惧】 鳥越さんは、「戦争はほとんど、アメリカが仕掛けた戦争ばかり。対立しているのは誰か?今や、アメリカ対テロリスト(テロリストを肯定はしないと前置き)の構図だ」と指摘。「考えたくはないが・・」と前置きして、「自衛隊が米軍と一体になり、敵と見なされると、爆弾テロが起きる可能性が大いにある」という。スペインやイギリスの例を挙げ、危惧した。その上で、「若い人たちは、政治に関心がないと蔑まれている。変わらないと思って諦めているかもしれないけど、違う。60年安保で岸内閣は倒れた。いま、支持率は下がっている。政治は国民のもの。反対の声はじわじわ効いてくる。民主主義を理解しているとは思えない安倍政権がなくなるまで闘いましょう」と呼び掛けた。
                                               (瀧川 恒夫)




 国会周辺に2万人超 広がる「反対」

■日比谷野音「戦争法案反対」集会デモ行進 ■ 2015/07/14

 15日にも安保関連法案に関する衆議院特別委員会で「強行採決」が予想される前夜、怒りに燃えた2万を超える人たちが全国から日比谷野外音楽堂に結集。法案の撤回、廃案を求め声をあげた。

 学習院大学の佐藤学教授は、「強行採決によって戦争する国へと変えようとする暴挙を私たちは断じて許すことはできません」。
 アイドルグループ制服向上委員会の木梨夏菜さんは、「国民の意見をしっかり聞いてないというのが一番で、ちゃんと聞き入れて私たちを納得させてから、政策でも何でも進めてはしい」。
 「私たちが憲法の中で持っていた専守防衛・個別的自衛権で、十分対応できることをなぜ今より危険な方向に、それから、世界は平和を求める声で満ちているのにそれをもふたをして進んでいくのか、私は納得いかないです」と作家の落合恵子さん。

 幟旗が林立し揺れ、「9条守れ」「みんなの力で廃案、廃案」「安倍政権は今すぐ退陣」・・・ハンドマイクに応えてデモ隊は復唱しながら行進する。首相官邸前交差点では、ボルテージがあがる。民主党、共産党、社民党議員が待つ国会議事堂請願所で請願すると、3党議員は声を張り上げ応援。拳を突き上げた。

 News23(TBSテレビ)の調べでは、全国各地22地点で抗議行動が行われたという。
                                               (瀧川 恒夫)




 戦争やめようという人は、いなかったのかね

■武田さん 戦争体験を語る ■ 2015/07/13

 「やめようという人は、いなかったのかね」。武田さんは、戦争体験を語り、そう憤った。

 武田信治さんは、昭和5年生まれの85歳。港北区大豆戸で生まれ育った。代々家業は大工職。亡き父の背中を見て仕事に打ち込んだ。15年間、横浜建築高等職業訓練校で教鞭をふるい、最近では、近隣小学校の木工教室や講演で、木造技法の魅力を伝えている。

 旧制8年制小学校を卒業し、学徒動員で菊名にあるアマノに就職したのは、昭和19年。工場は、魚雷の部品にあたる歯車を製作していた。材料の調達が遅れて作業が遅れることはしばしばあった。海軍の兵隊が監視にあたっているのを見て、「戦闘に向かう艦船がないんだろうな」と思った。時々、爆撃機が飛来し、工場内にある防空壕に逃れた。家では、雨樋や建具レール、鍋釜など鉄材を供出させられた。

 毎日昼夜、富士山をめがけてサイパンから飛来してきた。同級生4、5人は「お国のためにがんばろう」と特攻隊に志願した。「勝ってる勝ってる」と言われ「応援しなくちゃ・・」と思った。物資はないし勝てるのかと疑問もあったが、批判すれば憲兵に引っ張られる。小学校に武器がある。軍事教練もやらされた。

 東京大空襲は、昭和20年3月10日。横浜大空襲は5月29日だった。南太平洋パラオからB29爆撃機、硫黄島から戦闘機グラマンが飛来。「空は、真っ暗。光も射さなかった」。搭乗員の顔が見えるくらい低空を飛行して機銃掃射。武田さんは工場内の防空壕に避難した。菊名の山には高射砲があったが、「撃つんだけど、当たらないんだよな」。邀撃するわけでなし反撃できないなか、朝8時から夕方4時まで、絨毯爆撃で市街地を焼け野原にした。

 会社の指令を受けて武田さんは翌日、被害状況を見て回った。近隣も点々と延焼はあったが、東白楽あたりから港方面は凄まじかった。家の倒壊延焼、電柱、市電なぎ倒され燃え、焼ける死体を見ながら歩いた。「水を求めていたんでしょうね」。焼けただれ真っ黒になった死体が重なり合っていた。

 8月6日に広島に新型爆弾が落とされたというのは、噂で伝わってきた。明日、天皇陛下の放送があるって、「勝たなきゃいけないって言うのかなあ」と思った。放送は何を言っているのか分からなかったが、戦争が終わったんだと知らされた。

「殺し合いは、絶対にやってはいけない。とんでもない話しだ。平和に暮らさなくちゃだめだよ」 「平和に。戦争ごとはだめ。若者が行く。犠牲がないなんて事ない。二度とやるもんか」。
 武田さんは、自らの戦争体験を訥々と語り、その教訓から「だめ」を強調する。「今度の内閣はいけない。何を考えているのか。よその国を手伝うなんて、侵略戦争だよ」「憲法解釈を変えて戦争するなんて、しちゃいけないんだよ」。
                                               (瀧川 恒夫)




 選択迫られている 法人事業所社会保険

■神建連「全県組織活動者会議」 松尾社保対部長講演 ■ 2015/07/12-13

 社会保険加入対策の目標年限まで残り2年となり、業界をあげた取り組みが進む中で、建設労働者の賃金・単価の大幅引き上げの課題は、まさに正念場を迎えています。
 松尾社保対部長は、「全建総連「法人対策の手引き」をテキストに説明しました。

 「法人事業者対策」とは、組合加入・未加入を問わず、中小零細の法人形態をとって建設業を営む事業所の、事業主と労働者に対して、組合がどう働きかけるのかということです。

 なぜ法人事業者対策が必要なのか?―建設業者の8割は法人事業所だからです。
 多くの零細事業所と労働者がいま、社会保険の選択を迫られています。事業所にとって社保加入は負担増に直結し、一方、未加入のままでは従業員を失い、契約からも排除されるリスクをはらみます。また、労働者にとっても保険料の負担増はもちろん、場合によっては現場からの排除で仕事を失うという、深刻な問題につながりかねません。

 テキストでは、事業所への働きかけを強める材料として、訪問ポイントや取り組み方など教訓をあげて説明し、働きかけをすすめています。
                                                (瀧川 恒夫)




 徴兵なくても徴用。戦争に駆り出される危険

■神建連「全県組織活動者会議」 小澤隆一さん講演 ■ 2015/07/12-13

 小澤隆一さんは、「建設労働者と憲法9条―安倍政権の戦争法案・改憲策動に抗して―」をタイトルに講演しました。

 はじめに、高村自民党副総裁発言を取り上げ、「字面にこだわる。職人としての憲法学者への挑戦だ」と批判。「情勢が生まれつつある。国民の力で廃案に追い込もう。そのために学習しよう」と呼び掛けました。

 集団的自衛権は、他国の戦争に首を突っ込み他国への侵略。兵站支援(後方支援)は攻撃目標になり、平時での軍事協力でも「武器守るための武器使用は容易に武力行使に発展する」と指摘する。建設労働者にとっての怖さは、徴兵なくても徴用。戦争に駆り出される危険がある。自分たちの問題として「戦地に送らない」気構えが必要と強調しました。

 小澤さんは、「この法案は廃案にできると予感している」と笑う。60年安保の再来だが、まだ衆院序盤戦だ。若い人たちが立ち上がっている。全国で反対決議が起きている。何より理屈がある。この法案を廃案にすれば、改憲策動を阻止できる。

 この暑い夏に、「国民の平和と暮らしへの思いを政権・与党にぶつけよう」と力を込めました。
                                               (瀧川 恒夫)




 社保問題解決し拡大行動へ

■神建連「全県組織活動者会議」 ■ 2015/07/12-13

 神建連は12~13日、熱海後楽園で「全県組織活動者会議」を開催。参加者は、秋の拡大月間の取り組み方針を確認し、意思統一しました。

 初日、氏家書記長の基調報告と小澤組織部長の「秋の拡大月間の方針」提案を挟んで、小沢隆一さん(東京慈恵医科大学教授・憲法学)と全建総連の松尾社保対部長の2つの講演がありました。
   *小澤氏(「建設労働者と憲法9条―安倍政権の戦争法案・改憲策動に抗して―」) *松尾社保対部長(「全建総連「法人対策の手引き」学習)
 後半、各地区協の意思統一で前日終了。
 二日目は、11の分散会に分かれて討議。意見集約のあと、各地区協の決意表明で終わりました。

 白田神建連会長は挨拶で、「日本はこれまで戦闘行為で一人も殺さなかった。戦争法案で若者の徴兵制だけでなく、年配者は徴用が待っている。建設業の私たちに大いに関係ある」と批判。「平和でなければ、建設業は成立しない。日本全体が動いている。思いを一つにして永田町に届けよう」と呼び掛けました。

 氏家書記長は基調報告で、「8月中に社会保険未加入問題を100パーセントやり切り、9月からの秋の拡大月間の取り組みを意気高く開始しよう」と方針を示しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 ストップ戦争法案 昼休み集会&パレード

■神奈川区革新と共同の会「昼休み集会&パレード」 ■ 2015/07/07

 安倍政権による暴走政治。とりわけ「集団的自衛権」発動の閣議決定に続いて「海外で戦争する国づくり」にむけての「戦争法」。会期を大幅に延長して成立を企んでいます。

 神奈川区革新と共同の会は7月7日午後、反町公園で昼休み集会を開き、100人余りが参加。参加者は「草の根から戦争立法に反対し、廃案に追い込もう」と声をあげました。その後、シュプレヒコールをあげながら沿道に呼び掛け、東神奈川駅頭までデモ行進しました。

 夕方にはJR東神奈川駅頭で、ビラ配布と宣伝署名行動を実施しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 「さらに大きな青年部に」佐久間新部長

■神奈川支部青年部「定期大会」 ■ 2015/06/27

 神奈川支部青年部の大会が6月27日に新横浜のせんざんにて行われました。

 大会を行うにあたり、青年部員から様々な意見が寄せられました。建設業の青年層は、低賃金と労働環境の悪化によって厳しい状況が続いています。本来若年層は産業の宝であり、技能技術の継承上必要な人材です。神奈川支部青年部の層も二十代からおり、労働者として働く仲間もいれば事業主として活躍している仲間もいます。互いに仕事の受注を行い、技術の意見交換を行い、技術を高めあうようにここ数年で大きく成長をしました。ただ酒を飲むだけの仲間でなく、次代の建設業を支えるために学習を続けていくことが大会内で確認されました。

 参加した青年部員の顔ぶれもかわり、今回初めて参加した仲間もいました。総勢24名で行い、青年部長の選出では、東部長から佐久間新部長にバトンタッチしました。佐久間新青年部長から、任期2年の抱負も含めた挨拶では、「神奈川支部の青年部をさらに大きなものし、次の部長に引き継ぐ」と元気な新任の挨拶がありました。

 今回大会に初めて参加した方からは、「こんなに真面目にやっていることは知らなかった。是非参加していきたい」との意見もいただきました。また、別の人からは、「仕事の交流もできているのにびっくりした」という感想もいただきました。

 参加した青年部員の職種は大工、内装、足場、基礎、土工、空調設備、塗装、電工など幅広い層となっています。ぜひ、毎月第三火曜日を定例とし、支部事務所で行っていますのでご参加ください。                                 
                                               (金澤 拓也)




 「戦争法案」に反対 駅頭で署名宣伝

■神奈川区革新と共同の会「宣伝行動」 ■ 2015/06/27

 「まさか戦争に行かされる?子どもたちの未来は大丈夫?」―戦争法案が国会で審議され平和憲法が脅かされるなか、神奈川区革新と共同の会は27日、JR東神奈川駅頭で宣伝行動を行いました。

 戦後70年、被爆70年の今年、私たちは「戦争はいやだ」との思いをあらためて確認しています。ところが、安倍政権は憲法9条をもつ日本を「戦争する国」に変えようと暴走しています。戦争か、平和か、日本の進路が問われています。

 命より大切なものはありません。平和であってこそ、安心して働けます。人を殺す戦争のための労働、戦争を支える仕事など,イヤです。―だから、全労連は「戦争法案」に反対します!
 「教え子を再び戦場に送るな」(全教)、
 「再び白衣を戦場の血で汚さない」(医労連)、
 「2度と赤紙を配らない」(自治労連)、
 「平和こそ最大の福祉」(福祉保育労)。
 「建設業は平和産業です」(建設労連)
 私たち労働組合は「戦争法案」に反対します。

 宣伝行動は、戦争反対署名20筆と戦争する国作りの教科書反対署名22筆、チラシは200セット手渡されました。参加者は年金者組合や新婦人、建設横浜など14人でした。
                                               (瀧川 恒夫)




 「働く者の市政」にスクラム組んで

■ 横浜市連「第15回定期大会」■ 2015/06/19

 横浜市連(横浜市建設労働組合連合会)は19日、建設プラザかながわで「第15回定期大会」を開き、新運動方針案や予算案などを採択し、新執行部を選出しました。

 二方会長は、「建設は平和産業。我々は二度と戦争に行かないと決意した。安倍戦争立法は廃案に」と訴えました。
 氏家神建連書記長は、「戦争法案の違憲性は明らか。潮目は変わった」と安倍暴走政権を批判。「労働者派遣法は供給事業にあたる。断固反対」と強調しました。さらに、「社会保険未加入問題は8月末までにはやり遂げる」と決意を示し、対県など自治体交渉は「要請行動で頑張っていきたい」と協力を求めました。

 神田横浜労連事務局長は、「辺野古新基地建設の抗議行動に対し、県民監視を公務員労組の組合員が泣く泣くやらされている。悪政を進めるところに被害労働者がいる」と怒りを顕わにしました。

 政村横浜市従委員長は、「暮らしと権利を守っているか、横浜市政は疑問だ。『市民と共に』が『人も企業も輝く』に変わった。大開発と東京オリンピックは、町場の建築職人には恩恵はない。住宅助成など『働く者の市政』に、スクラム組んで一緒に頑張ろう」と激励しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 戦争立法に異議あり 連帯して闘い

■革新と共同の会「2015年度定期総会」■ 2015/06/18

 神奈川区革新と共同の会は18日夜、神奈川区共同センターで「2015年度定期総会」を開き、一年間の運動を総括し、新たな活動の前進に向けて決意しました。

 運動方針案は、①原発再稼働反対・核廃絶・米軍基地撤退・正規雇用の拡大・保育園や老人ホームの待機者の解消・国保、介護保険の大幅減額など平和で住みよい神奈川の実現に向けて奮闘します。
②憲法改悪に反対します。
③後期高齢者医療制度廃止、社会保障制度の改悪阻止、改善の闘いを進めます。
④さまざまな学習会・レクリェーションを開催します。
⑤原発ゼロ運動に積極的に参加します。(⑥⑦⑧⑨⑩省略します)
-など具体的な活動は日程を定めました。
                                               (瀧川 恒夫)




 リフォーム依頼も数件 談笑しながら住宅デー

■「第38回住宅デー」■ 2015/06/14

  「住まいのことは頼れる地元業者へ」と全建総連「第38回住宅デー」は、神奈川県内では6月14日を中心に約200会場で開かれました。

 神奈川支部は6月14日、朝方降っていた雨も始まるころには上がり、汗にじむ晴れやかな空のなか、田中建設作業場と大豆戸町町内会館、菊地工務店の3か所で実施。住宅相談や改善アドバイスのほかにも、職人さんによる包丁研ぎやまな板削りなども行われます。

 大豆戸町会場は、町内回覧板や新聞折り込みなどで事前宣伝。開始早々、地域の方がリフォームの依頼に訪れており、「この日を待っていました」「住宅デーを毎年楽しみにしている」という声が聞かれました。

 田中建設会場では、始まる前から地域の大勢の方が訪れて、開始1時間後にはすでに80件を超える包丁などが届けられ、削り節用のカンナ研ぎの依頼もありました。

 菊地工務店会場は数日前に各個宅投函を行い、「チラシを見て」と訪れたお母さんの包丁研ぎの依頼に応えていました。

 リフォーム依頼は数件の注文。また、ハサミやカンナ、ノコギリ、まな板削りなどの依頼も例年より多数ありました。会場を訪れた方たちは、職人の卓越した技術を目の当たりにして、目を輝かせていました。

 会場を訪れる方たちは、毎年この日を楽しみしている方が多く、職人さんたちとつながりがある方が多く見受けられ、職人さん達と談笑しながら作業が行われていました。
                                               (牛山 祥子)




 諸課題への挑戦 新たな一歩始まる

■「神建連第61回定期大会」■ 2015/06/7-8

 神建連(神奈川県建設労働組合連合会)は6月7~8日、熱海後楽園ホテルで「神建連第61回定期大会」を開催し、300人あまりが参加しました。

 白田神建連会長は神建連結成60年を振り返り、「神奈川における建設労働組合の中心を担ってきた。神奈川の発展は、加盟組合の生い立ちや体制の違いを乗り越え、要求で団結し運動を進めてきた成果」と強調。「諸課題への挑戦。新たな一歩が始まる」と要求実現に邁進する決意を表しました。

 戦争法案、消費税の大増税路線、TPPの推進、原発再稼働、辺野古への新基地建設、オスプレイの配備、横須賀の原子力空母の母港の固定化など、神建連が取り組むべき課題は山積している。大会は、これらの課題に立ち向かうたたかいと、仲間の暮らしを守る運動方針を確立し、全力で進めていくことを宣言。さらに、「戦争法案」を廃案にするため全力でたたかう特別決議を採択しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 新しい変化 対応する組織づくり

■建設横浜「第7回定期大会」■ 2015/05/24

 建設横浜は5月24日、開港記念会館で「第7回定期大会」と開きました。

 二方委員長は、戦争立法が喫緊の課題になっていることを取り上げ、「憲法精神を活かした闘いを繰り広げよう」と呼び掛けました。

 横浜労連の神田事務局長は、「社会保険未加入の難問題を組織拡大で突破していったのは、組合運動の原点を見る思いでした。組合員一人ひとりへの訪問活動を学び、運動に取り入れていきたい」と挨拶しました。

 吉良書記長は、「福島原発の廃炉作業は本来建設労働者の仕事ではないが、災害現場には常に建設労働者がいる。建設業は平和産業であり、組合は暮らし・仕事・健康を守っていく。全国の政令都市で1万人を超える組合は建設横浜だけ。新しい変化に立ち向かい対応する組織づくりを進め、さらに強固な組織建設を目指していこう」と強調しました。

 大会は、「安倍政権は戦争立法を国会に提出した。存立危機事態の名の下に、政府判断一つで参戦。武器使用が拡大し、戦争へのエスカレートの危険が高まる」とし、「日本を『戦争する国』にする企てに断固反対する。反対するすべての人と力をあわせ、総力を挙げて闘う」と特別決議しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 安全・安心のまちづくり、担い手の育成

■神奈川支部「第70回定期大会」■ 2015/05/17

 神奈川支部は17日、「第70回定期大会」をソシア21で開催。70人あまりの参加者は、「地域と住民の安全・安心のまちづくり、輝かしい産業の担い手の育成に組織を挙げて実現しよう!」と決議し、運動方針案・予算案を採択しました。また、新役員を選出しました。

 中村執行委員長は、組合員訪問活動を原動力に大会現勢を超過達成した拡大月間にふれ、皆の協力に感謝しました。そして、「社会保障、アスベスト、建設国保、就労環境、平和など課題はたくさんありますが、一致団結して乗り越えていきましょう」と挨拶しました。

 瀧川書記長は重点報告のなかで、日建連が提言した「建設労働者の処遇改善」にむけた長期ビジョンにふれ、「建設技能に相応しい賃金水準や有給休暇、週休二日制の実施など本来、製造業などでは当たり前の制度の実現へすすめていく」広範な運動を展開する必要性を強調しました。

 神奈川地区労連の澤田議長は、「大変な暗黒時代になってきた。消費税は10%に引き上げ生活破壊。オスプレイの代金は、社会保障費を削減した金額。私たち働く者は労働法制改悪が進められ、貧困にして軍隊に入れられる」と危惧。「今が踏ん張り時・・」と応援しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 平和への思い 沿道の大声援

■「国民平和大行進」■ 2015/05/12

 5月12日、天気は曇り空でしたが幸いにも雨に降られることもなく、リレー旗をはためかせる心地よい風のなか、核兵器廃絶を願い東京から広島へ歩きつなぐ「国民平和大行進」が行われました。この日は、反町公園からみなとみらいを通って県庁までの道のり。6日目の神奈川の平和行進は今年も多くの人がこの運動に参加しました。

 途中、建設プラザ前では県連の仲間たち、みなとみらいではユーコープの方達がプラカードを掲げて応援。また、道行く人達の温かい声援をいただき、多くの人の平和への思いを感じました。

 今年は戦後70年の節目です。今日本は、世界でも戦える国に進んでいこうとしています。この時こそ、再び戦争・被爆の悲劇を繰り返さないために、核兵器のない平和な世界を発信していくこの行進が大きな意味を持ってくると思います。
                                               (牛山 祥子)




 「平和といのちと人権を!」みなとみらい集会に3万人

■「5・3憲法集会」■ 2015/05/03

 戦後70年の歴史を根本から変質させる「戦争法制」が第189国会において成立されようとするなか、「平和といのちと人権を!戦争・原発・貧困・差別を許さない 5・3憲法集会」が68回を迎えた憲法記念日の3日、西区みなとみらい臨港パークで開かれ、3万人(主催者発表)が参加しました。呼び掛け人のうち11人が壇上で紹介を受けました。

 80歳になるノーベル賞作家の大江健三郎さんは、「安倍はアメリカで、国会で説明したことのない、憲法を捨てようとした。日本は作り替える。アメリカの力強い味方になるだろうと言った。『でも、日本の賛同を得ていない』とハッキリ言う必要がある」と強調。「こういう集会に出るのは最後だろう。最後の言葉として、ハッキリとした意思で憲法、平和を守ろうと決意している」と反戦を訴えました。

 憲法学者の樋口陽一さんは、「彼らは先輩の戦後史をないがしろにし、自由闊達な議論を壊し、今や国防軍を世界中に送りだそうとしている」と指摘。「人類普遍の原理『天に人をつくらず、人の下に人をつくらず』をも消してしまう、勝手なスローガン『日本を取り戻そう』のキャンペーンに、『戦前に戻すな』では甘すぎる」と話し、「ひとり一人の熱気を伝えて下さい。日本、世界の未来のために力を合わせましょう」と呼び掛けました。

 作家の落合恵子さんは、「人権とは、誰にも足を踏まれない、踏ませないこと。安倍は次々に足を踏んでいる。福島の12万人は家に帰れない。沖縄は民意を踏みにじっている。他者の痛みに想像力は働かせない問答無用の上から目線。集団的自衛権は自衛でなく多衛、他国のための人殺し。若い人の未来に責任がある、と約束しましょう」と呼び掛けました。

                                               (瀧川 恒夫)




 企業権益守る武力行使に命を差し出せない 

■「憲法改悪を許さない5・3県民のつどい」■ 2015/05/03

 憲法壊憲、戦争立法の安倍政権暴走にひとり一人が声を上げようと憲法記念日の3日、「憲法改悪を許さない5・3県民のつどい」(神奈川憲法会議主催)が神奈川公会堂で開かれ、場外で聴講する人もでるなど850人が参加しました。

 青木未帆・学習院大学法科大学院教授は、「集団的自衛権と憲法9条――世界の中での日本国憲法」をテーマに講演しました。

 日米ガイドラインや外務防衛の2+2で合意され、安全保障関連法案が整備された。安倍首相の訪米で、戦後安保が抜き差しならない事態、根本的変化が起ころうとしている。例外なき事前承認の中身は全体的には誤った報道がされ、国民との乖離は甚だしい。

 どういう国になろうとしているのか?「平和のために」と言われれば否定できないから、自衛隊をいつでも、どこへでも行かせようとしている。政府が「我々の安全に影響ある」と言えば、世界のどこでも出動するようになる。同盟の米はどういう国か?企業権益のために軍隊を使える、一撃がなくとも先制攻撃が行える国。戦争する事態になるだろう。
 青木さんは、「安保法制は国民を分かりにくくしている。私たちは細かい議論に巻き込まれないで『どうやってコントロールできるの?どうなるの?』でいい」といいます。

 従来の枠組みは、憲法前文・九条(戦争放棄、不戦、武器不使用)があるから、武力行使はできない―。指標は、①自衛のためか②一体的でないかぎり、にあたるか、否か?が思考方法だった。
 これを変更して、「我が国の存立が脅かされているか?外交上・経済的に損益を得ているか?」=分からないこと、を判断指標にしていること。「1か?0か?」では、なくなった。
 中谷防衛大臣は「武力行使に当たるかどうかで判断しているのは日本だけ。おかしい」と主張している。新たな安保法制は、積み上げてきた従来の枠組みを壊す可能性が大。

 従来理論(九条があるからできない)を私たちは当たり前と思っている。憲法上、できることとできないことがある。武力によらないで解決の道をつくってきたことに歴史的な意味がある。「このことを改めた確認したい」と強調しました。

 「専門家に任せておけば大丈夫だろう」―今まで、政府と国民はそれなりに信頼感があったから、そう思い込んでいた。内閣法制局長官が代わり従来解釈を一変。シビリアンコントロール(文民統制)構成の制服組強化。ボトムアップ(下からの意見を吸い上げて全体をまとめていく管理方式)で行われてきた官庁の法案作成が、安保法案では終わっていない可能性もあり、その整合性を疑う必要がある。「日本法の秩序が信じられない不安定になる」。

 「考え方が変わってきているのではないか?」。石破元防衛大臣は、「国力に応じた外交(経済力、軍事力、武器輸出)を」と主張している。日本の防衛としての武力行使から、戦争できる国・武力行使もいとわない軍事力を背景にした外交手段。目的は戦争ではなく、必要なら戦争もいとわない、企業権益を守るため命を担保しよう―と。

 武力によらない平和は、ノーベル賞に推されるなど世界的意味をもった。憲法九条を守る文化があるから、70年間戦死者を出さなかった。その努力があって、具体的に実行してきたから平和があった。

 「どういう国にしたいのか?」
 もう、任せられない。楽観的にはなれない。
 どう法制化するのか?コントロールするか?気を配ってもらいたい。
 安保法制は国会を通らないと実現しない。正念場となる。諦めてはいけない。

 青木さんは最後に、声を張り上げ「諦めずに、頑張りましょう」と呼び掛けました。
                                               (瀧川 恒夫)




 「平和を守り安心な暮らし」 オール神奈川で 

■第86回神奈川メーデー■ 2015/05/01

 第86回神奈川メーデーが5月1日、横浜公園で行われ、神奈川支部は12人。全体で2500人が集会後、デモ行進しました。

 福田実行委員長は挨拶で、「働く人そして高齢者も含め、最低保障が切り捨てられようとしている。労働者に対しアベノミクスの恩恵はなく、労働者派遣法の改悪法案を強行し、さらに非正規労働者を生もうとしている。また、正社員の労働条件も悪化し、過重労働となっている」と報告がありました。

 県知事選に立候補した岡本一さんは県政に対して、「原発再稼働反対と神奈川特区は認めない」と、あらためて強調しました。

 86歳になる国民代表委員の方は、「戦時中、関東軍に手榴弾と青酸カリを渡され、自決を求められた。彼らは国民の生命財産を守らなかった。沖縄のようにオール神奈川で平和を守り安心して暮らせるようにしていきたい」と平和を語る元気な報告もありました。
                                               (金澤 拓也)




 最終日に9人 月間83人が新加入 

■春の拡大月間最終日■ 2015/04/15

 3月1日から始まった春の拡大月間は4月15日終了し、神奈川支部は最終日9人を含め新組合員を83人新たに迎入れる成果となりました。








                                               (瀧川 恒夫)




 「加入者を連れていくよ」 拡大報告もありBBQ

■支部キリンビール工場BBQ&拡大中間決起集会■ 2015/03/22

 透き通る好天のなか、支部恒例のキリン生麦工場バーベキューが22日、拡大中間決起集会も兼ねて行われました。92人の組合員家族が参加。若い組合員や家族連れ、法人事業所従業員など組合に顔を出す機会が少ない人も多く、新しい参加者も大勢いました。

 12時にはきっちりと集合。中村執行委員長は、「春の拡大月間の訴えと県知事選投票の呼びかけ」の開会挨拶。県会予定候補の柴田豊勝さんと市会予定候補の宇佐美さやかさんも飛び入り参加、選挙の訴えを行いました。

 お腹をすかせた子供たちが鉄板を見つめるなか、「お待ちかね!」みんなで乾杯。一斉に焼き始め・飲み始めました。

 楽しい時間はあっという間に過ぎ、散会後、神奈川支部恒例のみんなで写真撮影。子供たちも満足げな顔で写真におさまりました。
 参加した組合員から、「来月、加入者を連れていくよ」と嬉しい報告もありました。

                                               (金澤 拓也)




 JR東神奈川駅頭で署名宣伝行動

■神奈川区革新と共同の会「宣伝行動」■ 2015/03/15

 神奈川区革新と共同の会は15日、JR東神奈川駅頭で署名を求めるなど宣伝行動を行いました。参加者は年金者組合や新婦人、建設横浜など17人。神奈川支部は6人が行動に参加しました。

 「消費税は10%NO!増税はアリえない」「大幅賃金UPくらしに春」「憲法と県民を大切にする神奈川をごいっしょに」「日本のすべてのアスベスト被害の救済と根絶を求めて」「県民にあたたかい新しい知事を」など、通行する人たちに宣伝チラシを手渡し訴えました。

 2時間足らずの間に、国連に届ける核兵器全面廃絶署名は36筆、アスベスト訴訟の公正判決を求める署名は32筆集まりました。宣伝チラシは1625枚、首都圏建設アスベスト訴訟ティッシュペーパーは650枚が手渡されました。

 署名の最中には、「物の値段が上がっているのに、給料や年金が下がって生活ができない。消費税が10%になったらどうしたらいいの」と生活不安を訴える憤りの声が聞かれました。
                                               (瀧川 恒夫)




 「重税反対」に全国統一行動

■3・13重税反対全国統一行動■ 2015/03/13

 3・13重税反対全国統一行動が13日、全国で取り組まれ、神奈川税務署に向けて要請・集団申告を行いました。

 集会で中村実行委員長(支部執行委員長)は、「生活弱者からも税金を取る消費税増税は反対だ。儲かっている企業や高所得者から応分に負担してもらうべきだ」と集会の趣旨も含めて挨拶しました。12民主団体、240人の参加者と一緒に税務署まで、沿道にアピールしながらデモ行進。税務署では要請文を読み上げ、納税者の生の声を訴えました。
                                               (金澤 拓也)




 賃金引き上げを求め集会、デモ行進

■横浜労連 賃上げ集会デモ■ 2015/03/12

 賃金の上昇が物価の上昇に追いついていない実態のなか安倍政権の経済政策に反対する組合員らが12日、賃金引き上げを求める集会やデモを行いました。参加者は「全ての労働者の賃上げで景気を回復させよう」などと訴えました。

 労働者派遣法反対や残業代ゼロをやめさせようなど主張する横浜労連が主催。関内の横浜公園には約300人が参加、景気回復打開にむけて大きな声を上げました。

 集会で、澤田横浜労連副議長は安倍政権のアベノミクス経済政策の失敗をあげ、「大企業の内部留保を活用して、働く労働者に賃金がまわる仕組みをつくるべきだ」と強調。「ブラック企業をなくし、雇用確保と賃金引き上げ、働くルールを確立しよう」と訴え、政治の動きに関心を持つよう呼び掛けました。

 参加者は集会後、横浜市役所から伊勢佐木町商店街をデモ行進して「消費税増税をやめさせよう」「ワーキングプアをなくそう」「最低賃金は1時間1000円に引き上げよう」と沿道に呼び掛けました。(写真 賃金引き上げを求めデモ行進する参加者=12日、中区・伊勢佐木モールで)

 参加した建設横浜の松本書記次長は、「店の人も顔を出し、通行人も振り返っていた。みんなそう思っているんだろう。思った以上に反応は良かった」と話しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 安倍政権下の社会保障政策は?

■国保組合第92回組合会講演「安倍政権下の社会保障政策」■ 2015/03/10

 安倍政権下の社会保障政策はどうなるのか?
 中央社会保障推進協議会の山口一秀事務局長は10日、建設プラザかながわで講演しました。

 安倍首相は、小選挙区制の弊害で得た「虚構の多数」を背景に、「戦争する国つくり」「世界で一番企業が活動しやすい国つくり」を社会保障解体と社会保障制度総改悪を伴って、「憲法改正」にも意欲を示して暴走政治の継続を目論んでいます。国民との矛盾は大きくなるばかりです。

 2015年度予算案は、大企業には法人税減税、軍事費は3年連続増加で過去最高へ膨張させ、一方で介護、医療、年金、生活保護は大改悪を続け、負担増と給付削減という痛みを国民に押しつける内容で、社会保障の自然増も8300億円(概算要求額)から4200億円に抑制する一方で、軍事費は史上最大の4兆9801億円に膨らんでいます。

 3月に「医療保険制度改革法案」を閣議決定。後期高齢者医療の保険料特例軽減を廃止、混合診療に「患者申し出療養」の導入し、安全性が疑わしい治療が横行する危険性があります。
 介護報酬の削減は、介護事業所の経営に深刻な影響をもたらし、政府自体が掲げる介護職員の処遇改善や人材確保に逆行し、介護の質の低下にもつながるものです。

 山口さんは重点課題として、①憲法25条を基礎にした人権としての社会保障の実現、②医療難民や介護地獄、高すぎる国保料など実態告発を強め、改善を求める住民運動、③地域社保協の結成、再建、強化などをあげ、阿部暴走政治に地方から審判を下す機会を捉える必要があると強調しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 「楽しかった」「勉強になった」
                 新部員も同行 秋芳洞や錦帯橋  

■神奈川支部青年部 「研修旅行」■ 2015/03/08

 歴史建造物に触れながら交流を深めようと支部青年部は3月7~8日、山口県に行ってきました。一泊研修は3年ぶり。新しい部員も交わり部会で企画を練ってきました。
 書記を含め11人が参加。自然豊かな角島や時が止まっているかのような秋芳洞、石灰岩がおりなす自然美の秋吉台。そして、木造建築物で日本の三橋に数えられる錦帯橋を散見。大工や内装工、足場工など幅広い職種の目線で錦帯橋をみて肌で感じました。そして互いに継ぎや土台を観察し、まさに「ザ・職人だなぁ」と思いました。
 帰路では、口々に「楽しかった」「勉強になった」と感想を述べていました。
 神奈川支部青年部は今後も、建設産業のこれからを担う若手を中心に活動していきます。ぜひ青年部に加入し一緒に盛り上げていきましょう。
                                               (金澤 拓也)




 仲間を増やして魅力ある建設産業を! 

■建設横浜 「組織拡大総決起集会」■ 2015/02/16

 「社会保険対策総仕上げ、すべての仲間との総対話で、仲間を増やして魅力ある建設産業を!」と建設横浜は16日夜、建設プラザで「組織拡大総決起集会」を開催しました。

 二方委員長は、「年間で714人、秋の月間は457人、新年は81人の実増で迎えることができた。すでに、川崎・磯子支部は春の月間第1節を突破している。設計労務単価は3年連続で引き上げられたが、私たちには恩恵がないのが実感。諸要求実現のため県知事選は、岡本知事誕生に向け先頭に立つ」と力を込めました。

 白田神建連会長は、「設計労務単価から言えば、大工職で25、400円手にしなければいけない賃金。公契約条例は最下限を法的に縛るわけだから、政策を推進する必要があり、一斉地方選挙は重要。組織は財政問題に直結している」と強調しました。


 吉良書記長は基調報告で、「何よりも私たち建設労働者が安心して働き、暮らせる社会とするために、地域と産業で建設横浜の存在感を飛躍的に高めて行く」と、建設横浜がめざす運動の基本政策を示しました。そして、「①人間として最低限の生活を営めるセーフティーネット実現に地域から、②支部・分会が地域住民と連帯できる活動や行事の推進、③家族・仲間・地域と手を携えて、④地域労連から働く者の権利と暮らしを守るたたかいに声を上げていく」と決意を示しました。

                                               (瀧川 恒夫)




 岡本一(おかもとはじめ)さん、県知事選に立候補表明 

■岡本一さん 県知事選立候補表明■ 2015/02/15

 「安倍政権の暴走許すな!」「県民に冷たい知事ストップ!」―神奈川に春の息吹 県民にあたたかい新しい知事を―

 岡本一(おかもとはじめ)さんは15日、中区横浜文化体育館で、今春行われる神奈川県知事選挙に立候補することを表明。県政転換の5つの柱を示し、「憲法が輝き、県民一人ひとりが大切にされる神奈川県政を」と訴えました。明るい神奈川をつくる会が応援しています。

 岡本さんが政策に掲げた5つの柱は、
①医療・介護、子育て・教育などだれもが安心して暮らせる明るいまち、神奈川を
②人間らしく働ける雇用環境と中小企業振興を最優先にした経済活性化、大型開発より地域循環型の公共事業政策に
③「原発ゼロ」と再生エネルギー普及、住環境と防災を優先した安全安心のまちづくり
④女性がいきいきと輝く男女平等のまち、神奈川を
⑤安倍政権の暴走をストップし、核も基地もない神奈川を、憲法9条を守り世界に発信。

 「平和で明るい神奈川県政をつくる会」(略称:明るい神奈川をつくる会)は、神奈川労連、新日本婦人の会、神奈川県建設労連、神奈川民医連、神奈川県商工団体連合会など多くの団体で構成しています。

 神奈川県知事選挙の告示は3月26日。4月12日が投票日です。

 岡本さんは1945年生まれ、69歳。70年東京大学工学部卒、日本冶金工業(株)、かながわ総合科学研究所設立・副理事長歴任、89年神奈川労連結成に参加・副議長歴任、05・09年川崎市長選挙に立候補。現在、NPO法人かながわ総合政策研究センター理事。医療法人監事。平和で明るい神奈川をつくる会代表委員。横浜市青葉区在住。

                                               (瀧川 恒夫)




 今日的諸課題実現に邁進 60年の歴史積み重ね 

■神建連「結成60周年記念式典・祝賀会」■ 2015/01/29

 神建連(神奈川県建設労働組合連合会)は29日、横浜ロイヤルパークホテルで「結成60周年記念式典・祝賀会」を開催しました。

 白田神建連会長は60年の歴史を振り返り、「『職人に事業税を課すな』の税金闘争は、その後の日雇い健保擬制適用と改善運動、珪肺法成立、擬制適廃止と建設国保設立、税金運動や賃金運動へと大きく発展しました。組織建設では、組織拡大月間に加盟単組すべてで年2回の統一した運動として取り組み、55、000人全国3番目の建設組合を築き上げてきました」と話し、社会保険未加入問題や処遇改善運動など今日の諸要求実現に邁進しようと呼び掛けました。

                                               (瀧川 恒夫)




 旗びらきで諸団体交流 連帯の拍手

■神奈川地区労連「2015年旗びらき」■ 2015/01/27

 神奈川地区労連は27日、共同センターで「2015年旗びらき」を開催しました。

 地区労連には、建設横浜をはじめ年金者組合や県職労、市従、全国一般、郵政等が参加。それぞれの団体から現状の課題や活動が報告され、応援の拍手を受けました。

 澤田議長は今春行われる地方選挙に触れ、諸要求実現のため一致団結して頑張っていこうと呼び掛けました。
                                               (瀧川 恒夫)




 「核兵器のない世界」を実現 ニューヨークへ署名を 

■建設横浜「新春平和学習会」■ 2015/01/22

 日本平和委員会常任理事の川田忠明さんは22日、建設横浜「新春平和学習会」で講演し、暴走する安倍政権の実態を分析。秘密保護法などの法律廃止へ運動を広げる重要性を強調しました。また、「核兵器のない世界」への転換をめざし、被爆国の運動の役割を署名の力で実現しようと呼び掛けました。

 川田さんは、「戦後・被爆70年 平和な日本と世界への展望」をテーマに講演。

 安倍政権の危険な野望(―憲法を変えて「歴史に名を刻む」―)には、3つの弱点があり、①憲法改正、集団的自衛権、辺野古新基地、消費税10%UP、憲法9条など国民の激しい抵抗、➁沖縄基地問題は解決策がない、③極右閣僚の言動、を示しました。

 自衛隊法や周辺事態法など閣議決定の法整備は通常国会、地方選4月26日以降になると予測しています。武力攻撃事態法第3条は、指定公共機関(道路、航空、鉄道、放送、運輸など)の協力を明記。秘密法は日米一体で戦争するための情報統制と国民監視を目的にしていて、戦前回帰を思わせます。国民の圧倒的多数は抑止力派ではない。外交・経済・文化の重視は79%で、抑止力は9%(NHK調査2014/7/25~27)。日本を守るのは、憲法9条です。

 2014年世界大会国際会議宣言は、核保有5大国を含む全会一致で「核兵器のない世界」を実現することに合意し、そのために「必要な枠組みを創設する特別な努力をおこなう」ことを確認しました。この具体化、実践が求められています。
 「核兵器が二度と使われないようにする唯一の方法は、その全面廃絶だ」
 「核軍縮の人道的側面に関する共同声明」は12年5月に16カ国ではじまり、13年10月に日本が初めて賛同。昨年10月に155カ国が声明を出しました。潘基文国連事務総長は「被爆者の尽力のおかげで、核兵器使用のもたらす壊滅的な人道的影響が理解され・・・大多数の政府は強い危機感をあらわしています」と世界大会で表明しました。

 川田さんは、広島大会でのA・K国連上級代表の発言、「日本で始まった署名行動が数百万人分を集めていることは大きな励ましです」を紹介し、また、NPT再検討会議の準備会の発言を紹介しました。
 「ニューヨークへ署名を持って大挙して来て、再検討会議に大きな影響を与えてほしい」「総会場の改装がなったら改めて、みなさんの署名も展示したい」。
                                               (瀧川 恒夫)




 賃金引き上げ、組織拡大 春闘へ 

■横浜労連「2015年旗開き」■ 2015/01/20

 横浜労連は20日、建設プラザで「2015年旗開き」を開催しました。

 政村横浜労連議長は、「実質賃金は17ヶ月連続で下落。国民春闘路線ではベースアップを課題として作り出していく。行政は安倍政権に迎合している。統一地方選挙は、春闘と結びつけてたたかっていく。この一年間は建設労連を筆頭に、組織拡大をしっかり頑張っていきたい」と挨拶しました。

 地元の神奈川地区労連は、澤田議長ふくめ4人(神奈川支部は中村委員長と瀧川書記長)が参加しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 職人が輝く社会に 新春のつどい 

■神奈川支部 「2015年新加入者歓迎&新春のつどい」■ 2015/01/18

 神奈川支部は18日、新横浜・ソシア21で「2015年新加入者歓迎&新春のつどい」を開き、100人あまりが参加しました。

 中村執行委員長は主催者挨拶で、秋の組織拡大で68人の成果があったこと、国保予算獲得ハガキ要請への協力などに謝意を表し、そして更なる要求運動への参加協力を呼び掛けました。

 吉良・本部書記長は、阪神淡路大震災救助活動での主人公は、自衛隊や消防ではなく、建設業者だったと強調。「瓦礫倒壊で負傷者のレスキューは、自らの家族の被災をおして職人が助けた。地域の存在に欠かせない建設業者の心意気は称えられていい。他人の家は建てるが、自分の家を建てられないのはおかしい。社会を支える職人が輝く社会にしなければ・・・」と訴えました。


 畑野衆議院議員も挨拶に駆けつけました。


 新加入者は3人が壇上に上がり自己紹介。会場の歓迎を受けました。

 主婦の会は、華麗な踊りを披露。そのあと、会場は全員が参加するなど、大きな踊りの輪で包まれました。
 青年部は大抽選会を開き、商品が当たるたびに会場に大歓声が沸きあがりしました。

















                                               (瀧川 恒夫)




 国保組合予算3005.2億円 現行水準確保の見通し 

■横浜市連「2015年新春のつどい」■ 2015/01/16
                                横浜市連は16日、横浜駅西口・ホテルプラムコスモYで「2015年新春のつどい」を開き、160人余りが参加しました。

 二方会長は主催者挨拶で、「今年増勢で迎えることができた。国保組合予算は現行水準確保の見通しだが、社保を守る闘いは今年正念場になる。建設アスベスト訴訟や法定福利費獲得など課題は山積している。仲間が結集し、一致団結して要求実現していこう」と呼び掛けました。

 全建総連書記長談話(闘争ニュース55期5号)によると、政府は2015年度予算案を1月14日に閣議決定し、国保組合予算について総額3005億2千万円を計上。現行補助水準は確保との見通しを示しました。
                                               (瀧川 恒夫)




 世界に誇る日本国憲法を守り、活かす年に 

■かながわく九条の会 駅頭宣伝行動■ 2015/01/12
                                  
 かながわく九条の会は12日、JR東神奈川駅頭で毎年恒例の年頭平和宣伝行動を行いました。

 九条の会は次のように訴えました。
 ――ユニセフ(国連児童基金)は昨年末、「2014年は世界中の何百万人もの子どもたちにとって、恐怖と失望の年である」と発表。「武力衝突や紛争の犠牲になっている子どもたちを守ろう」と呼び掛けました。世界中で地域紛争を泥沼化させている軍事行動をやめさせ、対話による紛争解決をめざすことが求められています。
 その道を指し示しているのが、「国権の発動たる戦争と武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と宣言した日本国憲法九条です。
 310万人の日本国民の命。2000万人以上のアジアの人々の命を奪った15年戦争。その痛苦の反省の上に、戦争放棄をうたった日本国憲法が生まれました。いま、その価値は世界に認められています。
 今年は、戦後70年の節目の年。世界に誇る日本国憲法を守り、活かす年にしましょう。

 この宣伝行動には、建設横浜のほか年金者組合や新婦人、地区労連などのメンバー13人(神奈川支部は3人)が参加。宣伝チラシは、平和や春闘、アスベスト訴訟など訴えを200セット。署名は、核兵器廃絶が29筆、憲法改悪反対は22筆集まりました。
                                               (瀧川 恒夫)




 豪華料理とカラオケ和気あいあい 20分会が新年会 

■20分会「新年会」■ 2015/01/11

 20分会は1月11日、みなとみらい【万葉倶楽部】で奥さん、子供、孫を含め30数名が参加し、新年会を開きました。
 皆さんは三々五々に入館してお風呂を楽しみ、リフレッシュムードで開会時間には全員集合。
 宮分会長は、「今年は役員改選の年、若い次世代の人を推薦して行きましょう」と、分会活性化を訴えました。
 豪華料理とお酒で和気あいあい、それぞれに話しがはずみ、またカラオケも飛び出し盛り上がり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。



                                              (中村 雅夫)




 新しい年 光明が差すように\(^o^)/ 

■謹賀新年■ 2015/01/01

 謹賀新年



 初日の出を拝みにベイブリッジ付近に・・・

 暗雲の切れ間から光明が差しました。


                                               (瀧川 恒夫)











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